愛知県蟹江町の第一回「蟹蟹フェア」で蟹ラーメンなどの町おこしグルメを食べてきました。
愛知で蟹。。。不思議なようで当たり前のようなこのイベントは、JRのさわやかウォーキングとセットになっています。
途中、老舗酒造のお酒の試飲や本格みりんの試飲(魅惑的な味)、お金が増えるという「銭洗い神社」に寄るなどの体験も。
コース最後に蟹のメニューで舌鼓といううれしいイベントに、晴天の青空が味方していました!
楽しみ一杯の蟹江の町をめぐるウォーキングコースの出会いを報告しますね(2019年11月2日(土))。
蟹江うまいもの巡りのコース
◆JR東海蟹江駅のコースの始まりでコースマップをもらう
JR蟹江駅からのスタートで約6.6キロのコースです。
主な立ち寄り所です。
- 蟹江町歴史民俗資料館
- 蟹江城址公園
- 蟹江神明社
- 甘強酒造(甘強みりん)
- 銭洗尾張弁財天富吉神社
- 蟹江町体育館(文化祭会場)
- まちなか交流センター
- 観光交流センター「祭人」(蟹蟹フェア)
- はつらつ公園
- 蟹江駅
印象的な場所は黄色のマーカーをつけ、重点的に紹介します。
蟹江町歴史民俗資料館
歩き始めて間もなく、蟹江町歴史民俗資料館に。
会場内には蟹江町の歴史が所狭しと紹介されています。
かつての水郷蟹江町の様子や、蟹江温泉旅館のにぎやかだった頃。
温泉旅館の「太閤閣」さんの歌が、そうそうたる歌手によってレコード化されていたのです。
太閤閣小唄 ・島倉千代子さん、蟹江とろりこ・五月みどりさんなど。
老舗の甘強酒造の古い看板やポスター、孔雀の刺繍。
刺繍が盛んだった頃は、戦前は小学生も学校帰りなどに刺繍屋に寄って、小遣い稼ぎに仕事をしていたそうです!
懐かしい学校給食の食器や机、学用品、家庭用のテレビやカメラの出はじめのものなど、昭和のおわりくらいまでのものが懐かしい。
また蟹江町の名産品の、「いな饅頭」「ふなみそ」「もろこ寿司」についても。
ここから目と鼻の先に「蟹江城址公園」が。
蟹江城址公園
◆蟹江城址
蟹江城は北条時任が築城したと伝えられています。
天正12年(1584年)秀吉軍と織田・徳川連合軍によるこの城を巡る戦があった 。
織田・徳川連合軍が勝利し、翌年城は大地震で大破し現在はこの石碑と本丸井戸跡が残るのみと書かれています。
地元のボランティアの方が詳しく案内してくださいます(12時まで)。
多くの参加者が解説に熱心に聞き入っています。
蟹江城址を通りに出てすぐにある、蟹江城本丸井戸跡。
蟹江神明社に立ち寄って、
蟹江川に沿って歩き続けると、老舗酒造の「甘強酒造」につきます。
甘強酒造(甘強みりん)で試飲試食・販売
「甘強酒造」さんでは上映会、日本酒、みりんの試飲、および粕漬床の試食、故郷の食文化の講演(10時半から)などがあり、大盛況。
◆「甘強酒造」で試飲、純米吟醸酒の四天王いっこく
試飲のお酒は純米吟醸酒の「四天王いっこく」、大勢の人が並び、試飲を楽しみました。
「甘強酒造」さんの「西京漬床」のメニューもだされ、お酒をぐいぐいいきたくなります。
漬床も美味しい。
工場内は一部見学もさせてもらえました。
◆「甘強酒造」さんの工場
これから故郷食文化のお話と「いなまんじゅう」「もろこ寿司」「ぼら雑炊」などの実演、試食があるということで、大勢の人がつめかけていました。
これは「みりん」、右3本が「みりん」です。
一番右にある「黒みりん」を試飲させてもらいました。
まっくろのみりんは、20年も熟成されたもので、味は甘い!
どう使うのか尋ねると、「くずきりの蜜」「プリンのカラメル」に利用されるとのこと。
黒蜜そっくりのあま~~~い味ですが、アルコールは14度もあるのです。
日本酒の試飲と高級みりんの試飲で、ほろ酔いに近くなってしまいました。
銭洗尾張弁財天富吉神社
そのあとは、すぐ隣にある「銭洗弁財天」の「富吉神社」へ。
商売繁盛に絶大なる 御神徳があるとのことで、井戸からの浄水でお金を洗い清め、それを使うことでさらにお金に恵まれるということです。
銭といえば小銭のこと、と思い100円玉を洗って持ち帰りました。
となりの若者は、なんと1万円札を洗って笑っていました!
