◆桂昌寺 境内のあじさい
名古屋から車で2時間ほど、岐阜県の郡上市にある「桂昌寺」は、ボタンとアジサイの名所です。
あじさいマニアのゴロマル・よっちゃんは、何度も訪問しています。
例年「あじさいまつり」が毎年6月中旬~7月中旬にひらかれます。
「桂昌寺」の紫陽花は、杉の木漏れ日のなかで、日差しの強い日でも涼しげな雰囲気です。
以前私たちがお伺いした時、平日でひと気のない時でした。
たまたま和尚さんが、境内の花のお手入れなどをされていて、
気さくなかたで、お寺の敷地内を丁寧にご案内くださいました。
まずは桂昌寺の約一万株ものあじさいのこと、見頃やまつりの内容、そしてスーパーマンの和尚さんのことを続けてお伝えします。
桂昌寺あじさいまつり2024・期間料金
桂昌寺あじさいまつりの期間
桂昌寺あじさいまつりは、例年6月中旬から7月上旬に開催されています。
2023年は6月10日(土)よりあじさい祭り開園されていました。
2024年も同じくらいの開催になるかと思われます。
※天候により若干の変動がある場合があります。
今年の詳しいことはまだ案内されていませんが、過去にはまつり用のしつらえや天井絵の公開などがありました。
あじさいまつりの拝観料
- 期間中拝観料:300円
桂昌寺のあじさいの開花や見頃
桂昌寺ではあじさいの開花は6月上旬からが多いようです。
2023年は6月5日時点で咲きはじめていて、公式サイトに直近になるとあじさいまつりの期間のアナウンスがあるはずです。
園内の木立の元で日陰になる時間も長いようで、平地より開花が遅れます。
あじさいの見頃をむかえるのは6月の中旬から。
最も見頃になるのは、6月中旬から7月上旬です。
桂昌寺のあじさいの見どころ
境内・裏山のあじさい華やぐ
◆桂昌寺裏庭
お話を伺っていると、広いお寺の境内のお庭を40年以上もご自分で手入されているそうです。
あじさいだけではなく、四季折々の花々が育てられています。
あじさいの種類は、在来のやまあじさいが多いそうですが、これから西洋あじさいも増やしていく予定だそう。
◆水戸黄門さんの杖・亀甲竹
鑑賞しやすいよう、道を整えてくださっています。
「亀甲竹」とあじさい。
亀甲竹は水戸黄門様の杖なのですって。
いろいろ説明してくださって、いちいち感嘆!
◆桂昌寺 裏庭のあじさいの群れ 石仏
約2000坪もある敷地内の、あちらこちらにあじさいが咲いています。
また西洋シャクナゲも敷地内にいくつもあり、とてもきれいでした。
お住まいの周りのあじさいは、特にお手入れが行き届いていて大輪の豊かな花を蓄えています。
◆桂昌寺 庭園
桂昌寺あじさいまつり・受付とマップ
あじさい祭り期間は、境内の入り口におまつりの受付があります。
◆あじさいまつり受付
受付がいないときは、ここに入れてくださいと箱が置いてあります。
案内のパンフレットなども置いてあります。
受付のテントにはどなたも見えなかったので、とりあえず箱の中にお金をいれて、中に入らせてもらいました。
◆桂昌寺ぼたん園案内図
◆あじさい園入り口
案内地図をみたところで、進んでいくと門がり「歓迎」されています。
中ほどに進んだところには、牛の石像がありました。
善光寺との関係があるのでしょうか??
和尚さんとお話しした時に、聞いておけば良かったと思います。
あじさい鑑賞の所要時間
ぼたん園の観賞は一周15分でまわれるそうですが、あじさいはより広範囲に植栽されているので、30分はかかります。
牡丹は5月の上旬に見頃が終わり、青葉が裏庭の一番よいところに茂っています。
花がテーマの本堂絵天井
◆桂昌寺本堂天井絵
お寺の本堂の天井には、顔料をたっぷり使った鮮やかな花の絵が描かれていました。
岐阜県を代表する日展や院展の作家さんによる、本堂の絵天井。
鮮やかな色彩の中に、あじさいも見つけました。
花をテーマにした絵天井は全国唯一だそうです。
あじさいやボタンの鑑賞期間には拝見できるはずです。
桂昌寺の駐車場とアクセス方法
桂昌寺には無料で停められる駐車場が100台分ほどあります。
アクセス方法は、東海北陸道美並ICから5分。
桂昌寺のスーパーマン和尚さんのこと
花々や木々の管理すべてを
「郡上の牡丹寺」としても有名な「桂昌寺」は、ひところは牡丹の見学者で何千人も訪れるような時期もあったそうです。
広大な庭には、牡丹、あじさい、シャクナゲのほかにも、池や竹林をはじめ様々な樹木があります。
この広大なお寺の花々や木々の管理を、和尚さんが自ら行っているのだそうです。
しかも、ご自分で重機を操り、大きくなった杉の木を切り倒したり、穴を掘ったりといった作業もなさっているということでした!
