◆仁和寺 御室桜と五重塔
京都市右京区の仁和寺(にんなじ)は、真言宗御室派の総本山で、
遅咲きで有名な「御室桜(おむろざくら)」が咲き誇り、江戸時代より親しまれています。
桜の時期に合わせて「花まつり」が開かれ、大勢の花見客でにぎわいます。
京都府で人気2位とされる仁和寺の桜について、
開花や見頃、見どころ、花まつりの期間や料金、駐車場や行き方をまとめてみました。
食事処では精進料理をいただけるので、予定に入れて絶景の桜見物をなさってください。
仁和寺の桜の開花や見頃はいつ?
◆醍醐寺 桜 参道
仁和寺の桜の開花予想と見頃
仁和寺の桜の開花予想をウェザーニュースの2024年2月1日公表の最新によると、アリアケザクラの予想は、
- 開花予想日4月6日
- 五分咲き4月9日
- 満開4月11日
- 桜吹雪4月14日
となっています。
見頃の時期は、例年4月上旬~4月中旬ということで、直近には見頃予想が変わるかもしれませんのでお確かめください。
仁和寺のホームページで確認できる桜の開花状況
「仁和寺HP 仁和寺からのお知らせ」に、2023年は開花状況がのっていました。
今年も開花がはじまると、その様子が確認できるかと思います。
2023年3月22日(水)現在、仁和寺のホームページで確認できた開花状況です。
直近の開花の様子が案内されているので、確認されてからお出かけを。
「仁和寺公式トップ」
過去の御室桜の開花や満開の時期
過去の御室桜の開花や満開の様子を調べてみました。
平成11年からを振り返ると、開花が始まるのは4月上旬から中旬で、満開の期間は2~3日間が多かったです。
直近三年間の開花、七分咲き、満開をまとめました。
またソメイヨシノが満開になったときが表の一番右です。
開花 | 七分咲き | 満開 | 散り始め | ソメイヨシノ満開 | |
令和4 | 4月6日 | 4月8日 | 4月9日から12日 | 4月13日 | 3月23日 |
令和3 | 3月31日 | 4月2日 | 4月3日から7日 | 4月8日 | 3月25日 |
令和2 | 4月3日 | 4月6日 | 4月7日から10日 | 4月11日 | 3月27日 |
◆仁和寺御室桜の開花や満開(仁和寺のホームページより)
開花情報は毎年3月下旬頃から、仁和寺のサイトのトップページに最新情報が掲載される予定です⇒「仁和寺HP」
仁和寺の桜の見どころ
◆仁和寺 御室桜 五重塔
五重塔をバックにした御室桜は、江戸時代から変わらない美しさでまさに壮観。
中門奥(チュウモンオク)の桜並木左手の御室桜がおすすめビューポイント。
国宝の「金堂」前のソメイヨシノ、鐘楼前のシダレザクラが競って咲き美しいです。
仁和寺の桜の種類本数・御室桜の特徴
仁和寺の桜の品数は、主にオムロアリアケと八重桜、ソメイヨシノ、山桜、彼岸桜、御衣黄、コウヨウザクラなど約10種類あります。
御室桜は中門の北西、観音堂南の桜苑にまとまって約130株、境内全域をあわせると約200株あります。
すべての桜の合計は約500本になります。
御室桜の特徴は、樹高約2~3mと低いので目の前で桜を楽しめます。
「わたしゃお多福 御室の桜 鼻が低ても 人が好く」と詠われたそうで、「お多福桜」の別名も。
御室花まつり2024年はいつからいつまで?
◆醍醐寺 御室桜
仁和寺 御室花まつり2024・期間や料金
- 開催期間:令和6年3月23日(土)から5月6日(日・祝)
- 拝観時間:8:30~17:30(最終受付は17:00)
- 特別入山料:大人500円(仁和寺御所庭園との共通券は1,100円。その他の料金もあり)
- 高校生以下は無料(次世代への文化支援の一環として)
- 仁和寺御所庭園の開園時間:9:00~17:00(最終受付16:30)
駐車場情報(有料)**: 利用時間は8:30~17:30(最終入場16:30)
見ごろになる花と新緑は、
- 国指定名勝 御室桜 見頃:4月上旬~中旬)
- 御室ツツジ(コバノミツバツツジ)見頃:3月の下旬~4月上旬)
- 御室もみじ(新緑)見頃:4月下旬~6月まで
この期間に、「第4回 春の御室藝術祭2024」も開かれます。
花まつりのライトアップ
2022年の花まつりのライトアップはありました。
仁和寺のホームページのよくある質問のページを見ると、「夜桜の夜間拝観は行っておりません」とあるので、現在はないということです。
花まつりで食事・宴会はできる?
