◆白鳥庭園
名古屋市熱田区にある「白鳥庭園」は名古屋の観光名所の一つで、
中部地方の地形をモチーフにした、一万一千坪の東海地方最大級の規模の池泉回遊式日本庭園です。
四季折々の自然が豊かで、 桜、紅葉、水辺の草花など、季節ごとの花が植えられているので、それぞれの時期に訪れると異なる風景を楽しむことができます。
熱田神宮から徒歩15分ほどの距離で、日常の喧騒とは全くかけ離れた静寂な風景が堪能できます。
落ち着いた雰囲気は大人の散策にデートに、ぴったりのスポット。
今日は、白鳥庭園の秋の風物詩の観月会と観楓会の開催についてまずお伝えします。
見どころや散策コース、アクセス方法や駐車場情報、カフェのメニューなどもお知らせしますね。
白鳥庭園の入場料と時間
◆白鳥庭園
白鳥庭園の入場料
白鳥庭園 入場料
区分 | 1回 | 定期観覧券(1年間有効) | 徳川園との共通観覧券 |
---|---|---|---|
大人 (中学生以下無料) | 300円 | 1200円 | 480円 |
高齢者 (名古屋市在住65歳以上) | 100円 | 400円 | 160円 |
<各種割引(減免)・2割引>
- 当日使用の市バス・地下鉄一日乗車券
- 子育て支援パスポート(毎月第3日曜日)
- 国際会議場の会議参加者
- 割引クーポン
その他各種手帳所持者は無料になります。窓口にて提示。
営業時間
- 開園時間: 午前9時〜午後5時(入園は午後4時30分まで)
- 休園日:・毎週月曜日(ただし月曜日が祝休日の場合は翌平日) 年末年始(12月29日~1月3日)
中秋の名月をめでる観月茶会(令和5年)
◆白鳥庭園 観月茶会(公式より)
令和5年の中秋の名月をめでる「観月茶会」が開かれます。
観月茶会の日時・料金
中秋の名月を愛でる催しで、
- 期間:令和5年9月29日(金)~10月1日(日)
- 開園時間:午前9時~午後9時30分(入園は午後9時まで)
- ※午後5時より正門のみの入園(北門は閉門)となります。
- 入園料 大人300円(中学生以下無料)、市内在住65歳以上(要・敬老手帳等)100円
この期間には、月明かりの下、美濃和紙あかりアートと竹行灯が路地を灯します。
観月の茶会の内容・開催日・亭主・時間
中秋の名月を楽しむために、方角を計算して建てられた茶室「清羽亭」で特別な席が用意されています。
<開催日と亭主>
◆9月29日(金)「中秋」の席 席主: 尾州有楽流 水野宗栄 (愛知学院大学茶華道部)
◆9月30日(土)「十六夜」の席 席主: 五山会 綾小路五山
◆10月1日(日)「立待月」の席:席主: 表千家 安田一絵
<詳細情報>
- 場所: 清羽亭 (立礼席)
- 時間:- ① 18:00~ ② 18:30~③ 19:00~ ④ 19:30~ ⑤ 20:00~ ⑥ 20:30~
- 定員: 各日6席、1席あたり20名程度 ※一席ごとの入れ替え制
- 席料: 一席700円 ※席数に限りがあるため、お早めのご購入をお願いいたします。
- ※前売り券は完売。ありがとうございました!