もともと柔道もされていて、現在も指導されているということで、ガッチリとした体格の方です。
◆和尚さんが指導する柔道場
お寺の和尚さんというよりも、失礼ないいかたかもしれませんが、木こりさんか土建業のおやじさんといった感じでした。
ガッチリとしたたくましい体格とニコニコとお話をされる人柄といい、なんともうしましょうか、正義の味方!郡上のスーパーマンといった感じのお方でした!
瓦も積む・亀もなつく・木こりもするお人柄
一番奥には、お寺の本堂を立て替えた時に出てきた瓦塀があります。
これも和尚さんが、瓦を運んで作ったということでした。
その横には、池があり立派な鯉がたくさん泳いでいました。
ここに亀が3匹いるそうで、和尚さんが毎朝餌をやっているそうです。
「おーい」と声をかけると、寄ってくるということでした。
実際に手をたたいて掛け声をかけてと、楽しそうに実演してくださいました。
竹もいろいろな種類がありました。
そのいちいちを説明してくださいます。
春には、竹の子がたくさん取れるそうです。
また境内の周りには、柵が張られて鹿やイノシシが、忍び込んでくるのを防止しているそうです。
また、猿が入り込むので、電気の鉄線も張り巡らされてありました。
これだけの敷地を管理するのに、ご住職さん自ら軽トラックや重機などを操るので、これらを納める立派な小屋もありました。
杉を適宜伐採もなさるとのこと、釜炊き用に保管する倉庫も。
ほんとうにお寺の住職さんなのでしょうか?まさに怪力のスーパー和尚さんです。
御年83才になられるそうです!(お会いした時から4年たっています)
休憩所もあり、檀家の皆さんが作ったと円空仏の木像も所々に飾ってありました。
これは水に浮かべた紫陽花の花。
ゆらゆらとゆられて、非常にのどかな雰囲気でした。
綺麗なトイレも完備しています。
これは和尚さんにいただいた冷えた缶の緑茶。おいしかったです。
ニコニコとした優しいお顔で、色々お話を聞かせて頂きました、ありがとうございました。
和尚さん、ブータンで国王とご面会
桂昌寺の和尚さん、お若いことろは教員をされてたということです。
教員をおやめになってからは、お寺を継がれて、広いお寺の敷地内に、花々や木々を植えて美しいお寺を管理されているということです。
ブータンでは国賓扱い
全国のお坊さんの代表で、ブータンに旅行されたお話も伺いました。
その時は、「日本から高僧の皆さんが来た」ということで、「国王や大臣までが出迎えてくれて国賓扱いを受けた」ということです!
ブータンは幸せ度が高い国として有名ですが、なぜ幸せなのか日本の文化と違うところを色々と教えていただきました。
都会で生活している私たちにとって、人の幸せとはなんなのかというお話を伺うことができ、非常に徳の高いお話を聞かせて頂きました。
本当にありがたい一日となりました。感謝。
ぼたんの季節は境内の竹の子料理をふるまう
毎年春の竹の子の季節には、食事会等が催されるそうです。
境内で切り倒した杉の木で、釜を焚いて、タケノコを皮のまま煮て料理をし、ふるまってくださるそうです。
本当になんでもされるスーパーマン。
その時には、また是非お伺いさせてもらうと、お別れしました。
またお会いした時にはどうぞよろしくお願いいたします。
どうぞお元気でお過ごしくださいませ。
この日はたまたま和尚さんとお話ができて、非常に幸せな一日となりました。
郡上の桂昌寺あじさいまつり2024見頃/駐車場/口コミ/和尚さんはスーパーマン/岐阜・まとめ
- 毎年6月中旬~7月中旬があじさいの見頃
- 拝観料:300円
- 駐車場は無料で100台くらい
日陰が多いので涼し気で元気のよいあじさいが楽しめました。
今後は西洋あじさいも増やしていく予定とのことで、ますますあじさい園が立派になっていくのですね。
※あじさいまつりとしてのイベント催事については直近に案内があるかと思います。
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※20240526更新
桂昌寺 所在地:岐阜県郡上市美並町大原579 下の行のワンクリックでコピーできます。
岐阜県郡上市美並町大原579
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