明智光秀の出生地として知られる岐阜県恵那市明智町に行ってきました。
光秀ゆかりの地は、地元の案内によると7か所あります。
「日本大正村」の周辺でもあるので、合わせての散策がおすすめ。
出発地は明知鉄道の明智駅または「大正村」の駐車場から。
光秀のゆかりの地を巡るだけでも、徒歩で4~5時間はかかると思います。
坂道もあるので、歩きやすい靴で。
まずは、光秀のゆかりの地を紹介します。
- 光秀公産湯の井戸
- 土岐明智城(多羅砦)
- お牧の方墓所(光秀公の母堂)
- 天神神社(光秀公学問所)
- 白鷹城址(明智城址)
- 光秀公お手植えの楓(八王子神社)
- 光秀公供養塔(龍護寺)
大正村駐車場から最も遠いのが白鷹城址(明智城址)で約1.5キロあります。
出発地点の「明智駅」と「大正村駐車場」についても紹介しますね。
- 場所:「大正ロマン館」の一階
- 期間:2020年1月11日(土)から2021年1月11日(月)
- 時間:9時から17時
- 入館料:400円(中学生以下無料)
恵那市明智町の光秀公ゆかりの地
◆大正浪漫館にある光秀ゆかりの地マップ
「大正浪漫館」(大正村にある観光案内所兼レストラン兼お土産店)にある光秀ゆかりの地の案内マップには5か所が案内されています。
この5か所だけでもいいですし、「まち歩きマップ」にあるのを見ると、7か所なのですべて行ってみるのもよいですね。
私たちは出生からたどってみることにしたのですが、体力の都合で4か所巡るので精一杯でした。
以下巡った順に紹介しますね。
1)光秀公産湯の井戸
「光秀公産湯の井戸」は大正村の駐車場から徒歩10分ほどのところ、小高い山をしばらく登ったところです。
井戸に差し掛かる手前に、門のように倒れかけている白樺があり、これから明智光秀のゆかりの地へ踏み入るのだと感じさせます。
産湯の井戸付近の坂道は、枯葉が積もって地面はふかふか、そして狭い道です。
◆明智光秀公産湯の井戸
明智光秀は大永6年(1526年)3月 10日にここで生まれた。
当時千畳敷には明知城があったと言われていて、この井戸が光秀産湯の井戸とされています。
◆千畳敷にあった明知城の砦の解説
ここ千畳敷には明知城の砦、「落合砦」があったそうで、この砦の東を走る南北街道を一望でき、いざとなると城山の各砦と呼応して前線基地となるところ。
物見・のおろし台などもあり戦略上の一つの拠点であったと考えられるとのこと。
2)土岐明智城(多羅砦)
産湯の井戸のほど近くにある「多羅砦」。
このあたりがそう、とわかる範囲で分かる人にはよくわかるところ。
広場にもなっていて、見晴らしがよいところです。
戦国ものに詳しい人には、ゾクゾクするところかもしれません。
小高い山の上で展望はとてもいい。
大正村の全景と、その向こうに見える「白鷹城址」が見えています。
千畳山弘法大師の大きな像もあります。
そして2020年の明智光秀ブームを盛り上げるかのように、山に夜イルミネーションがともるようです。
◆土岐明智城の山肌にあるイルミネーション
確か♡(ハート)AKECHIとあったような。。。
大正村の方面からはきらびやかに輝いてみえるのでしょうね。
3)光秀公手植えの楓(八王子神社)
◆明智光秀お手植えの楓(八王子神社境内)
お手植えの楓がある八王子神社は、大正村駐車場から東へ約300m。
光秀が建てたとされる柿本人麻呂の社の前にあります。
◆光秀お手植えの楓がある八王子神社の鳥居
八王子神社の鳥居をくぐり階段をあがり、さらに進んでいくと本殿があります。
◆光秀お手植えの楓がある八王子神社の本殿
現地の解説を見てみると、
「八王子神社 には天照大神の八人の王子(王女三人、王子五人)を祀ってある。
平安時代の天歴三年(949年)に創建された、1000年を超える歴史のある 産土神(うぶすなかみ)。
現在の社殿は延宝四年(1676年) 時の領主遠山半九郎伊次による造営。
県重要文化財指定」とのことです。
◆天照大神の八人の王子(王女三人、王子五人)を祀ってあるお社(八王子神社)
「八王子神社は、天照大神の 胞衣(えな)を納めた山、胞衣山が恵那の地名の始まりとされていて、
我が国神道の大本とも言えるこのこの地方にふさわしい社格を持っている。」とも書かれています。
本殿の前では来週迎える2020年お正月の用意がすすんでいました。
◆八王子神社本殿前の門松飾り準備中
光秀お手植えの楓を見に来ただけだったのですが、由緒正しい八王子神社の歴史、恵那の地名の始まりなどを知り、気持ちが引き締まります。
4)光秀公供養塔(龍護寺)
光秀公の供養塔は龍護寺という臨済宗妙心寺派のお寺にあります。
八王子神社から100mほど東です。
◆明智光秀公のお墓、龍護寺
遠山家の墓所で、慶長元年(1596年)に建立された由緒あるお寺。
◆明智遠山氏、土岐明智氏系譜概要と龍護寺の由緒
◆光秀のお社の前
光秀の肖像画、桔梗紋が掲げてあります。
系譜をたどって、お詣りをして。
◆龍護寺の門と石碑
◆龍護寺の境内の枯山水の庭
お庭には枯山水の庭園があり、静寂で空気の澄んだところでした。
割愛したゆかりの地
この日割愛することになったのは、以下の三か所。
- お牧の方墓所(光秀公の母堂)
- 天神神社(光秀公学問所)
- 白鷹城址(明智城址)
一日かけてじっくりと巡りたい名所です。
出発地点の明智駅と大正村駐車場
光秀ゆかりの地を巡るには、明知鉄道の明智駅または大正村の駐車場からになります。
明知鉄道の明智駅の様子です。
◆明知鉄道の明智駅、駅舎
◆駅長さんの焼き芋
駅長さんが焼き芋を管理しているようです。
◆光秀のゆかりの地の石碑
明智駅の前には光秀公ゆかりの地の石碑と出生地ののぼりが。
駅舎内にまち歩きマップやゆかりの地の紹介もあります。
日本大正村の無料駐車場
車なら日本大正村の駐車場にとめて出かけましょう。
◆日本大正村の無料駐車場とのぼり
大きなのぼりには「明智光秀出生の地」、「村長竹下景子」とありますね。
時間にゆとりがあれば、出生から順に巡るのがよいかと。
効率よく巡るなら、左回りまたは右回りにぐるっと巡るのがよいですよ。
2019年12月23日訪問。
大正村と明智光秀ゆかりの地散歩の動画です。
岐阜県可児市にある「明智城」とゆかりのお寺「天龍寺」にも行ってみました⇒「明智光秀と明智城址・駐車場/出生から30年過ごした荘園を巡る(岐阜県可児市)」
大正村の入場料。駐車場など⇒「日本大正村・入場料/駐車場とアクセス・大正時代にタイムスリップ(岐阜県恵那市)」
岐阜県恵那市明智町駅前町 明知鉄道の明智駅
岐阜県恵那市明智町駅前町 明知鉄道の明智駅
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