◆湖北野鳥センター コハクチョウ
琵琶湖の湖北にある野鳥センターの付近では、越冬にきたコハクチョウが、毎年10月中旬から見られるようになります。
またオオワシも11月中旬ごろから飛来してきます。
12月の下旬に小雪がぱらつく中、センターの望遠鏡からのぞいてみると。。
オオワシはちょうど木から飛び立つところを観察できました。
野鳥センターには野鳥のはく製や湖岸の生き物、植物などの解説があり、かわいらしい水鳥を望遠鏡で観察ができます。
入場券を買えば、一日に何度でも利用が可能。
※コハクチョウもオオワシも両方見られる時期は、11月下旬から2月下旬までです。
湖北野鳥センターは一日に何度ものぞいてみたい・体験クチコミ
◆コハクチョウ
コハクチョウが越冬にきていると、ホームページを確認して訪問してきました。
望遠レンズのついた双眼鏡を覗いてみると、枯れたよしのそばにわずかに点のように見えています。
と思ったらかカモの仲間だったようで、スタッフの方に教えてもらったもののなかなか発見できずにいました。
望遠鏡は何台もあるので、時間を置いては別の望遠鏡をのぞいてみて他の水鳥も観察。
寒さでじっとしている水鳥が多い中、コハクチョウは湖面をよく移動しているようです。
コハクチョウを望遠鏡で捉えるのは、初心者には難しいと感じました。
入場料200円で1日中出入りが自由なので、隣の道の駅で休憩したり、湖岸を散策して野鳥観察したりして、
時間をおいて何度か水鳥センターの望遠鏡を覗いてみるのがよさそうです。
この日、15分ほどの滞在で私はコハクチョウは確認できませんでした。
ただオオワシは飛び立つ瞬間を見ることができ、ラッキーでした。
1~3時間の余裕をもって来てみるのをおすすめします。
湖北野鳥センター/コハクチョウはいつからいつまで見られる?
◆湖北野鳥センター コハクチョウ
コハクチョウが見られる時期
琵琶湖に渡ってくるコハクチョウは10月中旬に親鳥とともに日本へ渡ってきます。
真っ白な群れの中に、やや小ぶりの灰色の羽ををしているのが今年に生まれた幼鳥です。
3月の中旬にまたシベリアへと帰っていきます。
コハクチョウはどんな鳥?
◆コハクチョウ
コハクチョウ(学名:Cygnus olor)は、水鳥の一種で、優雅な外観が魅力です。
琵琶湖で越冬するコハクチョウは年によって変動し、毎年400から600羽が来ているそうです。
そのうちの約8割ほどが湖北地方で確認されています。
コハクチョウの大きさ重さ
成鳥のコハクチョウは、体長が約140~160センチメートルに達することがあります。
翼を広げた際の幅は、約200~240センチメートルです。
体重は大体10~12キログラムほどで、中にはもっと重い個体もいます。
外見の特徴
コハクチョウの成鳥は白い羽を持ち、非常に美しい姿をしています。
くちばしはオレンジ色で、その先端には特徴的な黒い突起があります。
若いコハクチョウは灰色がかった羽を持ち、数年かけて白くなります。
鳴き声
コハクチョウは比較的静かな鳥で、通常は低い声で鳴きます。
鳴き声は「ホー」という低い音が特徴的で、危険を感じた時などに発することがあります。
◆湖北野鳥センターのコハクチョウのはくせい
野鳥センターの中で、鳴き声を聞けるコーナーがありますから、ぜひ聞いてみて。
コハクチョウは何を食べている?
越冬中は常に家族で行動しているコハクチョウ。
琵琶湖の水草や水田の落穂、二番穂などを餌にしています。
※二番穂とは、稲は初めに主穂(一番穂)をつけますが、その後追加で脇から生える小さな穂(二番穂)のこと。
湖北野鳥センター/オオワシはいつからいつまで見られる?
◆オオワシ
オオワシが見られる時期
琵琶湖の湖北へは、2023年は11月18日に今期初飛来しました。
「山本山のおばあちゃん」の愛称で知られるメスのオオワシです。
琵琶湖の裏山の山本山に毎年飛来してくるオオワシは、左の羽の内側の模様に特徴があり、毎年同じ個体が訪れているのが確認されています。
もう20年以上も前から毎年、山本山に飛来しています。
2月下旬ごろまで姿を見ることができます。
山本山のオオワシは国内最高齢
山本山に来ているメスのオオワシはとても人気がある鳥で、多い時には山本山の麓に200人以上のファンが詰めかけることがあるそうです。
大鷲は大人の模様になるまで6年かかり、山本山の大鷲は発見当時すでに大人の模様でした。
2019年の時点で28歳以上、確認さてでいる個体としては国内で最も長く生きている、国内最高齢の大鷲であることが分かっています。
訪問した日も、山本山のオオワシを一目見ようと、野鳥愛好家の方がたくさん来ていました。
オオワシはどんな鳥?
