◆国府宮神社/尾張大國霊神社
はだかまつりで有名な稲沢市の国府宮神社(こうのみやじんじゃ)は、尾張地方の総鎮守神、農商業守護神、厄除神として信仰されています。
正式名称は「尾張大國霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)」。
初詣は例年18万人もの人出がありますが、
毎年2月の「はだかまつり」のときはそれより多い25万人も(2019年。)
2023年令和5年の「はだかまつり」の日程、駐車場、ご利益、屋台のことなど先日参拝してきたのでお伝えします。
はだかまつり 儺追神事/なおいしんじ 2023日程
◆国府宮/尾張大国霊神社 鳥居/石碑
はだか祭は正式には「儺追神事(なおいしんじ)」といい、厄除のため儺負人(なおいにん)の神男(しんおとこ)にふれるために、
数千人のはだか男もみあうところが祭りのメインとなります。
国府宮はだかまつり・2023年いつ?
2023年・令和5年のはだかまつりは2月3日(金)です。
祭りの開催日は毎年旧暦正月13日で、2023年は2月3日になります。
国府宮はだかまつりの日程
はだかまつりの日程の初日は1月23日(月)からはじまります。
主な日程を抜粋してみると、
- 1月23日(月) 旧正月2日: 儺負人(神男)選定式
- 1月28日(土) 旧正月7日:大鏡餅餅搗(おおかがみもちもちつき)
- 1月31日(火)旧正月10日:儺負人(神男)参籠(なおいにん(しんおとこ)さんろう)
- 2月2日(木) 旧正月12日:大鏡餅奉納(おおかがみもちほうのう)
- 2月2日(木) 旧正月12日:庁舎神事(ちょうやしんじ)
- 2月3日(金)15時より 旧正月13日:儺追神事(はだか祭)
- 2月4日(土)3時より 旧正月14日:夜儺追神事(よなおいしんじ)
- 2月4日(土)8時より 旧正月14日:大鏡餅餅切始(おおかがみもちもちきりはじめ)
- 2月7日(火)19時より 旧正月17日:的射神事(まといしんじ)
- 2月12日(日)9時半より 旧正月20日:なおい茶会
はだかまつり・儺追神事のお供えの大鏡餅・大きさ重さ
◆大鏡餅の大きさ
儺追神事の前日、2月2日午後1時に奉納されるは大鏡餅は、なんと50俵ものお餅でできあがっています。
大鏡餅の大きさは、高さ2m35cm、直径2m40cm、重量約4t。
これは楼門を通り拝殿にお供え出来る最大の大きさとのこと!
毎年テレビで様子が放映されますが、それはもう超デカいのです。
上にのるだいだいは、ようかん1,000本分!
大鏡餅はだかまつり後の2月4日から切って分けてもらえます。
はだかまつりの参加人数・参拝者数は?
国府宮のはだかまつりの参加者は、数千人から9,000人です。
また参拝者数は20万人から25万人と発表されています。
(2019年は9,000人参加、参拝者25万人)
儺追神事/はだかまつりの意味と歴史は?
はだかまつりは正式には「儺追神事(なおいしんじ)」といい、
選ばれた神男に触れれば厄落としができるとの信仰から、裸男たちが神男にふれるためもみ合います。
裸男として参加できるのは42歳と25歳の厄年の男を中心に、尾張一円から希望者が集まります。
翌日旧正月十四日午前三時に行われる「夜儺追神事」から土餅を埋めることが最も神聖視されています。
天下の厄災退散の祈祷をした後、神男にありとあらゆる罪穢をつき込んだものとされる土餅を背負わせます。
そして神職が大鳴鈴を振り鳴らしながらこれを追い立て境外へ追放。
神男は途中で土餅を捨てて後を見ずに帰宅し、土餅は神職のがその場に埋めます。
これにより土から生じた罪穢悪鬼を土へ還し国土平穏に帰したと信じるのです。
神護景雲元年(七六七年)称徳天皇の時代より続きます。
はだか祭・有料桟敷席あり
◆国府宮神社 手水舎のそばに設けられる桟敷席
はだか祭の様子を高みの見物ができる「桟敷席」が、参道と境内にもうけられます。
有料になるので、ご希望の方はお問い合わせを。
- 問い合わせ先:稲沢市商工観光課 0587-32-1332
はだかまつり・屋台はでる?
