サウナで最高の気分になることを「サウナトランス」っていう。
あるいは「ととのう」ともサウナ―(サウナ愛好家)の間ではいいます。
これは頭の中が空っぽになってスカーッとする体感です。
この感覚を体験してからというもの、サウナの魅力にはまってしまった温泉マニアの私。
ただそれまでは、サウナは熱いだけで良さが全く分かりませんでした。
それが今や「サウナでととのいたい!」と思うようになり、温泉とともに必須のリフレッシュ空間に。
最初は1分もたたずにアチチっと出ていましたが、今や水風呂にザブーンとダイブするほどに(もちろん汗を落としてから)。
ととのったあとの気分は爽快で、体の疲れもストレスも長時間抜けています。
サウナ本や体験を通して、
- サウナでととのうってどんな感じ?
- サウナでととのう方法
- サウナの効果
- 最初は気をつけた方がよいこと
をお話しますね。
サウナでととのうにはどうしたらいい?
ここでいうサウナは「乾式サウナ」=「フィンランドサウナ」と呼ばれるサウナで、温泉施設にあるサウナでは最もポピュラーなサウナです。
「タワー式サウナ」と書かれているのも同じです。
サウナ室の温度が80度から95度の高温です。
サウナでととのうとはどんな感じ?
サウナには、温泉(入浴)とはまた違う爽快感(サウナトランス)があって、
深い充足感と爽快感がマックスになって、ぼーっとした頭の中がからっぽになったような気分です。
体は軽くふわっとして、疲れが全くないという体感も感じます。
人によっては「恍惚状態」になるとか、「瞑想状態」になるという表現をする人もいます。
ある先生は「ランナーズハイと同じ精神状態といえる」と話していました。
「サウナでととう」感じがわかるようになるまでは、何回かの体験が必要かもしれません。
サウナの入り方の基本
まずはサウナの入り方の基本を案内しますね。
サウナ室の入り口やサウナ本には、こんなことが書かれています。
<サウナの入り方の基本>
8分から12分間入り、水風呂に入り、その後椅子にすわるなどしてクールダウンする。
それを1クールとして2~5回繰り返す。
これは慣れている人に向けた案内と思ってください。
慣れてくれば確かに8分以上入れるのでしょうが、初心者は厳しいと思います。
「ととのう」ための一般的なサウナの入り方
最近専門家(お医者さんなど)が発信しているととのうためのサウナの入り方は、
- 「サウナ5分・水風呂・外気浴」を1クールとして3クール
がおすすめされています。
これは、そうでしょう、そうでしょう、という一般的な話といえます。
ですが、上級者はこれでは物足りないですし、初心者はとてもムリっという感じでしょう。
初心者におすすめのサウナの入り方
最初はサウナの時間を短くして、シャワーと休憩がおすすめです。
<初心者におすすめのサウナの入り方>
- はじめに1分入る(1分以内でもOK)、その後ぬるめのシャワーで汗を落とし、室内又は屋外の椅子に座って 休憩する。
- 落ち着くまで数分過ごす。
- その後このパターンを2~3回繰り返す。
- シャワーの温度を徐々にさげていき、水に慣れたら水風呂に。
水風呂が横にあるのですが、まずは温度の低いシャワーから始め、
水のシャワーに慣れてから、水風呂に足だけ入って慣らしていきましょう。
たいていの施設は水風呂の温度が16~17度くらいです。
足だけ⇒ヒップまで⇒ウエストまでと、水に浸る位置を深くしていきます。
サウナに入る時間も、1分から徐々に長くしていくようにしてみてください。
たいていサウナ用の時計が室内にあります(一周で12分)。
サウナを安全に利用する・気をつけたいこと
これだけはサウナを利用する前に知っておいてほしいです。
水分補給を忘れずに
サウナに入る前には、必ず水分補給を!
