大垣といえば水の都、大垣城下町をめぐる水門の散策ルートが素敵です。
JR大垣駅から2.2キロの距離を、水門川にそって歩くコースですが、松尾芭蕉の句碑が建てられ、芭蕉の足跡をたどれます。
桜の季節が最高の名所地ですが、涌き水が多いので夏も最適です。
四季の草花を眺めながら、時折「一句」なんていいですね。
◆城下町大垣観光マップ
観光マップはJR大垣駅の観光案内所、「奥の細道むすびの地記念館」にもありました。
ルートは大垣駅そばの「愛宕神社」から出発して「奥の細道むすびの地記念館」を終点に。
またその逆で「奥の細道むすびの地記念館」に車をとめて「愛宕神社」へ。
ここは「四季の路」と呼ばれていて2.2キロの散策コースで、40分から1.5時間未満です。
途中「大垣城」に寄ることもでき、静かにゆったり季節を味わえるルートでおすすめです。
大垣城での体験は⇒「大垣城・料金/駐車場とアクセス/城内で火縄銃・弓・槍体験(岐阜県)」
城下町大垣の四季の路を散策
大垣観光のメイン「四季の路」を散策するのに、私たちは車で行ったため「奥の細道むすびの地記念館」からの出発としました。
駐車場はJR駅前付近に有料駐車場がありますが、「奥の細道むすびの地記念館」専用の駐車場は、普通車は無料です。
そのためここから出発することに。
「記念館」付近のことはこちらに詳しく書きました⇒「「奥の細道むすびの地記念館」駐車場/付近の景勝地と四季の広場へ(岐阜県大垣市)」
奥の細道むすびの地記念館から出発!
芭蕉に関心のある人は芭蕉の句碑をメインに、景色や歴史に関心のある人はお寺や「大垣宿本陣跡」などに思いをはせて。。。
◆「全昌寺」初代大垣藩主戸田氏鉄の奥方建立
「記念館」の駐車場を出て間もなくにある「全昌寺」、初代大垣藩主戸田氏鉄の奥方である大誓院(徳川家康の姪)建立したもの。
幕末の大垣藩老小原鉄心や鉄心が師と仰ぎ親交を重ねた住職のお墓があります。
◆四季の広場の橋と船
昔日の面影をとどめて 「四季の広場として」緑あふれる広場が造られています。
四季の広場には、水と緑が豊富に演出されています。
「四季の路」の案内経路と名所旧跡の配置図も見ながら。
水門川を右手に見て、散策しています。
桜並木が続き、9月初旬の今は日陰になるため歩きやすいです。
道すがらには芭蕉の句碑が点在しています。
奥の細道紀行のどこで詠まれたか、その土地の様子などの解説もあります。
◆四季の路の道標と新築工事の市役所
所々に道標があり、四季の路との位置関係もわかりやすい。
右は新庁舎の完成が待たれる市役所。
令和2年1月オープンだそう。
市役所付近には、「竹橋口門」があったという解説。
観光案内マップには載っていないけど、桝の専門店の「ますや」さんが左手に。
大垣は桝の全国シェア8割といいます。欲しい方はぜひ「ますや」さんに寄ろう。
◆水門川沿いにある芭蕉の句碑と解説
◆四季の路の散策、清水橋とお地蔵さん
◆清水口門跡の看板と解説
大垣城は南と東を大手(城の正面)北と西を搦手(城の裏)とする、要害堅固な城郭 でした。
堀に囲まれた内部には 7つの門がありそのうちの一つが清水口門です。
四季の路の散策は、川沿いの緑を見ながら、続きます。
◆興文小学校にあるお相撲の土俵
左手を見ると小学校の庭に土俵があり、思わずパチリ。
四季の路では、オオバヤナギ・クスノキ・シダレヤナギ・ハナノキ・コブシ・サトザクラ・ハナミズキ・ヒトツバタゴといった樹木が植わり、どこに何が植わっているのかまで案内がありますよ。
圓通寺・戸田家菩提寺
◆圓通寺(戸田家菩提寺)と山門
円通寺(西外側町1)はは戸田氏の菩提寺として、近江膳所ヶ先で創建され、その後尼崎を経て寛12 年(1635)現在地に建立されました。
山門は木造瓦葺の建造物で、天保年間(1830-44)に再建のもの。
大垣市指定重要文化財です。
この句碑は、「一家に遊女も寝たり萩と月」新潟県糸魚川市でよまれた句。
なんとも意味ありげな。。。(全く詳しくないです)
八幡神社と湧き水
◆四季の路の散策、八幡神社
約半分の行程を歩いたあたりにある「八幡神社」です。
中世には大井荘と呼ばれ大東大寺領であったため、東大寺の鎮守を勧請して建てられました。
ここに湧き水があるので、水を飲ませていただきます。
◆四季の路の散策、八幡神社の涌き水
透明なきれいな水がこんこんと湧いています。
近くの人がペットボトルに何本も水を汲んでいます。
ひしゃく・じょうろ・コップがいくつも置いてあります。
水を汲みにきていた方に聞くと、車で取りに来る人も多いそうです。
ただ生の水なので、早く使う必要があるそうで、その人は毎日のように汲みに来ているそうです。
◆八幡神社内、ユネスコ無形文化遺産 山・鉾・屋台行事
ユネスコ無形文化遺産大垣まつりの「やま」の起源についての解説。
さて、路はつづきます。
◆八幡神社横の休憩所
ちょうど休憩したいという場所に、休めるところが。
八幡神社の横、きれいな水が流れています。
◆四季の路の散策、大垣藩校敬教堂跡
市保健センターの横にある、大垣藩校敬教堂跡。
◆芭蕉の句碑と解説
商店街付近にさしかかり見つけた句碑、「しづかさや いわにしみいる せみのこえ」。
◆栗葉公園にある涌き水
JR大垣駅まであと3分ほどのところにある、栗葉公園の涌き水もさわってみました。
やはり冷たくてとっても気持ちいいです。
ここは水質検査していないとのことで、飲むのは自己責任。
さて四季の路もあと少しとなりました。
◆笑うモニュメント
「二人ワッハッハ」と名付けられたモニュメントで、ほっこり。
◆岐阜駅にほど近い「愛宕神社」
そこから1分ほどで「愛宕神社」に到着。
2.2キロの行程でしたが、1時間以上かかりました。
見たり読んだり、風景にいやされたりしながらの路でした。
「奥の細道むすびの地記念館」の駐車場と付近の素敵なスポットは⇒「「奥の細道むすびの地記念館」駐車場/付近の景勝地と四季の広場へ(岐阜県大垣市)」
「愛宕神社」から「美濃路」を歩くコースも歴史を感じるコースでおすすめです⇒「美濃路を歩く大垣観光・駅から「むすびの地」へ2キロ/名所旧跡(岐阜県)」
大垣の観光コースは、路が平で整備が行き届いているので歩きやすいですよ。
観光マップは大垣駅の観光案内所にもありました。
岐阜県大垣市船町2-26-1 奥の細道むすびの地記念館内 大垣観光協会
岐阜県大垣市船町2-26-1 奥の細道むすびの地記念館内 大垣観光協
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