◆初詣
新年になると当たり前のように「初詣」に行っていますが、なぜ?と聞かれてとっさに返答にこまりました。
みんなが行くから、一年の始まりだから。。。
そこでこの際しっかり調べてみました。
- 初詣ではいつまで?
- 初詣のお参りのやり方
- 英語でなんていう?
- 神社に行くべき?寺に行ってもいい?
- 初詣の楽しみ方
初詣の疑問を一気に解決。
これでいつ新年が来ても大丈夫です!^^
初詣はいつまで?何日まで?
初詣はいつまでにしたらいい?
一般的に初詣に行く期間は「1月1日から7日まで」です。
7日は「年神様」がお帰りになる日で、1月1日から7日までを「松の内」といいます。
地域によっては、15日までというところもあります。
初詣での人出をメディアで発表するような場合は、「正月三が日を初詣の人出」とするのが一般的です。
初詣の期間は、人出の多い神社やお寺は交通規制がされ、屋台・露店が並びます。
初詣(はつもうで)のやり方は?
初詣に行くのが「神社」として、お参りのやり方(作法)には決まりがあります。
特段の作法が決められている神社でなければ、以下の方法で行います。
手水舎(ちょうずや)で手と口を清める
◆◆名古屋 万松寺 手水舎
神社でお参りをする前に、手と口をすすいで清めてからお参りをするのが本来のやり方です。
お寺の場合も同じです。
神社にもお寺にも、必ず手水舎(ちょうずや)があります。
手水舎での清め方
手水舎は拝殿の少し手前に独立して設置されています。
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この一連の流れを「柄杓の水一杯で行うように」と説明がされている神社がありますが、
足りなくなれば、柄杓に何度水をすくってもよいようです。
おまいりの前に「両手と口を清める」と覚えておけば大丈夫です。
神社は「二礼二拍手一礼」でお参り
一番大切なのは、拝殿(神殿)でのお参りのやり方です。
神社の場合、鳥居をくぐり参道を進んで、「拝殿」(お参りするところ)の前に立ったら、
この順番でお参りをします。
- さい銭箱におさい銭を入れる
- 鈴を鳴らす
- 深く二度おじぎをする(二礼)
- 胸の前で両手をあわせてから、二度拍手する(二拍手)
- 手をおろし、深くおじぎを一度する(一礼)
お賽銭をいれる ⇒ 鈴を鳴らす ⇒ 二礼・二拍手・一礼
この動作によって、神様を迎え入れ神様と自分を一体化させて、そしてまた神様を送るという意味があります。
「二礼二拍手一礼」には他にも説あるようですが、
神様の前に来て、落ち着いた気持ちで神様と自分を見つめることのできる瞬間です。
お寺でのお参りのやり方(作法)
◆犬山市成田山
お寺の場合は神社とは違うお参りのやり方をします。
<お寺でのお参りのやり方>
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お寺の場合も、お参りの前に手水舎で口と手を清めます。
<お参りのやり方のまとめ>
- 神社もお寺も「手水舎」で両手と口を清める
- おさい銭をいれる
- 神社は「二礼二拍手一礼」する
- お寺は手を合わせて静かにおまいりする
英語で初詣を説明するには
「初詣」を英語で説明すると、英語では「神社を訪れる」と表現するそうです。
「元旦に初詣しました」は ⇒ I visited a shrine on New Year’s Day.
「私は初詣にいきました」は ⇒ I went for a New Year’s visit to a Shinto shrine.(これはヤフー翻訳)
初詣の意味や由来
◆初詣 混雑する社務所前
新しい年になり、初めて神社やお寺にお参りをして、その年一年間の幸せを祈ることを初詣(はつもうで)あるいは「初参り」といいます。
これには二つの説があり、
- 「神道の年籠り(としごもり)」が初詣になったという説
- 「恵方参り」が初詣になったという説
大晦日から元旦にかけて豊作や家内安全を祈願する行事が「年籠り」です。
それが大晦日から元旦にかけてお参りする習慣へと変わったのが、初詣といわれています。
またお正月を祝うのはもともとは神道の儀式のためです。
歳神様に鏡餅をお供えして門松を立ててお迎えし、おせち料理を食べて一年の豊作や家内安全を祈ってきました。
家長(一家の主)とともに、歳神様からのお下がりであるおせち料理を頂いたあと、
「歳神様のいる方角にある神社や寺院にお参りする」というのが恵方(えほう=縁起のよい方角)参り。
そのお参りが初詣と呼ばれるようになったとも言われます。
まとめると、
初詣に行くのは神社とお寺どっち?
