◆醍醐寺 桜
京都の醍醐寺の桜は駅から徒歩10分、「さくら名所100選」にも選ばれている名所です。
山頂の上醍醐と山麓の下醍醐からなる真言宗醍醐派の総本山で、弘法大師の孫弟子にあたる聖宝理源大師によって874年に創建されました。
約700本の桜が咲き誇り、豊臣秀吉が晩年「醍醐の花見」を行ったことでも知られます。
国宝の五重塔や金堂など、歴史的建造物が立ち並ぶ中でのお花見は、最高の贅沢になるかもしれません。
醍醐寺の桜の開花や見頃、品種、見どころ、アクセス方法などをまとめて紹介。
醍醐寺ならではのランチ食事も堪能できたらいいですね。
醍醐寺の桜の開花と見頃の時期・予想
◆醍醐寺 桜
醍醐寺の桜の開花予想・見頃予想
ウェザーニュースによる2024年3月11日公表の、醍醐寺の最新の開花と見頃の時期は、
- 開花予想日3月23日
- 五分咲き3月27日
- 満開3月30日
- 桜吹雪4月5日
と予想されています。
例年の桜の見頃の時期は、3月下旬から4月上旬ですが、暖かい日も早く訪れるようで少し早まりそう。
お出かけの際は直近の予想をご確認ください。
桜の種類と本数
醍醐寺の桜の種類は、八重桜、ソメイヨシノ、山桜、しだれ桜、彼岸桜、彼岸桜などが咲きます。
平安時代から「花の醍醐」と呼ばれ、合計約700本の桜が咲き誇ります。
醍醐寺の桜の見どころ
◆醍醐寺 桜
山の峰の深い緑と、昔ながらのお寺の建物に様々な形で咲きこぼれるしだれ桜は、とても幻想的な美しさです!
「三宝院」「伽藍」「霊宝館」とエリアがある下醍醐エリアの桜の見どころは、
- 三宝院の大玄関前、大紅しだれ桜
- 庭園の太閤しだれ桜
- 伽藍の金堂横の大山桜
- 霊宝館の醍醐深雪桜
がもっとも素晴らしいと評場です。
「上醍醐」の桜の見どころは、この二か所が特に美しい。
- 清瀧宮本殿の桜
- 准胝堂の桜
また、三宝院唐門(カラモン)から仁王門(ニオウモン)の桜の馬場と呼ばれるところは、誰もがおすすめしているビューポイントです。
醍醐寺の桜花見のコース
醍醐寺は約2万坪もある広大な面積があり、何も考えずに行くと残念なお花見になる可能性が。
そこである程度醍醐寺の境内を知って、お花見コースを予定されるのをおすすめします。
醍醐寺は「上醍醐」と「下醍醐」の二か所のエリアに分かれています。
下醍醐エリアだけで済ますのか、それとも上醍醐まで上がっていくのかで時間は大きく違います。
<下醍醐のエリア>
◆下醍醐のエリア
下醍醐のエリアは、手前に「三宝院」「霊宝館」、そしてその向こうに「伽藍」があります。
「上醍醐」までの時間
◆醍醐寺 上醍醐 地図
下醍醐から上醍醐まで行くには、登山道を約一時間半かかって上って行く道のりです。
健脚ならばトレイルとして登りやすい道ではありますが、登山と言って良いと思います。
下醍醐のお花見コース
「下醍醐」だけのお花見であれば、巡るコースは、
1「三宝院」⇒2「伽藍」⇒3「霊宝館」というコースがおすすめです。
総門から入り、最後にお土産店により総門にもどることができます。
下醍醐と上醍醐を合わせたお花見コース
下醍醐と上醍醐の両方のエリアを巡るお花見コースなら、
1「三宝院」⇒2「伽藍」⇒3上醍醐⇒4「霊宝館」というコースがおすすめです。
「三宝院」と「霊宝館」の間の参道のソメイヨシノの桜のトンネルは見ごたえがありますよ。
豊太閤花見行列の2024の日程
◆醍醐寺 桜
毎年4月の第2日曜日には、「醍醐の花見」の伝説にちなんだ「豊太閤花見行列」が開催されます。
1598年慶長3年、豊臣秀吉は息子の秀頼、妻のおね、側室の淀殿ら約1,300人とともに醍醐の桜を盛大に観賞しました。
この伝説にちなんで行われる「豊太閤花見行列」は、秀吉や北政所など時代衣装をまとった約300人が、桃山時代を彷彿とさせる境内を練り歩くものです。
行列は三宝院の唐門を出発し、桜の馬場を通り金堂に入ります。
金堂の前には特設舞台が設けられ、舞踊などが披露されます。
<イベント詳細>
開催日: 2024年4月14日(日)
開始時間: 13:00から
所要時間: 約90分
<観覧のご案内>
料金: 一席3,000円(追加で拝観料1,500円が必要)
<当日の手続き>
まず、唐門前に設けられた受付テントにお越しください(受付時間は10:00から)。 座席券をお渡しします。
13:00までに金堂前の観覧席にて係の者に座席券をお見せください。
予約が必要です⇒「豊太閤花見行列 特別観覧席」
醍醐寺ライトアップ観桜会・特別拝観
◆醍醐寺 桜ライトアップ
京都の醍醐寺では、樹齢180年を越える壮大な「醍醐大しだれ桜」とソメイヨシノを夜間特別公開します。
2024年も夜桜ライトアップがあります。
この期間、ライトアップされた桜を独特の雰囲気で楽しむことができます。
- 実施期間:2024年3月24日(日)2024年3月28日(木)
- 実施時間:19:00~21:00(最終受付20:30)
- 拝観料:2,300円
桜まつりや宴会はできる?
