◆建長寺(建長興国禅寺)三門
建長寺(けんちょうじ)は創建1253年、鎌倉五山の第一位の歴史ある寺院です。
また鎌倉で有数のあじさいの名所でもあります。
6月中旬のおりには、国宝の梵鐘や重要文化財の三門などとともに見る風景が素晴らしかったです。
建長寺のあじさいの時期や見頃、見どころ、駐車場情報などの体験談です。
【動画】北鎌倉あじさい/円覚寺/建長寺Kita Kamakura Hydrangea / Engakuji / Kenchoji
建長寺あじさい2024・時期と見頃
◆建長寺 あじさい
建長寺のあじさい・開花や見頃の時期
建長寺であじさいが開花を始めるのは、5月中旬ごろ。
見頃になるのは、5月下旬~6月下旬です。
私たちが出かけた2022年6月17日はちょうど満開の見頃の時期でした。
建長寺・あじさいの種類
◆建長寺 あじさい
鎌倉五山第一位の「建長寺」では、ガクアジサイをはじめカシワバアジサイ、アナベルなどおよそ30種類といわれています。
あじさいの見どころ
◆建長寺 あじさい
建長寺のあじさいは多種多様な品種が植えられており、それぞれが異なる色と形を持っています。
約1000株ともいわれるのあじさいが多く咲いているところは、
- 仏殿までの周辺
- 「半僧坊大権現(ハンソウボウダイゴンゲン)参道」の脇
に、随所に咲いています。
また、あじさいの咲き誇る建長寺を見下ろす展望台からの眺めも見逃せません。
健脚の方は展望台までぜひ行ってみてください。
◆建長寺 半僧坊 烏天狗
「半僧坊」までは徒歩15分ほどかかります。
そしてさらに5分、150段の階段をあがると、展望台から鎌倉の街と海を見渡す絶景が楽しめます。
※境内でのカメラの三脚、一脚は使用は禁止となっています。
建長寺・あじさい鑑賞の所要時間
◆建長寺のガクアジサイ
建長寺の見学所要時間は約60分ですが、半僧坊を除けば約30分ほどです。
境内は広々としているので、あじさいをゆっくり鑑賞して、余裕をもっての散策がおすすめ。
半僧坊へ行かないのであれば、平坦な道のりです。
建長寺の見どころ・境内マップ
建長寺境内マップ
◆建長寺 境内案内図
建長寺には、国宝の梵鐘、重要文化財の三門、仏殿、法堂が建ち並び、境内は国の史跡に指定されてます。
これらの史跡とともに見るあじさいのあるしっとりとした光景は、非常に穏やかな気持ちにさせてもらえます。
建長寺の半僧坊とは
◆建長寺 半僧坊 石段と紅葉
半僧坊は建長寺の境内の最も奥、山の中腹にある鎮守府です。
ここに祀られる半僧坊権現は、1890年に当時の住持であった霄貫道禅師が静岡県引佐郡奥山(現・浜松市北区)の方広寺から勧請した神。
火除けや招福に利益があるとされています。
建長寺の総門から徒歩20~30分の距離にあり建長寺の裏山に位置しています。
そこからの眺望は素晴らしく、奥深い境内はそのまま裏山に続きます。
建長寺・国宝の梵鐘
◆建長寺 国宝の梵鐘
建長7年(1255)鋳造。
建長寺創建当時から残る貴重な鐘です。
建長寺・重要文化財の仏殿と柏槇
◆建長寺 仏殿(重要文化財)
ご本尊地蔵菩薩坐像を安置するお堂。
正保4年(1647)に東京・芝の増上寺より徳川二代将軍秀忠夫人崇源院(お江の方)の御霊屋を移築したもの。
◆建長寺 樹齢760年の柏槇(びゃくしん)
仏殿前の庭園の柏槇(びゃくしん)の名木。
南宋から渡来した禅僧、蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が植えたと伝わり、樹齢は推定760年!