サウナ浴一回につきおよそ300から400mlほど発汗します。
サウナに入る前に300から500ml分、のどが渇けば途中でも補給を。
サウナ室にいる時間が短くても、全身から発汗があるので水分補給をわすれずに。
体の水分を拭いてからサウナに入る
体が濡れたままサウナに入ると、水滴が毛穴を塞いでしまうので汗をかきにくいです。
すぐ発汗するよう、体の水分をぬぐってから入るようにします。
またシャワーや水風呂の後休憩する時も、水分で体温が奪われないよう軽く体を拭いてから休憩がおすすめ。
サウナの温度は低い方から試す
サウナ室の温度は、計器がさしている温度というわけではないのです。
大抵三段の高さになっているサウナが多いですが、上段と下段では約20度の温度差があります。
最初は体をならすために出入り口近くの一番下の段に座るのがおすすめ。
頭の位置の温度は一般的に、
- 最上段が約90度~95度
- 真ん中が80度~90度
- 最下段がが70度~80度
たいてい足元よりは頭の位置が高温と感じます。
サウナの種類と初心者向きのサウナ
最近、スパ及びスーパー銭湯で見かけるのは、「ミストサウナ」「蒸気サウナ」「塩サウナ」です。
これらは温度が 40度から60度ぐらいの設定になっています。
フィンランドサウナ(乾式サウナ)がつらいという人は、「ミストサウナ」「蒸気サウナ」「塩サウナ」を利用するのもよいです。
なお、これらのサウナはフィンランドサウナと合わせてというところがほとんどで、ない場合もあります。
また規模の大きい健康ランドでは、「漢方サウナ」や「クリスタルサウナ」など珍しいサウナを完備している場合もあり、それらは40度~60度という温度で入りやすいです。
ただし「ととのう」という感覚にはなりにくいかと思います。
ロウリュウは初心者には危険。。と思う
「ロウリュウ」はサウナに慣れてからがよいと思います。
「ロウリュウ」はは熱せられた石の上にアロマ水を垂らして水蒸気を発生させ、より熱い風を体感させて発汗を促すもの。
これはものすごい熱風を浴びることになり、非常に暑いです!
ただでさえ熱いサウナ室ですから、私は今だにロウリュウは苦手。
なので体験するのはよいですが、熱い!辛い!と思ったらすぐ出ましょう。
慣れるとこれがたまらないそうなのですが。。。ロウリュウ大好きというのは男性に多いようですね。
飲酒したら入ってダメ
お酒を飲んだ後は脱水症状になりやすいので、 サウナに入らないで。
酔っていると足元がふらついたり、平常時よりも意識があいまいになりやすく、サウナ室に敷いてあるタオルで足元が危険です。
それにサウナでアルコールは抜けません。
お風呂(温泉)もそうですが、酔った状態で入ってはダメ。
サウナの効能・効果
◆サウナ ととのい椅子
サウナに慣れると、「ととのう」という爽快感がたまらなく心地よくなります。
ととのうという言葉がはやる前でも、スカッとした、スッキリした、気持ちいい!といったサウナ利用の感覚はありました。
ですがそれだけではありません。
サウナには健康を増進する、こんなうれしい効果もあるんです。
サウナの医学的効能=病気を防いで健康を増進するといわれるワケ
それは、こんなことが体でおこっているからです。
- 血行がよくなり肩こりが改善
- タンパク質を修復する HSP (ヒートショックプロテイン)という別なたんぱく質が生まれる、細胞の再生を活性化し免疫力を高める
- サウナ室では血流が安静時の2倍になり酸素の摂取量が増える、発汗することで疲労物質が排泄され、効率よく乳酸を分解し疲れが取れる
- サウナと水風呂に入ることで、自立神経を刺激し働きを活発化させるので活力が湧く
- 水風呂に入ることで冷たさに反応して血管や毛穴が収縮、そのため体温が保たれ 湯冷めしにくくなる
- 血圧が上昇下降を繰り返すことで心臓と血管のポンプ機能が鍛えられる、よって血圧が正常に近づき低血圧改善につながる
(※参考「サウナの教科書」)
サウナに入るのは、コリがほぐれる、疲れが取れる、活力が湧くなど、実体験できるからなのですね。
女性のサウナ―の一般的な利用法
私がここ2年余り見てきた女性サウナ愛好家の、一般的な利用方法もお話しますね。
- サウナ室に入っている時間は3~6分ほど
- 2~4クール
よほど慣れているなと思われる人は、サウナ室に入っている時間が10分程と長い人もいます。
上級者になると、最上階の高温のところでストレッチしているなんて人もあります。
サウナでととのうってどんな感じ?女性向け/安全に/ここに注意/ぼ~っとスッキリ・まとめ
サウナでととのう方法を実体験でお話していますが、もっと詳しく知りたい場合は、どんな脳波か、どんなホルモンが出ているかなどお医者さんが話されているかと思います。
サウナは暑くて苦手という人は、湯舟と冷水を浴びるを交互にする「温冷浴」でも、爽快感をえられるでしょう。
女性で冷え性にお悩みの人は、湯舟に入る⇒足を水に浸ける、を繰り返すだけでも血行がよくなっていくのがわかると思います。
<関連ページ紹介>
◆湯あたりの症状・湯あたりを予防する温泉の入り方
◆足湯を自宅で・おすすめのやり方・バケツでも冷めないやり方・温泉ソムリエより
◆入浴の水分補給のタイミング・お風呂の前後とは、飲む量(子供・高齢者)
ちょっとサウナが好きになったかも?という人におすすめの本↓↓
(温泉ソムリエのよっちゃん)
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