水とおどりの城下町「郡上八幡」
は、水のきれいな町、清流の流れを見て聞いて楽しめる町として有名なところです。
町を歩けば、道の脇には水の流れる様子をそこかしこで見ることができますし、家の中にまで入り込みそうな水路に大きな鯉が泳いでいたりします(初めて見てびっくりです)。
長良川の支流の吉田川の澄んだ流れ、日本名水100選の第一号に選ばれている「宗祇水(そうぎすい)」など見どころいっぱいの郡上八幡は、名古屋から東海北陸自動車利用で80キロと意外に近距離です。
渋滞もそれほどなく郡上八幡へ行け、ICを降りれば数分で郡上の静かでさわやかな水のある町を散策できます。
見上げれば木々に囲まれ、足元には清流がある、そんな郡上八幡を歩いてきました。
郡上八幡・宗祇水(そうぎすい)日本名水第一号
岐阜県郡上市の「宗祇水(そうぎすい)」は八幡町本町にある湧き水です。
1985年に名水百選の第一号に指定されているということで、いの一番にその清さ、美しさに宗祇水の名前があがるほどなのです。
まずは名水スポットの一つの宗祇水に行ってみました。本町にある入り口のところ、
石畳を下っていきます。
宗祇水の湧き水のところにあるほこら
ほこらの下が湧き水で、一番手前を飲料水として、そして米の洗い場、野菜などの洗い場、と区域をわけて水を利用しています。
昔から変わらず今まで大切に利用しているきれいな水なのです。
宗祇水のすぐ西には小駄良川が南北に流れ、橋がかかっていて、その水路も歩けるようになっています。
小駄良川にかかる橋からみたところ
両脇に散策路ができていて、地元の人が犬の散歩をしていました。
観光客の子供たちも水にさわれるとあって、はしゃいでいます。
郡上八幡のいがわこみち・生活用水としても利用
「いがわこみち」
は郡上八幡旧庁舎記念館のすぐ裏手の小径です。
小径の横は民家で、小径にそって流れる水路を、洗濯場として共同利用しています。
こんな風に小径が続いています。
水は大変きれいなので、鯉やイワナ、アマゴなどが泳いでいます。
鯉は丸丸と大きく成長しています。餌をやることもできます。
「いがわこみち」は長さ119メートル、幅1メートルのの用水沿いの生活用の小径で、南側の地域の防火用水としても利用されています。
付近の住民の方が組合を作って、洗濯物のすすぎやイモや野菜の洗い場として利用しています。
用水の上に板をはって屋根をつけ、荷台を備え付けてある共同の洗い場です。
この用水は自主的に管理されているそうで、観光客が珍しがって通るとはいえ、この小径を通るにあたりこの掟が目につきます。
「一つ、空き缶や空き瓶、ごみの投げ込みを禁ずる」
「一つ、この水路に生息する鯉を虐待または捕獲することを禁ず」
「鯉は常盤池蔵尊の化身として庇護されており、右の掟を犯した者町内を引・・・・・討首獄門に処・・・」と書かれています。
一部若葉でかくれて読めませんが、たぶん「町内引き回しの上討首獄門に処するなり」などとなっているようです、って怖い!
お代官様のお名前は「小径清・・」
魚が生き生きと生息している、生活用水でもある「いがわこみち」、なつかしさや静寂につつまれる素敵なところです。
119メートルを歩き終わると、八幡小学校あたりにでます。小学校の外観は蔵のよう。
写真のすぐ左は吉田川で、とてもきれいな流れを目にすることができます。
ここにかかる「学校橋」のひとつ西にある橋「新橋」では夏に子供たちが橋から飛び込んで遊ぶところです。
その様子はテレビでみたことがありますが、13メートルもあるんだそうで、かなり度胸がいりそうです。
長良川支流の吉田川からの景色
郡上八幡の町を散策するにあたって、散策におすすめの地域の中心あたりに、長良川の支流の吉田川があります。
そこに橋がかかっているのですが、「学校橋」のところからみた吉田川付近の様子です。
これは同じく吉田川にかかる「宮ケ瀬橋」からの吉田川付近の様子です。
透き通るきれいな川です。
郡上八幡の散策で水を感じられるところ
有名どころの「宗祇水」と「いがわこみちの」「吉田川」「小駄良川」を紹介しましたが、その他にも「やなかみずのこみち」が散策マップで紹介されています。
郡上八幡への電車の駅では、長良川鉄道の「郡上八幡駅」がほど近いですから、駅にも散策マップがおいてあるかもしれません。
私は車で行き、郡上八幡のメイン施設といえる「郡上八幡博覧館」に入館する際、散策マップを手にしました(入館パンフの裏側が散策マップになっています)。
古い町並み、城下町といわれる地域をはじめ、町を歩いているといたるところに水路があり、静かな流れを見たり音を聞いたりできます。
郡上八幡の町は昔からの道と家が並んでいますから、風情を感じつつゆっくりと散策を楽しみたい町です。
空気もきれいなので、思わず深呼吸したくなるいい町でした!
東海北陸自動車動が2011年10月に全面開通したことで、渋滞の緩和や走行距離の短縮などで、名古屋岐阜から北陸方面がとても身近なものになりました。
郡上おどりだけでなく、水を感じに、城下町郡上八幡へぜひ行ってみてくださいね。
合わせて行きたい郡上の城下町→「郡上八幡の古い町並み散策・歩くだけで癒される(岐阜県郡上市)」
郡上の食品サンプルも見ておきたい→「食品サンプル郡上屋本物そっくり?って本物でしょ(岐阜県郡上市)」
郡上八幡観光の駐車場のことは→「郡上八幡観光の駐車場情報・一日500円郡上おどりのときはアップ(岐阜県郡上市)」
郡上おどりの2016年日程など→「郡上踊り2016年の日程・場所・駐車場・アクセス初めてなら必見!(岐阜県郡上市)」
とっても素敵な町郡上八幡、ぜひ行ってみてね!(よっちゃん)
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