オオワシの大きさ・重さ
天然記念物のオオワシは、体調1m、両翼を広げると2.5mにもなる大きな体をしています。
オオワシは オスが全長90㎝体重5~6㎏で、メスは全長100㎝体重は7~10㎏程となります。
オオワシ外見の特徴
オオワシ(学名:Haliaeetus pelagicus)、またはステラーズ・シーイーグル。
主にロシアの沿岸地域や北日本で見られる大型の猛禽類(もうきんるい)です。
猛禽類というのは、鋭い爪とくちばしを持ち、他の動物を捕食(または腐肉食)する習性のある鳥類の総称です。
成鳥の羽色は主に茶色で、羽の先端は白く、大きく強い黄色のくちばしを持ちます。
若い個体は成鳥よりも色が濃く、黒っぽい羽を持ちます。
大鷲は大型の鷹の仲間で、樺太の北部やカムチャッカ半島で子育てを行っています。
11月頃に越冬のために北海道などにやってきます。
全世界中で5000から7000羽前後しかいないとされています。
日本では天然記念物として保護されている鳥です。
白と黒と黄色という目立つ色をしているため、世界一美しいワシとも言われています。
大鷲は1日に数回しか移動しないそうです。
訪問して望遠鏡を覗いていた時、ちょうどオオワシが飛び立つところを見ることができラッキーでした。
鳴き声
オオワシの鳴き声は、かなり特徴的で、一般的には深く、力強い「クルークルー」という声を発します。
彼らの鳴き声は、縄張りを主張したり、仲間とコミュニケーションを取る際に使用されます。
オオワシは何を食べている?
大鷲の餌は大型の魚が主で、時にはオオバンなどの水鳥を狩ることがあるそうです。
毎年飛来している、山本山のおばあちゃんが琵琶湖の魚を捕まえる瞬間、雄大に飛ぶ姿を、
水鳥センターでは映像でみることができます。
迫力ありました~!
湖北野鳥センターの料金・時間・施設の内容
◆湖北水鳥公園 湖北野鳥センター
湖北野鳥センター料金・時間
- 入館料:一般(高校生以上)200円 小学生100円
- センターの開館時間:9時から16時30分
- 休館日:毎週火曜日(祝日の場合次の平日が休館)・12月29日から1月3日
※入館料を払うとその日1日中何度でも入館可能です。
湖北野鳥センターの見どころ
◆オオワシの観察 望遠鏡 湖北野鳥センター
湖北野鳥センターには性能の良い望遠鏡が何台も設置されています。
水鳥や野鳥が湖面を泳いでいたり休憩している姿を、はっきりとらえることができます。
望遠鏡を覗きながら写真を撮るというテクニックもあるので、解説通り挑戦してみると良い写真が撮れるかもしれません。
◆湖北野鳥センター 鳥のはくせい
水鳥の剥製が並んでいたり、湖岸で見られる植物や琵琶湖に生息する魚についての解説があったりします。
◆湖北野鳥センター 鳥のはくせい
季節の変化に応じて自然観察会や、野鳥の会と共催した探鳥会などの自然に親しむ企画もあります。
湖北水鳥センター・アクセス駐車場
行き方は、
- 長浜インターチェンジから湖周道路を北へ約20分
- 木之本インターチェンジからは南へ約15分
- 小谷城スマートインターチェンジから西へ約15分
- JR河毛駅よりタクシーまたはレンタサイクル
駐車場は無料で40台分ほどあります。
場所は、「道の駅湖北みずどりステーション」の隣です。
湖北野鳥センターでバードウォッチング/コハクチョウとオオワシに会える/クチコミ・まとめ
◆湖北野鳥センター 毎日観察されている鳥の種類と数
オオワシが休息する裏山に向けて望遠鏡が数台設置されていて、オオワシが移動するたびに、望遠鏡の位置を見えるように固定してくれます。
とはいえオオワシは1日に数回しか移動しないそうなのです。
たまたま止まっている枯れ枝から飛び立つところを見ることができました。
コハクチョウは係員さんは3羽いると確認していましたが、私は望遠鏡をのぞいても見つけることができませんでした。
冬の湖北野鳥センターは、何十種類もの水鳥を観察でき、コハクチョウの美しい姿も見ることができ、野鳥愛好家の方が大勢訪れていました。
もちろん屋外で望遠鏡を持ち、間近に見られる湖岸を歩いている方達もいます。
ほかの水鳥の可愛らしい姿や生態を観察でき、寒さも忘れかけていました。
センターの中ははくせいなどの保護もあり室温20°cの設定です。
※2023年12月21日訪問 小雪が舞う日中の気温5℃
<関連ページ紹介>
◆道の駅 湖北みずどりステーションで車中泊・ロケーション最高
湖北野鳥センター 所在地:滋賀県長浜市湖北町今西1731
滋賀県長浜市湖北町今西1731
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