長野の旅・JR信濃路フリーきっぷの旅、「JR信濃路フリーきっぷ」を使ったお得な旅を計画しました。
見所がたくさんある信濃路ですが、今回は「JR信濃路フリーきっぷ」を使いつくすようなつもりで、出かけてきます。
名古屋駅から出発して、松本経由で長野を観光しました。その道中を記録しています。
今回は、松本と長野駅周辺ですが、ちょくちょく信州方面には行きますので、そのときにまた記事を書き足していきます。
観光スポットの多い信州です。
東京からも新幹線や高速道路でつながっていますし、名古屋からももちろん身近な観光地です。
名古屋からでは、日帰り旅行はチョッと無理というか、もったいないので、やっぱりお泊りの旅行になります。
一泊から2泊もすれば、楽しくいろいろなところを見て回れます。
JRで旅をするならやっぱりお得な信濃路フリーきっぷは役に立ちました。
特急しなのでいよいよ出発
JR信濃路フリーきっぷを使ってお得なたびを計画しました。12月のとある日、いざ出発です。
あいにくの雨になってしまい、雨の信州、信濃路の旅となりそうだ。
天気予報も明日まで雨の予報で、なんとも旅のほとんどを雨ですごすことになりそうだ。
午前9時発の「特急しなの5号」の指定席をとってある。
予定外の雨に出発をてこずり、名古屋市内の地下鉄の朝の混雑もあり、ぎりぎりの時間でJR駅名古屋駅に着いた。
出発5分前に何とかまにあったので、「特急しなの」の顔を写真に収めた。
松本への車中
木曽福島、木曾八景のなかでもっとも美しいといわれている寝覚めの床が車中からみえるとアナウンスが入る。
あいにくの雨でよくわからなかった。
車内アナウンスによると、ここは、浦島太郎が余生を暮らしたとされるところで、浦島堂が建っている。
ここには、浦島太郎が竜宮城から持って帰ってきたといわれる弁財天が祭ってある、というこです。
弁財天とは、七福神のなかの紅一点の神様で、金運や財運の神様として信仰されています。
弁財天の中には豊満な色っぽい神様もいるそうで、本当はひと目見てみたいところです。
松本駅着これから松本観光
松本駅午前11時着。これから松本観光。
荷物を待合室のロッカーへ入れる。
ロッカー料金1日300円。
大きい方のロッカーは400円。
私たちはビジネスバックと大きめの紙袋でしたが、通常サイズのロッカーに入ったので300円です。
「JR信濃路フリーきっぷ」には、5000円分のタクシーチケットがついている。
それは、駅構内の観光案内所で引き換えしてもらえる。
タクシー内で運転手さんもタクシーチケットへの引き換えをしてもらえるそうです。
私たちは、松本駅の改札口を出てすぐ正面の観光案内所にて「JR信濃路フリーきっぷ」をみせて、
5000円分のタクシーチケットをもらった。
4年ほどまえにも松本駅に来たことがあったが、その時はもっと古い建物だったが、
今回は、非常にきれいに立て替えられていた。
白を基調にした清潔な駅舎になっていた。
タクシーチケットとは、別に、松本駅近辺を走る周遊バスにも乗り放題のチケットがついっている。
チケットがついているというよりも、「JR信濃路フリーきっぷ」をバスを降りるときに見せるとお金を払わなくてもいいようなシステムになったいる。
松本駅からの周遊バスは、東西南北の4コースあり、これを満遍なく乗りこなせば、松本観光は十分だと思う。
タクシーチケットは、長野駅でも有効なので、そちらにとっておいて、本日は周遊バスにのりこむことにした。
周遊バスは、駅前のバス停から1時間に2本くらいのペースで発車している。
まず、松本城を目指してバスに乗り込んだ。
松本城見学