- 持ち物: 靴下または足袋
オノ・ユタカ 猪目茶碗の世界
オノ・ユタカさんによるイノメ茶碗の展示があります。
ハート型のカラフルなお茶椀の世界を楽しんでみてください。
- 日時:9月29日(金)~10月1日(日) 午前9時30分~午後9時
- 場所:清羽亭 広間
令和5年 紅葉の見頃と観楓会 紅葉茶会
白鳥庭園の紅葉の見頃の時期
白鳥庭園の例年の紅葉見頃は、11月下旬~12月上旬です。
観楓会 紅葉茶会の開催日程
紅葉の見頃の期間に、「観楓会 紅葉茶会」が開かれます。
紅葉がはえる素晴らしい庭園でのひと時をどうぞ。
- 期間:11月18日(土)・19日(日)23日(木祝)~26日(日)
- 開園時間:- 午前9時〜午後8時 入園は午後7時30分まで
- ※午後5時より正門のみ入園。北門は閉門。
- 入園料:大人: 300円 (中学生以下無料)名古屋市内在住65歳以上 (要・敬老手帳等):100円
- 11月19日(日)は無料開園日 (名古屋市設置第一号の公園誕生記念)
紅葉ライトアップ 開催日
以下の日程で紅葉のライトアップが行われます。
- 11月: 18日(土)、19日(日)、23日(木祝)、24日(金)、25日(土)、26日(日)
- 12月: 1日(金)、2日(土)、3日(日)
白鳥庭園の見どころ
◆築山付近の雄滝
「白鳥庭園」の見所は、春は桜・夏は睡蓮・秋は紅葉・冬は椿。
四季折々美しい光景を見せてくれる庭園です。
お庭は「池泉(ちせん)回遊式庭園」で、池とその周囲を巡る園路を中心に作庭する形式のもの。
白鳥庭園のテーマ
中部地方の地形をモチーフに、築山を「御嶽山」、そこからの流れを「木曽川」、流れの水が注ぎ込む池を「伊勢湾」に見立て、源流から大海までの『水の物語』をテーマにしています。
門を一歩中に入ると、静寂そのものです。
7月の今は緑がとてもきれい。
正門を入っ間もなく御嶽山に見立てた「築山」があり、少し上ることになります。
「雄滝」が見えてきて、見物できるあずまやがあります。
付近の道は歩きやすいですが、こんもりとした森を感じさせるところ。
◆雌滝
川の上流、渓流を表しているあたりなので、滝が二つあります。
このまま下流に当たる方向に歩いていくのが順当な周り方です。
白鳥庭園を巡るルートについて
白鳥庭園をめぐるルートは、正門から入るか北門から入るかで順路はかわります。
できれば北門から入り、山からの流れをたどるルートが巡りやすく庭の意味がよくわかります。
ですが道は回遊する以外の道も設けられているので、北門からでも十分に見て回れますよ。
園内には様々な景色が現れます。
◆常夜灯のある宮の渡し広場
◆出会橋
鯉にあげる餌は、甘味処「汐入亭」の入り口に50円で売っていますよ。
橋はいくつもかけられ、「木曽橋」「織田橋」「徳川橋」「豊臣橋」「尾張橋」「くすのき橋」など地域にちなんだ名前がついてます。
透明な流れに、藻がゆらめくのも優雅です。
◆見頃に近くなった蓮
間もなく見頃を迎える蓮。
蓮の花は早朝から11時頃までが見事ですから、この日は14時頃で花に勢いはありませんでした。
桔梗の華がちょうど咲いていました。
そのほか、サルスベリの大きな木も。
お花は随所にあるので、案内パンフレットを参考にしながら見つけられますよ。
敷地面積は3.7ヘクタール(一万一千坪)という広さ。
どこから庭園を眺めてもとても、どの道を通っても、素晴らしい手入れの頂いた風景が見られます。
白鳥庭園の所要時間
庭園全体を見てまわる所要時間は、1.5時間から2時間ほどでしょうか。
汐入亭で甘味とカフェ