さくらまつりというイベントはありません。
醍醐寺では宴会できません。
全山飲食禁止で火気厳禁となっています。
醍醐寺の営業時間・料金
◆醍醐寺 桜
醍醐寺の拝観料
醍醐寺は、豊臣秀吉による壮大な花見の地として有名です。
圧巻のしだれ桜が見どころで、五重塔や金堂などの国宝級建築が並ぶ伽藍エリアを、貸切でじっくりと鑑賞できます。
<醍醐寺伽藍の拝観料>
- 開催期間:2024年3月23日(土)~31日(日)
- 開催時間:8:00~9:00(最終受付 8:30)
- 料金:1,800円(EX旅先予約での特別価格)
醍醐寺の桜へのアクセス方法・駐車場
電車を利用する行き方
<京都駅から>
- JR京都駅から、JR東海道本線(琵琶湖線)または湖西線約5分で山科駅。京都市営地下鉄東西線に乗り換え、約10分の「醍醐駅」で下車。
- JR奈良線・六地蔵駅、京阪六地蔵駅で地下鉄東西線に乗り換え、約5分の「醍醐駅」で下車。
バスを利用しての行き方
バス停「醍醐寺」下車:京都駅八条口からホテル京阪前(京都醍醐寺ライン乗り場)所要時間:約30分
車を利用しての行き方
- 名神高速「京都東」から約20分
- 名神高速「京都南」から約30分
- 阪神高速「山科」から約15分
- 京滋バイパス「宇治東」から約25分
さらに詳しいアクセス方法は⇒「醍醐寺のアクセスのページ」
醍醐寺の駐車場
約100台分の駐車場(700円)がありますが、お花見のシーズンにはすぐにいっぱいになります。
醍醐寺の周辺は道が狭く、車が大変混雑します。
そこで近くの有料駐車場とはいえ、約10分から12分歩く距離になります。
駐車料金の相場は、一日700円から1,200円。
醍醐寺の桜花見の混雑状況について
醍醐寺はお花見にとても人気のスポットなため混雑状況が気になります。
電車で行くにしても車で行くにしても、休日・平日に分けて混雑状況を調べてみました。
- 平日に混雑する時間帯:10時から15時
- 土日に混雑する時間帯:9時から16時
桜のお花見の季節は春休みと重なること、京都全体のお花見客が増えることから土日の混雑は避けられません。
まずは平日に行けるなら平日をねらいましょう。
いずれにしても朝早くに行くのが交通渋滞などを避けるにはお勧めですが、醍醐寺の拝観時間は午前9時から。
一番乗りまたは開園を待つつもりで、早めに出発する計画が少しでも余裕のもてるお花見になるようです。
醍醐寺でランチ・食事はできる?
醍醐寺に訪れたらぜひ寄っていきたい食事処を紹介します。
和食・和カフェ「寿庵」・メニュー
◆寿庵のゆば丼(醍醐寺の寿庵さんのページより)
「寿庵」は、かつて高僧が宿舎としていた、落ち着いた佇まいの食事処です。
醍醐寺境内でもひときわ紅葉の美しい林泉・弁天堂を臨む場所で、カフェの利用もできます。
主なメニューは、ゆば丼/1,300円(税込)、醐山湯葉カレー/1,100円(税込)、わらび餅とアイスクリーム/750円、抹茶と和菓子/650円(税込)など。
おすすめは「ゆば丼」で、かつおだしでで炊き上げた生ゆばを京風あんかけだしにたっぷりと入れた丼です。
- 営業時間:11時~16時 ※季節変動あり(事前に店舗へご確認下さい)
- 定休日:毎週水曜日(祝日の場合、春期・秋期、年末年始、2月23日、毎月29日は営業します)
- 利用には拝観券が必要です
和食の「雨月茶屋」・メニュー
◆一味膳2段(醍醐寺の雨月茶屋さんのページより)
雨月茶屋では、旬の京野菜をたっぷり使った彩も豊かな、醍醐寺の伝統料理をもとに創り出された醐山料理です。
主なメニューは、雨月/1,760円(税込)、太閤/2,640円(税込)、一味膳2段/3,630円(税込)(ぜいたくな箱御前)
にしんそば/1,760円(税込)、三宝そば/1,210円(税込)などのそばメニュー。
甘味はおぜんざい、あんみつ、桜アイスクリームなどもいただけます。
- 営業時間:10時~17時 ※季節変動あり(事前に店舗へご確認下さい)
- 定休日:毎週火曜日 ※11/15、22,29は営業。
(火曜日が祝日の場合、春期・秋期、2月23日、毎月29日は営業)
フレンチカフェ・おみやげ店
境内にはほかに、フレンチカフェのお店、「フレンチカフェ ル・クロ スゥ ル スリジェ ~桜の樹の下で~」があり、
飲み物各種と軽食がいただけます。
またお土産の売店が二店あります、京土産がそろっています。
醍醐寺 桜花見2024/開花/料金/観光ルート/ライトアップ/混雑をさけるには・まとめ
歴史的建造物とともに見るお花見は別格!と誉れの高い醍醐寺の桜。
大勢の観桜客が訪れ土日は特に混雑が予想されます。
上醍醐へ上るルートは健脚向きで、時間に余裕をもってお出かけください。
<関連ページ>
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◆醍醐寺 所在地:京都市伏見区醍醐東大路町22
京都市伏見区醍醐東大路町22
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