樹高13m、胸高周囲6.5mの古木、悠然と枝を伸ばすの姿に息をのみます。
建長寺・唐門(重要文化財)
◆建長寺 唐門(重要文化財)
方丈(龍王殿)の正門。
もとは崇源院御霊屋(現仏殿)の唐門で、仏殿と同様正保4年(1647)に移築されたもの。
方丈(龍王殿)庭園
◆建長寺 方丈(龍王殿)庭園
名勝史跡に指定されている方丈の庭園。
方丈は龍王殿ともよばれ、宝冠釈迦如来が祀られています。
方丈後の庭園は蘭渓道隆の作庭。
建長寺・拝観料と参拝時間
拝観料
- 大人:500円
- 小中学生:200円
- ※支払いはすべて現金のみ
- ハイキングで入山される方もお納めを
参拝時間
- 8時30分~16時30分
- 問い合わせ先:0467-22-0981
建長寺のバリアフリー対応について
建長寺は、車椅子利用者にも配慮した設備がととのっています。
-
アクセス: 唐門の前までは車椅子で入ることが可能。
-
トイレ: 境内にはバリアフリートイレが設置されています。
-
車椅子の貸出: 建長寺では、車椅子の貸出サービスも行っています。ただし、数に限りがあるため、必要な方は事前に問い合わせて確認されるのをおすすめします。
建長寺にランチ・食事できるところは?
建長寺は歴史あるお寺のため、ランチや食事ができるところはありません。
またあじさいの見頃の期間にイベントはないです。
建長寺・駐車場とアクセス
◆建長寺 有料駐車場料金
建長寺の駐車場と料金
- 普通車:1時間600円 以後30分ごとに300円(20台)
- 大型:1時間2000円 以降30分ごとに1000円(5台)
- 予約不可
※北鎌倉の周辺にある駐車場は、だいたい3時間で2,000円ほどが相場です。駅に近いお寺は駐車場がないところもあります。
建長寺へのアクセス方法・行き方
<JRでの行き方>
- JR横須賀線「北鎌倉」駅よりバス5分(江ノ電バス「鎌倉駅」行き「建長寺」下車)、または徒歩約15分
- JR横須賀線「鎌倉」駅よりバス10分(江ノ電バス 各種「大船方面」行き「建長寺」下車)、または徒歩約30分
<車での行き方>
- 横浜横須賀道路朝比奈ICから県道204号→県道21号線道なり約20分
あじさい鑑賞の混雑をさける方法
建長寺は古い建築物や庭園を散策しながら、静寂と和やかな時間を楽しむことができるため、あじさいの期間は混雑することがあります。
混雑を避けるためには、平日や早朝の時間帯を選ぶと良いでしょう。
また、天候に左右されるので雨具や日焼け対策も忘れずに。
建長寺の雨の日は?穴場?服装は?
◆雨に濡れるあじさい
建長寺の雨の日は、むしろ特別な一日となるかもしれません。
雨が降るとあじさいは一層生き生きと輝きを増し、淡いピンクから深い青まで、雨に濡れることでより一層色鮮やかになります。
雨の日はお出かけする人も少なく、あじさいと新緑、そして雨の特別な風景を楽しむことがでるのでは。
大雨でない限り建長寺のあじさいを楽しむには案外、穴場かも?!
雨の日は気温も下がります、服装や足もとの準備を整えておでかけください。
建長寺の雨の日に準備したいもの/注意事項
- 雨にぬれてもいいレインブーツや靴
- 大き目のビニール傘(あじさいの風景が見やすい!)
- 朝晩は気温が下がることがありますから軽い羽織ものを
- 客足は減りますが小雨程度なら土日には渋滞があるかも
- 透明の大きめの傘で相合傘がいい!カップルにはむしろおすすめの雨
建長寺訪問の注意点と案内
建長寺は歴史ある古刹であり、ホームページには参拝者への案内があります。
- まず仏殿の御本尊・地蔵菩薩をお参りしましょう。
- 仏様のおられるところでは「合掌一礼」をいたしましょう。
- 境内の環境(草花など)を大切にしてください。
- カメラの三脚、一脚は使用禁止です。
車いすやベビーカーを利用しての参拝もできるとのこと。
建長寺(北鎌倉)のあじさい2024時期と見頃/見どころ/駐車場/体験クチコミ/雨では【動画あり】まとめ
建長寺のあじさいは、境内の各所に見られ、仏殿周辺の株は手入れが行き届いた、独立した大きなものが見られます。
健脚の方は「鎌倉半僧坊」までの上り道のあじさいを見ながら、上がって展望を楽しんでください。
国の史跡に指定されている境内でのあじさいの鑑賞は、格別な趣があります。
あじさいの見頃の時期でも、境内が広いので混みあうほどではありませんでした。
建長寺には駐車場がありますから、ここにとめて近くのあじさいの名所を巡るのもよいと思います。
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建長寺の詳細は⇒「建長寺HP」
※2024年5月23日最新に更新
建長寺 所在地:神奈川県鎌倉市山ノ内8 下の行のワンクリックでコピーできます。
神奈川県鎌倉市山ノ内8
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