はだかまつりのときは、門前の通りに屋台がたくさん出ます。
初詣のときのよりずっと多くの屋台が立ち並びます。
はだか祭/儺追神事の交通規制と駐車場
はだか祭のときは例年周辺の交通規制が行われています。
令和5年2023年のはだか祭でも、
儺追神事前後三日間は、神社周辺で交通規制が行われます。
そのため神社駐車場が全く使用できません、参拝時は公共交通機関をご利用下さい。
稲沢市の公表している令和5年2月3日(はだか祭当日)の交通規制は、
午前9時から午後6時までで、現場には警察官と警備員が出るそうです。
国府宮神社周辺の車両通行禁止区域の地図は⇒「稲沢市HP 令和5年 国府宮はだか祭に伴う交通規制図」を確認してください。
2023年はだか祭/儺追神事の注意事項
思い切り声をはりあげての声援をしたいところですが、2023年ははだか男への掛け声禁止、万歳禁止とされています。
令和5年2月3日(金)国府宮はだか祭当日が、新型コロナウイルス感染拡大により「緊急事態宣言」の措置が愛知県に適用される。又は「まん延防止等重点措置」が稲沢市に適用される期間にあたる場合は「下帯姿での参拝は中止」とする。その場合は、令和3・4年同様に「着衣のままでのなおい笹奉納」を実施する。
(国府宮神社のHPより)
3年ぶりの開催なので、伝統にのっとった形で開催されるのを祈って。
国府宮神社へのアクセス(電車)と駐車場
国府宮神社への行き方・電車最寄り駅
最寄り駅は「名鉄国府宮駅」。
- 名鉄国府宮駅下車 北口より徒歩5分
- JR東海道本線「稲沢駅」下車 徒歩15分
国府宮神社への車でのアクセス方法
車でのアクセス方法
- 名神高速一宮ICから約10分
- 東海北陸自動車道一宮稲沢北ICから約10分
国府宮神社の駐車場
◆国府宮神社の駐車場案内
参拝者用の無料駐車場が約110台分あります。
駐車場は二か所にわかれ、国府宮神社の西側に33台、東側に約80台分あります。
場案内では二か所となっていますが、正面方面の境内に10台分あります。
- 参拝者用の駐車場利用時間:9時から午後4時まで
国府宮神社の付近の駐車場はある?
通常は参拝者用の駐車場でとめられないことはないです。
近くにはコインパーキングはなく、名鉄国府宮駅付近にあります。
国府宮神社のご利益
尾張地方の総鎮守神、農商業守護神、また厄除神しての信仰があついことで、このように多くのご利益を授かれます。
- 商売繁盛
- 学業成就
- 縁結び
- 交通安全
- 家内安全
- 厄除け
- 安産祈願
- 健康長寿
- 合格祈願
国府宮は何の神様?宗派は?ご祭神は?
国府宮の御祭神(ごさいじん)
国府宮は尾張大國霊神(おわりおおくにたまのかみ)を御祭神としてまつります。
尾張地方の國霊神(くにたまのかみ)で、尾張人の祖先がこの地に移住開拓し、生きるための糧を生み出す根源の大地の偉大なる霊力を神として敬い、
尾張大國霊神としてお祀りしました。
国府宮の歴史由緒
国府宮は奈良時代、国衛(こくが)に隣接して御鎮座していたことから、尾張国の総社と定められました。
国司自らが祭祀を執り行う神社であり、このことから通称「国府宮」として広く知られることとなります。
尾張地方の総鎮守神、農商業守護神、厄除神として広く信仰されています。
本殿は流造、拝殿は切妻造、全体の様式(建物の配置)は尾張式。
国府宮の拝殿・楼門は重要文化財
拝殿は重要文化財で、徳川初期の建立。
切妻造で内部に柱は並立する立て方。
◆楼門・重要文化財
楼門は足利初期の建立で、天正3年(1646)解体大修理の際に上層を改造しています。
国府宮の御朱印・お守り・場所と時間
◆国府宮神社 社務所
御朱印は三種類ありますが「天下泰平」の御朱印が国府宮のおすすめです(500円)。
御朱印帳は二種類あります。
お守りは願い事により10種類ほど用意されています。
なおい紐は5本で500円、10本1,000で5本単位となります。
- 授与所の場所:社務所
- 授与時間:明示されていませんでした(ただ駐車場が9時から午後4時までなのでそれを目安に)
- 国府宮連絡先電話:0587-23-2121
国府宮で七五三・お宮参りの予約/ご祈祷時間/初穂料
