郡上おどりは夏の間32日間を踊り続ける、400年以上の歴史を持つ踊りで郡上の宝です。
町の人も観光客も一体となって踊るので、「見るおどり」ではなく「踊るおどり」といわれています。
7月中旬から9月の初めまでの32(または33)夜踊る、日本一長い盆踊りなんです。
踊りの会場はひと夏で市街地を一巡するので、城下の街並みの中のこともあるし、辻の広場で踊る日もあり、また神社の境内が会場ということもあります。
郡上おどりの日程と場所(2016年平成28年)はこちらにのせています。
初めてでもぶっつけ本番で参加できるのが郡上おどりですが、少し練習しておくとすぐに打ち解けて踊りの輪に入りやすくなるので、踊りの実演を見ておくといいですよ。
郡上おどりは毎日のように「郡上八幡博覧館」というところで披露してくれ指導もしてくれるので、行ってみました!
郡上八幡博覧館での郡上おどり実演
郡上おどりの実演をしているところは、「郡上八幡博覧館」という施設で、八幡城のふもと近くにあります。写真は玄関です。
岐阜県郡上市八幡町殿町50番地 郡上八幡博覧館
岐阜県郡上市八幡町殿町50番地 郡上八幡博覧館
ここでは四つの大きなコーナーに分かれて郡上八幡の紹介スペースがあります。
郡上おどりの実演は、最後のコーナーになっていて、1時間おきに設定されているときもありますが、私が行ったGWは30分おきに10時ごろから午後4時ごろまで行われていました。
10数分間の説明の中で、踊り方も教えてもらえます。
きれいな女性ふたりで、お揃いの郡上おどりの紺地の浴衣を着て、赤い帯をされていました。
徹夜踊りは夜中の朝方四時五時まで踊るそうで、テレビニュースでもその時期によく放送されています。
ほかの日は夜8時から2時間から2時間半をおどり続けます。
郡上おどりは10曲あるのですって。後のパネルに題名と踊り方の説明があります。
この中から、民謡郡上節としても有名な「かわさき」をまず教えていただきました。
見学者は座ったまま上半身だけの動きですが、子供のころ町内の盆踊りで聞いたり踊ったりした覚えがあるので懐かしかったです。
そしてもう一つ「春駒」も踊りながら教えてくださいました。
春に生まれた若い馬の踊りだそうで、曲の終わりに近づくにつれスピードが上がって早くなっていきます。
下駄を威勢よく鳴らすので、下駄の音もお囃子のひとつになっているんですって。
この曲のときは洋服の人も下駄に履き替えて踊るそうですよ。
お二人の春駒のときでさえ、大きな下駄の音が響きましたから、大勢でおどる盆踊りのときは、さぞや大きな音が響き渡るんでしょうね。
そして「まつさか」という曲の紹介もありました。
この曲は最後に一回だけ踊る踊りだそうです。
三重の松阪から持ち帰った踊りとのことで、静かに引いていく淡々とした踊りでした。
盛り上がった気持を徐々に沈めていく、そんな踊りで踊りを締めるのですね。ますます踊ってみたくなりました。
郡上おどりは雨でも開催されます!!
生のお囃子と生の歌で、毎夜繰り広げられる、日本一長い盆踊り。
観光客も遠慮なく参加できるので、興味のある人は見るのでなく、踊り目的で行ってみたいですね。
同じ場所で動画をとった方のものですが、こうした説明がわかりやすかったですよ。
郡上八幡博覧館の駐車場
駐車場は施設のすぐ横にあるのですが、数台しか止められません。
郡上八幡博覧館の専用駐車場は、施設北側にある「浄因寺」の北側に郡上八幡博覧館の専用駐車場がありますので、そちらで止めてくださいね。
普通車20台分 3時間310円
郡上八幡博覧館の入場料・開館日時
郡上八幡博覧館の入場料は、大人520円小人310円。
お城とセットなら、大人650円小人350円とお値打ちになっています。
9時から17時まで、郡上おどり開催日は18時まで開館
休館日 12月24日から1月2日
入館時に特製の「散策ガイドマップ付きパンフレット」がもらえます。
この裏側が散策マップです。
私が行ったときは、博覧館入館特典として、博覧館売店で1,000円以上購入で5%オフの券、そして甘酒の進呈券がついていました。
甘酒の券を渡してお土産コーナーで引換たのですが、小さいカップなので一口二口でおしまい、ちょっと物足りないです。
この「郡上八幡博覧館」は郡上を知るのに最適ですが館内が面白かったです→「郡上をもっと好きになる「郡上八幡博覧館」でのおもしろ場面集(岐阜県郡上市)」
郡上八幡観光の駐車場は→「郡上八幡観光の駐車場情報・一日500円郡上おどりのときはアップ(岐阜県郡上市)」
都合をつけて行ってみた郡上おどりの2016年の日程→「郡上おどり2016年の日程・場所・駐車場・アクセス初めてなら必見!(岐阜県郡上市)」
(よっちゃん)
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