花まつりの期間でも、食事や宴会はできません。
食事処があるので、お昼の食事はそちらを利用してください。
仁和寺境内の案内図・マップ
◆仁和寺の境内案内図(仁和寺HPより)
仁和寺の時間・料金
◆仁和寺 仁王門
仁和寺の拝観時間
- 御殿9:00~17:00(最終受付16:30)、
- 霊宝館9:00~17:00、
- はなまつり8:30~17:30(最終受付17:00)
- 問い合わせ先:075-461-1155
仁和寺の拝観料金
- 仁和寺御所庭園:大人800円(高校生以下無料)
- 御室花まつり特別入山料:大人500円(高校生以下無料 ※御室花まつり期間中)
仁和寺へのアクセス方法と駐車場
◆仁和寺 庭園の桜
アクセス方法・行き方
<JRバスを利用しての行き方>
- 京都駅:高尾・京北線にて約30分
<市バスを利用しての行き方>
- 京都駅:26番にて約40分
- 京阪三条駅:10番・59番にて約40分
- 阪急大宮駅:26番にて約30分
- 阪急西院駅:26番にて約25分
<電車を利用しての行き方>
- 嵐電(京福電鉄)を利用の場合:御室仁和寺駅:徒歩約3分
- JR(嵯峨野線)を利用の場合:京都駅 嵯峨野線(31/32/33番のりば)乗車 円町駅市バス26番にて約10分
<車利用での行き方>
名神高速道路を利用の場合
- 京都南インターより約40分
- 京都東インターより約40分
仁和寺の駐車場と料金
駐車場は仁和寺東側に約100台分あります。
- 営業時間: 9:00~17:00(受付終了16:30)
- 12月~2月は17:00閉場
- 花まつり期間は8:30開場17:30閉場(16:30入場終了)
<駐車料金>
- 普通車(9人乗りまで)500円 100台分
- バス・大型車(10人乗り以上)2,000円 12台分
花まつりの期間の混雑状況
花まつりの期間でも桜の咲く時期は最も混雑します。
平日でも大勢のお花見客がやってくるため、周辺の道は混雑し、土日は大変な混雑になります。
駐車場付近が一番込み合うのでご注意ください。
周辺に有料駐車場もほとんどありません。
お花見で最も込み合う時間帯は、午前10から15時。
混雑をさけるには、できるだけ平日に行くこと。
それも午前中の早い時間に到着するようにし、朝8時半の開場に一番で入るつもりがよいようです。
ランチ(食事)の和食処「梵ぼん」
◆和食処梵の食事「御室会館和食処梵」からお借りしました
総本山仁和寺直営の和食処「梵」でランチがいただけます。
昆布・椎茸・かんぴょう・大豆などから作った精進出汁を使用し、
「ゆば丼」や精進御膳、精進カレーなどの精進料理を気軽に楽しめます。
仁和寺ならでは、また京都ならではの味をお花見の計画に。
またあんみつなどの和菓子を中心にした、季節に合わせたスイーツで休憩も。
- 喫茶:10:30〜16:00
- 食事:11:00〜14:00
- 昼食は予約不要
詳しいメニューは⇒「御室会館和食処梵」
御室桜(仁和寺) 2024/開花状況と見頃/種類/花まつり/料金/駐車場アクセス・まとめ
仁和寺は888年に宇多天皇が創建し、1994年には世界遺産に登録されました。
国宝の金堂をはじめ多くの文化財があることで、境内全体が国史跡に指定されています。
貴重な建造物と桜のコラボレーションが、ほかでは見られない荘厳さと親密さで華やいでいます。
京都のお花見でもぜひとも見ておきたいさくら名所です。
「仁和寺HP」
<関連ページ>
◆醍醐寺の桜花見・開花や見頃の時期・ルート・ライトアップ・混雑をさける

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京都府京都市右京区御室大内33
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