ちょっと一息は、汐の満ち引きで景色の替わるお庭がある「汐入亭(しおいりてい)」。
甘味処としておぜんざい、お抹茶、デザートなどもあります。
※リニューアルしてランチはなくなりました。
7月の今はかき氷がおすすめみたい。
◆「汐入亭」から見る「汐入の庭」
甘味処「汐入亭」に入ると、食券を購入して席へ。
ここからの景色は「汐入の庭」で、汐の満ち引きによって変わる景色を楽しめます。
静かに満ち汐を繰り返して変化する風景、打ち寄せる波しぶきを表す噴水、
そして打ち寄せた汐が岩場のくぼみを伝って砂浜へを引いていく様子を水で表現しています。
変化する庭の様子を見ながらのお茶は、清々しい景色で心が洗われます。
「汐入の庭」を外から見て、噴水が出て水が引いた岩場の様子。
汐入亭の定番メニュー
◆和菓子セット 650円(本日の和菓子と飲み物のセット)
下記のお飲み物から選びます。
抹茶「極昔」/煎茶「伊勢かぶせ茶」/ほうじ茶「高級ほうじ茶 鸞(らん)」/挽きたてコーヒー/有機栽培わ紅茶
◆季節限定メニュー:夕張メロンクリームソーダ 650円(夕張メロンフレーバーのソーダにバニラアイスクリームをトッピング)
◆夏季はかき氷も
この日7月中旬で気温が30度くらい、汗もかいたのでかき氷をいただくことに。
◆「白鳥庭園」の汐入亭でかき氷「御嶽山」(800円)
冷えた陶板の上にのった「御嶽山」かき氷。
白玉、小豆、寒天添えで、荒々しい山の迫力あり。
見た目でインパクトありの甘さかとおもいきや、そうでもないですね。
急いで食べても氷はどんどん解けて、陶板の上が白い池のようになっていく。。。
◆特製いちご蜜のかき氷(750円)
「特製いちご蜜氷」は、いちご蜜がたっぷりかかってふわふわ氷を包んでます。
淡い酸味と甘味で、とってもさわやかな一品。
窓に面した席が多くあるので、時間をとって休憩がいいですね。
白鳥庭園の特色と歴史
白鳥庭園では、池や岩、石橋、築山、水辺の植物など、日本庭園の要素を豊富に取り入れており、四季折々の美しさを楽しむことができます。
庭園内には茶室もあり、実際に茶道の体験もできる場所として利用されています。
白鳥庭園の歴史は古く、もともとは室町時代に名古屋城の外郭に位置する熱田神宮の社叢として存在していました。
時代が経つにつれて、この地は多くの歴史的変遷を経てきました。
近代に入って、白鳥園として整備されるようになり、現在の白鳥庭園となりました。
この庭園は、多くの有名な庭園師や専門家によって手が加えられ、その美しさを保ち続けています。
名古屋市の中心部に位置するにもかかわらず、白鳥庭園は静かで落ち着いた雰囲気が特徴で、都会の喧騒から離れたような気分を味わえます。
茶室「清羽亭(せいうてい)」と一般利用
◆数寄屋造り建築の「清羽亭」
茶室「清羽亭」は、本格的な数寄屋建築の建物。
園内のほぼ中央の流れのほとりにあり、白鳥の舞い降りる姿をイメージした建築物とのこと。
母屋にある広間とふたつの茶室、中洲の上の立礼席では茶の湯を楽しめるそうです。
ちょうどお茶会で、全面の窓から様子がうかがえました。
◆「清羽亭」を別の角度から
周囲は流れの緩やかになった「長良川」「揖斐川」と、川面の蓮などがよく見えます。
一般の人の予約は可能で、利用中は中に入ることができません。
「清羽亭」の飛び石部分の特別開放日があるそうな。
一部中にも入れるので、ここからの景色を楽しみたいものです。
白鳥庭園へのアクセス・駐車場
アクセス方法
<地下鉄でのアクセス方法>
地下鉄名城線『熱田神宮西』駅下車。4番出口より徒歩約10分。白鳥橋を渡ってすぐを右折
