◆蛇池神社と蛇池、満開の桜
名古屋市西区の桜の名所でもある蛇池公園にある「蛇池神社」には、若き信長の大蛇伝説が伝わります。
2020年大河ドラマの「麒麟(きりん)がくる」でも、その逸話が登場したことで、信長ファンならずとも気になる蛇池です。
現在は静かに水をたたえた小さい池という印象ですが、信長ゆかりの地ということで、お花見のときにぜひ訪れてみてください。
- 蛇池神社と信長の大蛇伝説
- 龍神信仰に伴う祭礼
- 駐車場やアクセス
についてお伝えしますね。
「蛇池神社」と信長の大蛇伝説
◆蛇池神社のほこら
蛇池神社のほこらは、1909(明治42)年建立。
当時干ばつが40日以上も続き、近くの光通寺の住職が雨ごいをしたことで雨が降り、村民が龍神に感謝して建てたものとつたわります。
別名「龍神社」。
信長の大蛇伝説とは
ここには若き織田信長の逸話が残ります。
◆蛇池の由来
戦国時代のある日、又左衛門という農民がこの池を通りかかった際、突然大雨に。
池(今よりも何倍も大きかった)から10m以上もある大きな蛇が現れた。
そのうわさが広まり、若き信長の耳にも入ります。
信長は退治するため、近隣の農民の手を借りて中の水をくみだし、自ら池へもぐり大蛇を探した。
しかしながら大蛇は見つからず。
そのことから「蛇池」とよぶようになったそうです。
すぐに確かめ行動するところが信長らしい逸話ということのようですね。
蛇池神社の祭礼の行事について
蛇池神社で行われる大きな祭礼は二つあり、地元の人の協力で長年続いています。
蛇に感謝する「お櫃(ひつ)流し大祭」
助けられた蛇が、母を亡くした子を養育したという伝説があり、
蛇に感謝する「お櫃(ひつ)流し大祭」が、毎年4月第2日曜日に行われています。
◆蛇池のお櫃流し大祭
- お櫃流し大祭の余興:午後1時ごろから
- 神事:午後3時ごろから
お櫃流し:午後4時頃から
万灯流し大祭
毎年8月20日に行われる「万灯流し大祭」は、地元の夏の風物詩。
「万灯」は、手のひらほどの大きさの曲物にロウソクをのせ、色紙で覆ったもの。
家内安全、病気平癒などの願いを紙に書いて祈願します。
池の中央で浮かべられた万灯はとても幻想的な眺めに。
- 神事:15時30分
- 盆踊り:19時
- 宮司が万灯に祈祷をささげる:20時
- 白装束の男性が万灯を小舟にのせ蛇池中央へ:21時10分
- 万灯流し:20時15分
- 打ち上げ花火:20時30分
- 終了:21時
蛇池神社周辺の桜
◆蛇池神社と蛇池、濃いピンク色の桜とともに
蛇池神社のほこらは蛇池のほとりに建ちます。
◆お花見をする人達
蛇池の周辺と堤の上には、ソメイヨシノがたくさんあり大木ばかり。
お花見のシーズンには見事な花を咲かせています。
◆蛇池の北方向 こいのぼりも
桜が咲き始めるころにはこいのぼりも掲げられ、蛇池が華やぎます。
近くの駐車場
蛇池神社の専用駐車場はありません。
神社は蛇池公園の中にあり、蛇池公園用の駐車場はありますが、隣接のテニスコート利用者専用です。
ですから周辺の路上にとめることになります。
◆蛇池公園周辺の路上駐車
蛇池公園の南に広い道路があるため、そこに多く車がとまっています。
公園周辺は駐車禁止のマークはありませんが、自己責任でお願いします。
なお有料のコインパーキングは近くにはありません。
蛇池神社へのアクセス
<地下鉄の場合>
- 地下鉄鶴舞線「庄内緑地公園」下車 徒歩20分
- 城北線「比良」下車 徒歩1分
<バスの場合>
- 「蛇池神社前」下車 徒歩すぐ
蛇池神社と信長大蛇伝説・おわりに
大蛇伝説は「信長公記(しんちょうこうき)」に記されています。
名古屋市内では珍しい祭礼は、地元の人が古くから守り続けてきたものです。
周辺は蛇池公園で、芝生が広がり平坦な地面もあります。
幼児~小学生向け遊具もあり、陽気がよければピクニックにも最適です。
蛇池公園はお花見にも!⇒「蛇池(じゃいけ)公園のお花見は洗堰堤まで・名古屋の桜穴場/駐車場とアクセス(西区)」
名古屋市西区比良1-291 蛇池神社
名古屋市西区比良1-291 蛇池神社
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