松本駅からほんの5分くらいで松本城につきました。松本城の正面のバス停で降車。
雨なので観光客もまばらです。外人の観光客が数人いました。白人の青年が近づいてきて写真を撮ってくれという。
松本城をバックに写真をとってあげた。陽気な人で、目いっぱい手を広げて、笑顔満開でした。
松本城は、黒一色。別名、「カラス城」とも呼ばれているらしい。
そのとうりの黒い城で、墨で塗りつぶしたみたいです。
浅めのお堀に囲まれて黒い城が忽然とたたずんでいます。なかなか見ごたえのある城。
雨の松本城もオツなものです。松本城の中はひんやりと冷え切っていて、足の下からしんしんと冷気が上がってくるようでした。
見学後、歩いて5分の旧開智学校へと向かいました。
旧開智学校
明治から続く小学校。
入場料金300円。
「JR信濃路フリーきっぷ」を窓口でみせると50円引きにしてもらえる。
金額は小さいが、割引はけっこう嬉しい。
古い建物のなかに昔の教室の様子や教科書などを展示している。
古いものばかりで、タイムスリップしたような雰囲気に感動。
木造でありながら、洋館のような造りになっていて、教室は意外に狭い。
当時の写真を見てみると、男子がほとんどで女子はわずか。
海水浴での記念写真は、男子はふんどし姿、女子は半そでの水着姿だった。
気温は多分3度くらいだと思う。
売店ではガスストーブが勢いよくついていた。
昔の教科書や子供たちの人形が愛らしかった。
旧松本カトリック教会司祭館
旧開智学校の隣にある「旧松本カトリック教会司祭館」も公開されている。
こちらは、入館無料。
洋風建築で、司祭さんがすんでいたようで、洋風の生活様式での部屋の間取りなど立派な建物。
各部屋には、暖炉が備え付けられていて、なんとも贅沢なつくりです。
2階建てで、1階、2階ともにガラス張りのバルコニーがあり、天気の良い日には日向ぼっこができそう。
当時はそこから見える景色は、山や畑ばかりだったはずだけど、立派な図書館が建っているので、山がきれいに見渡せない。
それでもしんと静まりかえった落ち着いた場所なので、年月を超えて住んでいた方の愛着のようなものを感じる。
漆喰のきれいな壁で、白い部屋が清潔感をかもし出している。
松本駅に戻り昼食
「旧松本カトリック教会司祭館」をでて、タクシーで松本駅までもどった。
5000円分のタクシーチケットがあるので、なんだか気軽にタクシーに乗れる。
「旧松本カトリック教会司祭館」から少しあるくと松本タクシーのセンターがあったのでここからタクシーにのって松本駅まで向かう。
900円で到着。ほんの5分くらいの距離だ。
寒いので駅構内の食べ物屋を探す。
やはり松本イコール信州、だから信州といえばそばに決まり!
考えながら店のかまえなどを見ながら歩くが、できればゆっくり午後の工程を確認しようと、駅構内の店にした。
昼食は杵屋といううどんとそばをメインにした店。
冷たいものと温かいものと選択できるので、冷たいそばにしたかったがが、気温3度の外にいたので、体も冷え始めていたため、あたたかいそばにした。
相棒は冷たいそばにしてあまりにおいしそうにたべるので、つい欲しくなって半分ずつ食べることにした。
そばだけでは物足りないので、セットで天丼がついているメニューにしたところ、これが全く正解だった。
天丼の具は、大きいえびとししとうそして、まいたけがたっぷりの大きさだった。
キノコのてんぷらは今まで食べたことがなかったので、衣のカリカリ感とまいたけの歯ごたえのややもちっとした感じがなんともおいしく、うまいうまいと連発しながら食べた。
そばのつゆもかつおだしがきいていて、うまいこと!