◆神社 赤い鳥居
お正月を祝うのが神道の行事という意味でしたから、神社への参詣が正しいといえそうですね。
ただ、日本全国を見渡すと、神社だけでなくお寺にも大勢の参詣者が訪れます。
「神社に行くのが正しい?」
「お寺に行くのも正しい?」
迷ってしまう点ですが、信仰が決まっていない限りは「どちらにお参りしてもよい」というとです。
神社・お寺どちらに参拝しても大丈夫
神社やお寺は、昔は同一視されていた時代が長く続きました。
お寺の中に神社があることはよくありますし、その反対もあります。
神社とお寺が明確に区別されるようになったのは、明治以降のことです。
そんな歴史もあって日本中に神社やお寺は存在し、どちらに初詣にいってかまいません。
初詣は何回行ってもいい?
さて、どの神社でもお寺でもOKなのですから、
「できるだけご利益やご加護が大きいところに行きたい!」
「もっとたくさんの願い事をかなえたい、ご利益が欲しい」
そう考える人があるかもしれません。
初詣は確かに新年の最初のお参りではありますが、
氏神様以外にも、有名な所や干支にちなんだ所への参拝もみなさんしていますね。
信仰のない方や特にこだわりがない方は、ご希望の神社やお寺にお参りすれば大丈夫です。
神社はご利益もそれぞれ違い、一か所しか参詣してはいけないわけでもありません。
一年間の安全や幸福を祈願をするにあたり、より大きな幸せを手にいれてください。
神社やお寺は、誰が来てもちゃんと受け入れてくださいます。
とてもありがたいところです。
神社とお寺の区別がわからないとき
時々、お寺で大きく手を打ちならしている人がありますが、周りの人も寛大に受け入れているわけですが、
一応、神社とお寺の区別がわからない時どうするか?
神社とお寺の見分け方ですが、入るとき鳥居のあるのが神社、ないのがお寺。
鳥居がある神社では「パンパン!」と二拍手する。
お寺では手をたたきません。
初詣をしてはいけない日!があるの?
◆岐阜 八王子神社(初詣準備中)
初詣を控えたいとき
最後に、初詣を控えた方がいいときがあります。
それは喪中の神社への初詣です。
喪中の間は鳥居をくぐることは良くないことです。
しかしお寺への初詣はかまいません。
お寺では葬儀や初七日法要、四十九日法要なども行い、「死」に対する考え方が神社とは違うためです。
初詣の楽しみ方
「初詣の楽しみ」といえば、なんといってもおみくじでしょうか?
屋台でおでんやりんご飴などを食べるのが楽しみ、という人もあるでしょう。
毎年初詣のはしごをしている私の楽しみ方で恐縮ですが、いくつかあげてみます。
- 行く先々でおみくじを引いて、大吉が出るまでいくつか引く
- 着物姿の女性の美しい姿をちら見する、もちろん男性の着物姿も好きです
- 門松飾り、しめ縄、絵馬などをしげしげと見比べる
- 若い人の冬のファッションを観察する
- 甘酒のふるまいがあればいただく
- 屋台で珍しいお店をみつける
- 屋台で温かい食べ物を食べ歩きする
- 神社のかわいい巫女さんを見つける
お酒をときどき口にしつつ、行く先々で温かい食べ物を食べて、気ままに初詣でしています(恐縮です(-“-))。
初詣のやり方/初詣はいつまで?神社かお寺か?疑問を解消!意味や由来・まとめ
初詣は神社でもお寺でもどちらにお参りしても大丈夫。
お参りのやり方がありますが、間違えたくないのはお寺でパンパンと手をたたくことでしょう。
お参りといっても堅苦しく考えずに、屋台の美味しいものを食べて楽しみましょう。
◆名古屋 愛知で有名人気の神社とお寺おすすめ
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