岐阜県の中山道太田宿は、明治の文豪 坪内逍遥が生まれ育ったところでゆかりの地です。
坪内逍遥を詳しく知りたいなら、太田宿の「旧小松屋」さんに行ってみて。
そこには、坪内逍遥と中山道太田との関係が、パネル展示して解説してあります。
「旧小松屋」さん・今はお休み処で休憩できる
「旧小松屋」さんは太田宿の東の脇にあって大きな宿屋さんでした。
「登録有形文化財」となっていて、今は「お休み処」として利用してよいことになっています。
無料で室内にもあがれるようになっていて、畳の上に腰をおろすこともできます。
また無料で奥のお手洗いを貸してもらえます。
坪内逍遥の略歴
坪内逍遥は、近代日本文学の成立に寄与した人で、「小説神髄」「当世書生気質」およびシェイクスピア全集の翻訳が有名ですね。
幕末の動乱期に、美濃の太田代官所の役人の息子として生まれた坪内逍遥。
太田で過ごしたのは10年ほどの幼少期のみですが、書や絵を愛し「未(ひつじ)年生まれの紙くい虫」と呼ばれていた幼いころが、文豪の原点だったことがわかります。
旧小松屋さんの屋内の様子と庭
旧小松屋さんの家屋内は、広い土間に腰かける椅子があり、当時の家具・調度品がおかれています。
パネル展示は写真の右側。
左側は畳の部屋が続いています。
二階への急階段は立ち入り禁止です。階段下は箪笥になっていて、歴史を刻んだ建具を拝見できるのはうれしいです。
お手洗いは一番奥で、明るいお庭から光が差し込みます。
太田宿関連のパンフレットも玄関そばに置いてあります。
坪内逍遥は、晩年は熱海の見晴らしのよい高台で住まわれていて、日曜のみ見学できるようになっていますよ。
熱海の海を見下ろす邸宅は晩年の十数年を過ごしています。
そこは母屋とお庭だけでなく書屋も建てられていて、逍遥の一生を詳しく知ることができます⇒「双柿舎(そうししゃ)坪内逍遥の邸宅を見学日曜のみ・逍遥のすべてを知るなら」
坪内逍遥生誕の岐阜県美濃加茂市の太田宿は、名古屋から1時間ほどで行けます。
太田宿の観光を兼ねてじっくり散策するのにいいところです。
あじさいが美しい6月に行ってきました。⇒「市の花はあじさい・岐阜県美濃加茂市のあじさいの見どころ中山道名古屋から1時間」
岐阜県美濃加茂市太田本町3丁目3-31 太田宿中山道会館 からほど近いです
岐阜県美濃加茂市太田本町3丁目3−31 太田宿中山道会館
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