※2023年1月4日より、最寄り駅名が「神宮西」から「熱田神宮西」に変更となりました。
<市バスでのアクセス方法>
- 金山から:金山25系統『野跡駅・港区役所』行き 降車場所: 白鳥橋 徒歩 約3分
- 熱田巡回バス『神宮東門2番』 ※南口乗り場 降車場所: 熱田生涯学習センター 徒歩 約3分
- 神宮東門から:幹神宮2系統『中川車庫前』行き 降車場所: 白鳥橋 徒歩約7分
紅葉シーズンなど混雑時の迂回について
紅葉シーズンは駐車場までの道路が非常に混雑するそうです。
そのため、迂回路を利用するのがおすすめです。
◆白鳥庭園 迂回ルートマップ(公式より)
駐車場は二か所
- 白鳥庭園の専用駐車場(正門) 8時30分~17時 普通車300円 40台
- 提携コインパーキング「タイムズ白鳥公園」(白鳥庭園北門の近く)30台 普通車60分300円、60分以降は30分100円
※提携コインパーキング「タイムズ白鳥公園」へお停めした場合は、駐車料金の減額があります。正門・北門 受付へ駐車券をお持ちください。
通常の平日は正門の駐車場にとめられます。
正門が一杯なら北門そばの「タイムズ白鳥公園」に。
行事がなければ土日でもこの二つの駐車場が満杯になることはまずないです。
秋の紅葉の時期は特に混雑し、満車状態になります。
白鳥庭園の駐車場が混雑するのは
白鳥庭園の駐車場が混雑するのが、下記の白鳥庭園が無料開放される日。
- 10月下旬:名古屋まつりの日
- 11月下旬:名古屋市設置第一号の公園が誕生した記念の日
そして紅葉真っ盛りの、観楓会 紅葉茶会の開催日です。
ペット及び飲食について
静かに庭園を楽しむところなので、犬や猫などのペットを連れての入園は不可です。
園内での飲食は可能ですが、飲酒はNGです。
またコスプレの撮影、コスプレの入園、園内での着替えは禁止です。
白鳥庭園の雨の日は?穴場か?服装は?
白鳥庭園の雨の日は、これまた幻想的!で穴場!
雨の日はお出かけする人も少なく、白鳥庭園と紅葉、新緑、そして雨の幻想的な風景を楽しむことができます。
大雨でない限り白鳥庭園の緑や紅葉を楽しむには案外!穴場かも?!
雨の日は気温も下がります、服装や足もとの準備を完璧にしてください。
白鳥庭園の雨の日に準備したいもの/注意事項
- 雨にぬれてもいいレインブーツや靴
- 大き目のビニール傘(白鳥庭園の風景が見やすい!)
- 春や秋、冬には気温が下がりますので日中でもコートやジャンパーなど羽織ものを
- 客足は減りますが小雨程度なら土日には渋滞があるかも
- 透明の大き目の傘で相合傘がいい!カップルにはむしろおすすめの雨
白鳥庭園 名古屋 紅葉の見頃/料金/観月会と観楓会/所要時間/アクセス/ランチ雨では・まとめ
白鳥庭園は、名古屋市熱田区にある日本庭園で、都市の中にありながら静かな雰囲気を持つ場所として多くの人々に親しまれています。
四季折々の美しい景観と花を楽しめます。
特に秋の紅葉の時期は、名古屋で一位二位を争うほどに素晴らしく、訪れる人が多くなります。
公式は⇒「白鳥庭園のHP」
お昼ご飯は近くのあつた蓬莱軒の「ひつまぶし」はいかが?予約やアクセス方法
<関連ページ紹介>
◆熱田神宮の地下鉄のアクセス・名古屋駅栄駅・バスでは・最寄り駅
◆2023名古屋まつりはいつ?日程・英傑行列時間コース・屋台・イベント
◆建中寺名古屋・見どころ・歴史や文化財・ご利益・駐車場
愛知県名古屋市熱田区熱田西町2−2−5 白鳥庭園
愛知県名古屋市熱田区熱田西町2−2−5 白鳥庭
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