昼食としては満足満足、値段も駅なのにそんなに高くないし、この店にしてよかったぁ。
さて、腹ごしらえをしたら元気回復、午後は中町やナワテ通りを見学することにした。
中町通り蔵のある街中町商店街
松本駅から歩いて数分のところにある中町は、蔵のある街として有名だ。
生子壁の土蔵や趣のあるた建物ばかりを連ねてあるので、そぞろ歩きするだけでも見ごたえがあるし、美術品を扱うお店も多く、入ってみたくなるお店ばかりだ。
最初は松本市はかり資料館に行こうとしたのだが、なんと改装中で2月末だったかまで見られなくなっていた。残念・・・
昔の大商家だっただけあって、天井も高く梁も立派だ。
欄間には近江八景の木彫りがはめ込んであったり、グレードの高い建築様式で畳の部屋がいくつもつながっていた。
茶会や展覧会、会合や趣味のあつまリなどによく使われているそうだ。
中町あたりは明治21年に約1500戸を焼きつくす大火事が発生して、その大火を機会に火災から商品をまもるために、土蔵造りの建物が建てられたということです。
土蔵の建物の方では、コーヒーやお菓子を楽しめるようになっていました。
松本駅付近での休憩
松本駅は長野の交通の要所であり、市街地も広がり、都市としては長野で一番大きいと思う。
名古屋方面から仕事で来ているらしい、スーツ姿のビジネスマンは、松本でほとんど下車する。
この先の長野市に向かうビジネスマンはほとんどいない。
松本市内と近郊には、多くの博物館が点在している。
そのひとつひとつを、ゆっくりまわって、文化や歴史にふれるのも、すばらしい思い出になりそうだ。
上の写真は、たしか東京芸大の学生さんの制作によるものだったと思う。かえるの動きと表情に、しばらく見とれてしまった。
松本駅の喫茶店
松本駅には喫茶店があまりない。雨だったので、ぬれた傘からしずくがたれ、しまつが悪く、コートや靴もぬれはじめた。
街並をゆっくり散歩といきたかったが、ホテルにはいる前に少しだけ休憩したかった。
記録をかきたいということもあり、ゆったり過ごせる店をさがしたが、観光客向けの、みやげ物店と併設のようなところがおおく、松本駅までもどった。
駅へあがるエスカレーターの下に、手作りパンの並ぶ、おしゃれな店があった。
奥行きがかなりあって、客席が入り口からは見えないが、入ってみると、ずっと奥まで通路が続き、客席が何十席と見えてくる。
この店の上にコンコースがあるみたいだ。そして客席の奥から、別のビルの地下街につながっている。
名古屋ではこんなにゆとりをもった造りになっている店は、絶対にないので、かなり驚く。
冬で雨ということもあり、座っているお客さんは、地元の高校生グループと、お一人様の大人が3人ほど。
女子高校生は、だまって編み物を続けていたり、男子高校生は受験用の赤本をにらんで、なにやら相談したり、問題をひたすら解いている。
好きなパンとお茶で、思い思いのことをしている風景が、都心の駅の喫茶店とはとても思えなかった。
私たちも書き物をしながら、だだっ広い店内でゆっくりさせてもらった。
その間1時間近くあったと思うけど、誰もお店の人が見回りにもこない。
ほのぼのとした、松本の一端を垣間見た感じ。観光客でにぎわう季節は、ここも騒々しくなるのだろうか。
それにしても、松本駅の真下でありながら、ゆったりとした空間のある喫茶店。パンの種類も迷うほど沢山ありました。そして、パン、おいしかったです!
お店の名前は「ヴィドフランス」
なわて通りかいわい
女鳥羽川(めとばがわ)沿いに店が並んで、かえるにちなんだものがやたらに目につきます。
かえるの町とも呼ばれているようです。
松本バスが乗り放題の周遊券なのですが、雨で付近の山々も見えないので、景色を楽しむわけにもいかず、町並みを歩いてみました。
ここなわて通りには、かえるにちなんだものが多く、かえるが人々の生活に密着していたようです。
お金がたくさんもどってくるように、福蛙をお財布にいれるとか、旅に出る人に、無事に帰るように、とのことから、かえるのお守りを渡したり、愛嬌のある姿は、絵本でもたくさんとりあげられていたりします。
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