◆国府宮神社 七五三 宮参りなどご祈祷申し込み場所
七五三やお宮参り、そのほかご祈祷の受付は随時できます。
予約は必要ありません。
国府宮のご祈祷の時間・お休み
- ご祈祷受付時間:毎日午前9時から午後4時(年間を通じての受付)
- お休み:なし年中無休
- 予約:なし上記時間内に
- 祈祷開始時間は定めておらず、随時行なう
国府宮の七五三・宮参りのご祈祷初穂料
七五三のご祈祷は通年受付ですが、お下がりの千歳飴は 10月~11月のみです。
<ご祈祷料・初穂料>
厄除け・車祓い・初宮参り・安産祈願・家内安全・学業成就 | 7,000円より |
七五三等 | 5,000円より |
会社安全 | 20,000円より |
団体安全祈願 | 50,000円より |
- 参拝時間は24時間
国府宮神社初詣2023・混雑/屋台/駐車場
国府宮神社の初詣の人出と混雑
国府宮神社の例年の初詣の人出は180,000人で、2023年は150,000人と予想されています。
大勢の参拝客があるので、特に元旦は混雑します。
- 元旦の混雑予想:10時から午後3時
- 1月2日・3日の混雑予想:10時から午後3時(元旦ほどではない)
朝早くか夕方になれば、元旦でもかなりスムーズに参拝できます。
混みあうのをさけたい、三が日でなくてもいいという方は、4日以降がすいています。
国府宮神社の屋台と時間
門前の駄菓子屋さん「にわや」さんで屋台の様子をお聞きしてみました!
初詣には屋台は参道に10数軒でるそうです。
ただ年によって違いがあり、もっと多い年も少々少ない年もあるとのこと。
チョコバナナや焼き鶏、りんご飴など屋台の定番があります。
- 屋台の時間:朝9時頃から夜まで
- 初詣の参拝時間:24時間
国府宮神社・大晦日から初詣の交通規制
例年、大晦日から正月三が日の期間中に交通規制が行われます。
駐車場や周辺道路などが大変混雑するため、公共交通機関の利用がすすめられています。
国府宮神社の正月の行事
- 1月1日元旦:0時交通安全祈願祭:新年の交通安全を祈願
- 1月1日元旦:7時 歳旦祭:この年が良い年でありますようにと祈る祝詞が奏上される
- 1日午前中:はボーイスカウトによる餅つきが行われ餅が振るまわれる
※元旦の交通安全祈願祭では、先着100名に交通安全守を無料で授与されます
変更等あるかもしれないのでお出かけの際確認を⇒「国府宮HP」
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国府宮でイベント・イルミネーション稲沢2022
◆国府宮 参道 イルミネーション
広い参道に、LEDのイルミネーションが国府宮参道の並木を美しく彩っています。
イベント「イルミネーション稲沢」の期間時間は、
- 期間:2022年11月5日から12月17日まで
- 時間:17時から21時
ストリートピアノやフォトコンテストなどが催されています。
今年で7回目になるそうで、秋の夜長のひと時にステキなイベントですね。
国府宮 はだかまつり2023日程/混雑屋台/駐車場/御朱印お守/ご利益/初詣(稲沢市)【動画あり】まとめ
天下の奇祭といわれるはだかまつりの2023年の日程についてまとめました。
はだかまつりは、今から約1250年前に始まった歴史のある厄除けの神事。
この日だけで20万人以上の人出があるそうなので、十分気をつけてお出かけください。
ご利益や2023年初詣の人出・混雑・屋台なども。
今回お話を聞いたのは、門前の駄菓子屋「にわや」さんです。
◆国府宮神社 門前の駄菓子屋 にわやさん
みたらし団子がものすごく美味しかったですよ。
はだかまつりのときは、お店の二階が桟敷席になるようです。
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◆一宮市の真清田神社

「国府宮神社HP」
国府宮神社 所在地:愛知県稲沢市国府宮1丁目1-1 下の行のワンクリックでコピーできます。
愛知県稲沢市国府宮1丁目1-1
【動画】国府宮神社チョッと紹介/はだか祭で有名/愛知県稲沢市
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