◆平安神宮 応天門
平安神宮は、1895年に平安遷都1100年を記念して建立されました。
祀られている神様は、桓武天皇(かんむてんのう)と孝明天皇(こうめいてんのう)の二柱です。
桓武天皇は、794年に平安京を建設し、平安時代の基礎を築いた天皇です。
孝明天皇は、幕末期の天皇であり、明治天皇の父です。
平安神宮の建立は、明治時代の政治家である山縣有朋(やまがたありとも)や井上馨(いのうえかおる)らによって発案され、1895年3月15日に完成しました。
神宮の設計は、平安京の大内裏(だいだいり)の一部を模しており、朱塗りの大鳥居や応天門、神楽殿などが特徴的です。
2024年大河ドラマ「光る君へ」のオープニングに登場
◆平安神宮 大極殿
大河ドラマ「光る君へ」のオープニングシーンで登場する平安神宮は、紫式部の時代の華やかで壮麗な平安時代を象徴する場面として描かれています。
このシーンでは、神宮の美しい建築と広大な境内が映し出され、平安時代の貴族社会の華やかさと静けさを感じさせる演出がされています。
具体的には、平安神宮の朱塗りの建物や広々とした庭園が映像美の一部として登場し、紫式部やその他の主要な登場人物たちがこの神聖な場所で繰り広げるドラマチックな物語の背景となっています。
オープニングの映像は、平安時代の美しさやエレガンスを強調し、視聴者をその時代に引き込む役割を果たしています。
このようにして、平安神宮はドラマの始まりを象徴する重要な舞台として機能していましたね。
平安神宮の見どころ
平安神宮は、京都の観光名所の一つであり、特に春の桜や秋の紅葉が美しいことで知られています。
また、毎年10月には「時代祭」という伝統的な祭りが行われ、平安時代から現代に至るまでの歴史を再現した行列が見どころです
まずは四季の花々について紹介します。
平安神宮の見どころについて、四季の花々や時代祭に焦点を当てて詳しく紹介します。
平安神宮の四季の花々
◆平安神宮の花菖蒲
四季おりおりの美し花を見るには、御苑にはいる必要があります(料金600円)。
とても広いお庭なので歩きやすい服装でゆっくり時間をとっておきたいです。
<春>
◆平安神宮の御苑の桜
平安神宮は、京都の桜の名所の一つです。境内にはソメイヨシノや枝垂れ桜が植えられており、春になると満開の桜が見られます。特に神苑の南神苑の枝垂れ桜は見事です。
春先には梅の花も咲き誇ります。紅白の梅が境内を彩り、訪れる人々を楽しませます。
<夏>
◆平安神宮の御苑の花しょうぶ
神苑の東神苑では、6月頃に約200種、2,000株以上の花菖蒲が咲きます。
花菖蒲の見頃には特別公開も行われます。
神苑の西神苑には、杜若が植えられており、5月頃に見頃を迎えます。
<秋>
◆平安神宮 秋 紅葉 神苑
平安神宮の紅葉も素晴らしく、境内全体が赤や黄色に染まります。特に南神苑の池周辺は美しい紅葉スポットです。
秋の風物詩として、ススキも見られます。神苑を歩きながら秋の風景を楽しむことができます。
<冬>
◆平安神宮 東神苑 冬
冬には雪が降り積もり、朱塗りの建物と白い雪のコントラストが美しい光景を作り出します。特に正月の初詣には多くの参拝者が訪れます。
◆平安神宮の花菖蒲
私がいったときは新緑の季節で、やわらかにそよぐ新緑の木々がとても美しかったです。
また花しょうぶが見頃で、花しょうぶの池は白と紫のさわやかな色どりになごんできました。
平安神宮の時代祭
平安神宮で執り行われる「時代祭」は毎年10月22日に行われています。
時代祭は平安遷都を記念して1895年に始まった祭りで、京都三大祭りの一つです。
明治維新後の復古の精神に基づき、平安時代から現代に至るまでの京都の歴史を再現する祭りです。
約2,000人の参加者が歴史的な衣装を身にまとい、平安神宮から京都御所までの約4.6キロの道のりを練り歩きます。
行列は、平安時代、鎌倉時代、室町時代、江戸時代、明治時代などの各時代に分かれ、それぞれの時代の衣装や道具が再現されます。
平安神宮の見どころのポイント
◆平安神宮 大鳥居
◆大鳥居: 平安神宮の象徴とも言える朱塗りの大鳥居は、日本国内でも最大級の大きさです。
◆平安神宮 応天門(境内より)
◆応天門: 平安京の正門を模して建てられた門で、荘厳な雰囲気を持ちます。
◆平安神宮 神苑
◆神苑: 約33,000平方メートルの広大な庭園で、四季折々の花々が楽しめます。
特に池泉回遊式庭園として名高く、東神苑、西神苑、南神苑、北神苑の4つのエリアに分かれています。
平安神宮の歴史の概要
◆平安神宮 白虎楼
平安神宮の建立と祀られている神様
平安神宮の歴史を簡潔に紹介します。
平安神宮は、平安遷都1100年を記念して1895年に建立されました。
この神社は、平安時代の平安京の中心にあった大内裏を模したもので、平安時代の文化と歴史を偲ばせる目的で設立されました。
平安神宮には、桓武天皇と孝明天皇の二柱が祀られています。
桓武天皇は794年に平安京に遷都を行い、平安時代を開いた天皇です。
孝明天皇は幕末の天皇であり、明治天皇の父でもあります。
平安神宮の建築と設計
平安神宮の建築は、平安時代の大内裏を縮小して再現したものです。
朱塗りの大鳥居や応天門、神楽殿などがあり、これらは当時の建築様式を忠実に再現しています。