蟹江川の風景
橋にさしかかり蟹江川をわたります。
北方向を見た風景。
南方向を見ると、小学生の書いた絵が学校ごとにならんでいます。
「蟹江町体育館」文化祭開催中
このあと通過した「蟹江町体育館」では、文化祭が開催されていて、キャラクターのクレープとタピオカドリンクに長蛇の列が。
ハローキティのクレープが特に人気のようで、買ってもらった女の子たちが嬉しそう。
体育館の中では文化祭が開かれていて、とてもにぎわっていました。
まちなか交流センター「楽人」
次に寄ったのは、「まちなか交流センター」ここでは表で、
カワラケツメイ茶のふるまいあり。
ちょうどのどが渇いたところ、グッドタイミングです。
施設の中では自販機の利用ができ、カップソフトクリームも。
歩き始めて1時間半ほどたっているので、ちょうど休憩できました。
巨峰のソフトはとてもさっぱりとして口どけがいい(200円)。
家に帰る前に、気軽に立ち寄れるところということでできた施設だそうです。
このあとは静かな町中をしばらく歩きます。
ふたたび蟹江川のほとりを歩き、最後の施設「蟹蟹フェア」を開いている観光交流センター「祭人」へと向かいます。
おだやかな川と風景にとても和むコースです。
観光交流センター「祭人」(蟹蟹フェア)
いよいよ本日最後の立ち寄り所、蟹江町観光交流センター「祭人」に到着。
屋外ではキッチンカー、テントにテーブル席も用意され、「蟹蟹フェア」が開かれています。
ここでもお酒の試飲が。山田酒造さんの「最愛」という日本酒。
やや甘口で、先ほどの甘強酒造さんのものとはまた違う、けど美味しい。
蟹蟹ラーメンを頼んでいます、500円
「蟹デコちらし」は売り切れ、香住ガニのグラタン風デニッシュも売り切れていた!
11時半前だったので、安心していたところ。。。
いずれも50食ほどの限定なので、みなさん急いで歩いていたのはそのためだったのかも。
なんとか蟹蟹ラーメンと最後の一つになった「蟹タクちらし300円」にありつきました。
◆蟹蟹ラーメン
◆蟹タクちらし
手の込んだちらし寿司。
お腹が空いていたのでちょっと物足りないくらいでした。
とにかく「蟹蟹フェア」は大盛況でした。
お土産をここで買い、ゴールへと向かいます。
観光交流センター「祭人」ではお土産の販売や地元野菜などの販売もしています。
さきほど味見してきた「甘強酒造」さんの10年もののみりんと西京漬床をお土産にして。
ゴールはここから1.9キロの「はつらつ公園」。
ゴールは目の前がよしずやの「はつらつ公園」。
地面に路線が描かれている。
◆JR東海の蟹江駅とスタッフの方たち
コースの要所にはスタッフの方がいて、道案内や説明があり、立ち寄り所では地元の冷たいお茶。
そして地元で大切にされているお酒やみりん、そして蟹の料理。
蟹江町ってどんな町?という疑問もとけ、あたたかいおもてなしを受けられた今回のウォーキング。
6.6キロのコースは、資料館あり、神社あり、川ありと、景色の移り変わるのも目まぐるしいほどの散策路でした。
一緒に歩く人達に囲まれて、天候にも恵まれ、とても気持ちいい一日となりました。
JRさわやかウォーキングの企画は初参加、目的地まで行くだけ、参加するだけで楽しめるっていいですね。(やみつきになりそう)
こうしたイベントに参加しなくても、蟹江町の観光のことは「観光交流センター祭人(さいと)」に寄れば何でもわかりますよ。
ユネスコ無形文化遺産に登録された「須成祭」も体感できます。
先日は優しいスタッフさんたちと歓談もできました⇒「【蟹江町観光交流センター祭人】須成祭を体感/ランチ可/駐車場」
愛知県海部郡蟹江町大字須成字川西上371番地 蟹江町観光交流センター祭人
愛知県海部郡蟹江町大字須成字川西上371番地 蟹江町観光交流センター祭
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