大河ドラマ館「おんな城主直虎」へ行ったら、その隣の「気賀関所」の観光も忘れずに。
大河ドラマ館が開かれている期間(平成29年1月15日~平成30年1月14日)は、通常150円の入場料が無料です。
「気賀関所」は、17世紀初めに江戸幕府が本坂通の気賀に設置した関所。
東海道の新居関所の裏番所として本坂通の往来を監視したということです。
江戸時代の往来、通行の厳しさがしのばれます。
「気賀関所」駐車場とアクセス
西隣「浜松市奥浜名湖田園空間博物館総合案内所駐車場」があり、とても広い駐車場です、無料。
大河ドラマ館の駐車場と兼用になっていました。
駐車場利用時間は、午前9時 ~ 午後4時30分
「気賀関所」は年中無休(年末年始休みのこともある)となってます。
「気賀関所」へのアクセス
・浜松市駅北口バスターミナル⑮のりばから気賀行きバスで約60分、「気賀駅前」下車、徒歩5分
・天竜浜名湖鉄道「気賀駅」から徒歩3分
・浜松西ICより約20分
「気賀関所」検問の様子再現
大きな物々しい門を入ると、検問所があります。屋根も立派。
この建物は平成2年に再建されたもので、江戸初期からのものは一部が残されているのみ。
関所のあらゆる施設が再現されています、牢獄もありましたよ。
武士をあらためるところ、刀は畳の上に置かれています。
農民や町民をあらためるところ、刀は脇にさしたままで、問題があればすぐに刀を抜いて切ってもよいのだそう。(キビシイ!)
反対側の建物にある女性を改めるところ。
改める人は検問の役人の奥さんやお母さんだそうです。
関所の目的は、『入鉄砲に出女(でおんな)』の監視が主要任務でしたから、「一般往来者、囚人、手負、乱心、死骸や商荷物(あきないにもつ)などの監視も併せた、政治性の強い警察的な役割も担ってい」ました。
罪人を搬送するかご、かなり小さい入れ物です。
遠くまで見通せる物見やぐらへも、上がることができます。そこからの景色。
関所取り締まりの原則が書かれている御札です。
どれどれ~~っと読んでみると、
通行人は関所の前で傘、頭巾を脱ぐべきこと。
乗り物に乗ったまま通るものは乗り物の戸をひらくこと。
ただし女の乗り物は関所役人の指図に従って改め女に見てもらい通ること。
鉄砲は定められた証文と照らし合わせて通すこと。などが書かれています。
右の定めは必ず守るべきこと。
幕府からの命令はこのようである。奉行。慶安5年(1652年6月12日)
これらの命令に背くものは、牢屋に入れられるみたいです。
時代劇で見る、太い木組みの牢屋、大きなかんぬきがかかってました。
気賀関所の案内人の方に声をかけてもらい、じっくり見学させてもらいました。
気賀関所の手前に、待ち構えていらした地元のボランティアの方みたいです。気軽に話しかけてくれました。ありがとうございました。
「姫街道」の4月初旬のイベント
「姫街道」と呼ばれる気賀関所のある街道は、4月の最初の日曜に毎年イベントがあります。
公家や武家の奥方、姫君女中衆が、この街道を使用し続けたことで、ここ本坂道は「姫様道」「姫街道」と呼ばれるようになったそうです。
その当時の行列を再現したイベントで、施設がひとつ設けてあり、
姫様の乗るかごや、
おつきの役人が食べた食事なども再現されていました。
大河ドラマ館「おんな城主直虎」を見に浜松市北区へ行ったら、ぜひ隣にある「気賀関所」へも。みどころいっぱい。
このあと大河ドラマ館「おんな城主直虎」に行きました⇒「大河ドラマ館「おんな城主直虎」の世界へ!駐車場井戸端セット」
静岡県浜松市北区細江町気賀4577 気賀関所
静岡県浜松市北区細江町気賀4577 気賀関所
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