日本でただ一つの宗教テーマパーク「五色園(ごしきえん)」。
親鸞聖人の生涯をあらわした大きな像がいくつもあり、不思議で怪しげです。
春には3,000本の桜が咲き、紅葉の季節もまた素晴らしいところです。
大きな像は、笑いあり涙ありの名場面を繰り広げ、今にも動き出しそうです!
五色園に100体もある人形たち。
20万坪という広大なお寺の敷地の中の公園にあって、どこを歩いたら見つかるのかな?と心配でしたが、
入り口の地図を頼り、ほぼ見つけることができました。
初めてであった五色園の人形は、これ、「オオッ!」と思わわずのけぞりそうになりました。
さあ、あり得ない楽しさと驚きの体験を。
五色園・園内の像にええ!?
五色園大安寺の公園の中は歩くことはもちろんですが、車での乗り入れが可能で、道幅も駐車場も整備されています。
無料で入れますので、とりあえずまっすぐに車を進めると、いきなりこんな人たちに出会えます。
◆「月見の宴」
どんなスポットにきているのか、およそ自覚していたのですが、予告もなく現れる人形たちの大きさと極彩色の強烈なパンチに、二人とも「オオ!」
背丈は人の1.3倍ほどですが、体格が大きい。
すごく自然な表情なのに、屋外で座っているのがなんとも不思議な感覚になります。
看板がありこの場面の解説があります「月見の宴」となっています。
この解説を読んで、「そうそう親鸞聖人にまつわる逸話を人形たちに語ってもらう公園だったんだ。」と思い出して、あらためて人形たちを見てみました。
「日本で唯一のお寺のテーマパーク」「日本で初の宗教テーマパーク」とされています。
人形の大きさは2メートルほど。
でも実物はもっと大きく見えます。
身長178センチのゴロマルがとなりに座って肩に手を置いていますが、体の幅もみながっしりと大きいです。
動きだしそうなのも面白いです。
これから園内を回りますが、すごく期待が膨らみます。
公園全体が広いので、まずは地図で全体像をみてみます。
五色園の全容と珍スポット
五色園案内図
◆五色園案内図
入り口の手前のところにあった五色園の案内地図を見てみると、
駐車場のPマークが6か所あり、みどころスポットが10数か所あるのがわかります。
車でまっすぐ進むと、主なスポットを見ることができるようです。
面白かったところをピックアップしてみると・・・
五色園内のあっと驚く珍スポット
対面して真剣に話し合うお坊さんたち。私も参加して。
◆信行両座
木洩れ日の中、真剣なまなざし、何を話しているのか?
詳しいことは解説を読むとして、
この話し合いに駆けつけるお坊さの動きがすごい!
顔つきもスゴイ!
一体一体の動きと表情が工夫されていて、圧倒的な存在感があります。
ボランティアの方たちによって、補修や塗り直しを行って維持されているそうです。
2015年9月にも修復作業がなされています。
まだまだ序の口の2場面がすぎたところ、気を引き締めて?次に向かいます。
9月の初旬の今日は、ツクツクボウシがずっと鳴いています。
陽ざしが強いですが、紅葉がわずかに色付いています。
見つけて驚く!
こちらは色が少しあせていますが、「弁円悔悟」という場面。
◆「弁円悔悟」
弁円さん平謝りで反省し心を入れ替える。
ほほえみながら優しく諭す親鸞聖人。
弁円は心を入れ替えて弟子になるそうですよ。
こちらは「門前石枕」の場面、心地よく休憩中の様子、
◆「門前石枕」
スイレンで埋まる池にある弁財天、色彩鮮やか
どうも縁結びの神様のようなのですが、解説が読めず残念・・・
池の向こうには、巨大な像が二体、見下ろしていらっしゃる様子。
近くまでの道もあるようです。
細い小道にも公園内は桜の木、紅葉の木が多いです。
四季折々に美しく彩られるようで、すてきなところ。
車を降りて小路を歩いてみます。
五色園の名の由来も、四季それぞれの美しさを観ることができる風光明媚さからついたそうです。
ジャングルジムもありますよ。かなりの規模。
「川越えの名号」という場面、光が差しにく木々に囲まれたところに。
つい話かけたくなってしまうほどの、自然なしぐさのお坊さんたち。
「剃髪会得」の場面
門の向こうの女性二人は、神妙な顔つき
五色園大安寺本堂
◆五色園大安寺の本堂
五色園大安寺本堂、立派な本堂です。
巨大な立像で今の五色園を見守っておられます。
では、最後に、強烈な印象だった「日吉丸矢作橋出世の緒」の場面、動きだしそう。
◆「日吉丸矢作橋出世の緒」
いたずらでゴロマルが中に紛れ込んでいます。↑
最後にここでも紛れ込んでみたかったそうで。↓
五色園・像作者・時間
浅野祥雲さん
五色園の100体もの像は、コンクリート像造形家の浅野祥雲さんが昭和9年に創設されました。
入園時間
- 午前8時から午後5時まで
- 年中無休
- 入園無料
駐車場とアクセス
◆五色園・本堂前の駐車場
お寺の前の駐車場に車を停めると、右前方が広いお墓。
宿坊にもなっていて宿泊研修OKだそう。
駐車場
無料の駐車場が何か所かあります。
アクセス方法
<地下鉄・バス利用>
地下鉄東山線「星ケ丘駅」→名鉄バス「五色園」下車 くるりんばす(市内巡回バス)五色園コース「五色園」下車
<車で>
東名高速道路 名古屋ICから車で10分。
日進市 宗教テーマパーク五色園大安寺/あり得ない楽しさと驚き(愛知)まとめ
五色園の名前は園内の五種の樹木、松・竹・梅・桜・紅葉の彩りが由来とのこと。
桜の季節が特にきれいで、訪れる人が多いです。
園内は緩やかな坂道が続くので、歩きやすい靴で楽しんでください。
自販機はなかったはずなので、飲み物お弁当をもって、すべての像を見つけたいものです。
ナビに入れるときは、五色園でなく日進市大安寺と入れた方がよいです。(日進市五色園といれたら、1キロほど離れた接骨院かなにかの店舗に案内されてしまいました)
とっても心ワクワク、楽しさと驚きが満載の五色園でした。
五色園は「東海珍名所九十九ヶ所巡り」大竹敏之著 の本のトップに紹介されています。
本そのものが奇抜で面白いですよ!
<関連ページ紹介>
◆犬山の桃太郎神社にも浅野祥雲さんの作品が数十体ありますよ。
◆境内に浅野祥雲さんの作品、護国観音像がある名古屋市北区の久国寺、岡本太郎作の「歓喜の鐘」が。
五色園 所在地:愛知県日進市岩藤町一ノ廻間932-31 下の行のワンクリックでコピーできます。
愛知県日進市岩藤町一ノ廻間932-31
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