特に、広大な神苑(庭園)は、四季折々の花々が楽しめることで知られています。
平安神宮における重要な出来事
1895年: 平安遷都1100年を記念して建立。
1940年: 平安京遷都1150年を記念して大鳥居が建立される。
1951年: 神苑が国の名勝に指定される。
現在の平安神宮
平安神宮は、京都の観光名所として年間を通じて多くの観光客が訪れます。
また、毎年10月22日に行われる「時代祭」は、平安遷都を祝う重要な祭りで、約2,000人が歴史的な衣装を身にまとい行列を行います。
この祭りは、京都三大祭りの一つとして有名です。
このように、平安神宮は歴史的な意義と美しい建築、自然が調和した場所として、多くの人々に親しまれています。
平安神宮の営業時間と拝観料
◆平安神宮 大極殿
営業時間
平安神宮の営業時間は以下の通りです。
- 境内の開門時間: 午前6時から午後5時まで(季節により変動あり)
- 神苑の入苑時間は午前8時30分から午後5時まで(季節によって変更される場合があります)。
拝観料
- 境内: 無料
- 神苑(庭園) 大人: 600円 子供(中学生以下): 300円
「平安神宮公式HP」
平安神宮へのアクセス方法と駐車場
平安神宮へのアクセス方法
<電車・バスでのアクセス>
- JR京都駅から:市バス5系統、100系統、110系統に乗り、「岡崎公園 美術館・平安神宮前」バス停で下車。北へ徒歩5分。所要時間は約30分。
- 阪急河原町駅から:市バス5系統、46系統、32系統に乗り、「岡崎公園 美術館・平安神宮前」バス停で下車。北へ徒歩5分。所要時間は約20分。
- 地下鉄東西線東山駅から:1番出口から徒歩10分。
- 京阪電車三条駅から:- 徒歩15分。
<車でのアクセス>
名神高速道路「京都東IC」より、三条通を西へ進み、「神宮道」交差点を北へ右折。所要時間は約20分。
駐車場情報
平安神宮には専用駐車場はありません。しかし、近隣にはいくつかの有料駐車場があります。
- 京都市営岡崎公園駐車場:24時間営業。平日最大料金は約1,200円、休日は約1,500円。
- みやこめっせ京都市勧業館駐車場:平安神宮まで徒歩5分。24時間営業。平日の最大料金は約900円、休日は約1,500円。
- タイムズ平安神宮前:平安神宮の目の前にあり、平日最大料金は800円。土日祝の最大料金は1,500円。
これらの駐車場は予約可能なところもあり、特に行楽シーズンには予約をおすすめします。
平安神宮内の食事・休憩スポット
◆平安神宮 大極殿
平安神宮の境内には直接的な飲食店はありませんが、周辺には休憩や食事ができる場所がいくつかあります。
周辺の飲食店
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みやこめっせ:
- 平安神宮から徒歩約5分の距離にあり、館内にカフェやレストランが入っています。
- 多くの観光客が訪れるため、ランチタイムや休憩に便利です。
-
京都市美術館カフェ:
- 岡崎公園内にあり、平安神宮からも近いです。美術館の見学の合間にカフェでゆったりとした時間を過ごせます。
-
京都動物園カフェ:
- 平安神宮から徒歩数分の距離に位置する京都市動物園内にあるカフェです。家族連れにも人気のスポットです。
平安神宮の感想や体験談を参考にどうぞ
平安神宮へいった方たちの感想をいくつかピックアップしてみました。
「平安神宮の庭園は本当に美しく、四季折々の花々が楽しめる。特に春の桜と秋の紅葉は見事」という感想が多く見られます。
特に神苑の広大な庭園でゆったりと過ごせる点が好評です。
「歴史を感じさせる建築物が素晴らしい。朱塗りの建物が印象的で、写真映えするスポットが多い」と評価されています。
特に外国人観光客からは、日本の伝統的な建築様式に感動したという声が多いです。
平安神宮での結婚式も人気で、「厳かな雰囲気の中で挙式ができて、庭園の美しい景色が背景になる素晴らしい式だった」という評価が多いです。特に神前式の伝統的な儀式が好評です。
「観光シーズンやイベント開催時は非常に混雑することがある」との声があります。特に桜や紅葉のシーズンは混雑が予想されるため、早めの訪問を勧める意見が見られます。
平安神宮内には飲食店がないため、「近くのカフェやレストランを利用する必要がある」という意見もありました。周辺の飲食施設を事前にチェックしておくことがおすすめされています。
平安神宮/大河ドラマ光る君へ/歴史/時間/見どころ/拝観料/体験談クチコミ・京都・まとめ
平安神宮は、歴史的な建造物や美しい庭園、四季折々の自然が楽しめる場所であり、時代祭という伝統的な祭りも見どころの一つです。
訪れる時期によって異なる風景が楽しめるため、何度でも訪れたくなる魅力があります。
ただし春と秋の行楽シーズンは非常に混雑するので、混雑を避けるために早めの時間帯を選ぶと良いでしょう。
また、周辺の飲食施設を利用して快適な観光を楽しんでください。
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※2024年6月上旬訪問
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