青塚古墳の場所/愛知県犬山市/長さ123メートルの古墳
「青塚古墳」は愛知県犬山市にある、長さ123メートルの古墳。
愛知県内では断夫山(だんぷさん)古墳(名古屋熱田区)に次いで二番目の規模を誇ります。
青塚古墳の周辺は広々とした公園になっていて、芝が丁寧に植えられていて、子供たちがのびのび遊べる場所です。
出掛けたときは前日が雨だったためか、古墳の周辺の一部は湿地のようになっていて、歩きづらいところも。
地元の人は地面の湿り具合をよく分かっていて、ぬかるみのないところをうまく歩いて公園を横切っていきます。
青塚古墳の駐車場アクセス/愛知県犬山市
駐車場は古墳と公園に隣接して、2か所あり、数十台は停められます(無料)。
お盆明けの日曜日でしたが、駐車場はすいていました。
アクセス:名鉄小牧線楽田駅より徒歩約30分
青塚古墳 はには 土器
青塚古墳はキレイに整備されていて、調査も済んでいるため周りには土器が飾られていました。
古墳や古墳時代の生活などについては、隣接の資料館で詳しい展示があります(無料)。
「愛知県内では古墳のことに一番詳しいところ」と学芸員さんが話していました。
青塚古墳の大きさ輪郭
青塚古墳の墳長は、123メートル、後円部は直径78メートル、高さは12メートル。
前方部は長さ45メートルで幅62メートル、高さ7メートルの前方後円墳です。
古墳時代前期の4世紀半ばに造営されたと推定されています。
1584年(天正12)にあった小牧・長久手の戦いでは、秀吉方の砦が築かれたと記録があります。
発掘調査の結果、壺形埴輪(はにわ)や葺石(ふきいし)が残っていることが確認され、1983年(昭和58)に国の史跡に指定されています。
その埴輪や葺石は、となりの資料館「まほらの館」で見ることができますよ。
青塚古墳ガイダンス施設「まほらの館」
では資料館の中にはいってみましょう。
資料館「まほらの館」は公園と接しているので、すぐにわかります。
コンクリートうちっぱなし的な建物です。
入り口右に、スイカが冷やしてありました。(2014年8月訪問した時の写真です。)
西尾市育ちの台湾産スイカだそうです。
楕円形ですね。
周りは静かですし、のんびりとした空気が漂います。
青塚古墳ガイダンス施設で出土した土器の展示
出土した土器の展示。
手前の土器は高さ60センチ以上、その向こうのものは80センチはあったと思います。
他にもたくさん並んでいました。
青塚古墳とは?古墳時代どんな時代?
古墳時代がどんな時代だったのかという説明が、絵をつかいながらわかりやすく解説されています。
何を食べていたか、どんな住まいだったか、どんな衣服を着ていたのかなど。
見かけは小さい資料館ですが、資料を豊富にそろえて解説があります。
愛知県内にこんなところがあるとは知らず、ドライブで見つけて立ち寄ったのです。
館内を観終わったところで、学芸員さんに声をかけられました。
熱心に観ていたからか?さらに詳しい解説をしてくださいます。
質問をしてみても、スラスラと嬉しそうに話されるのが印象的。
きっと古墳が大好きで研究熱心な方なのですね、詳しく教えてくださってありがとうございました。
子供向けに夏の課題にも向くクイズや、木細工を作るコーナーなどが設けてありました。
お盆明けの時期でしたが、子供の見学はなくとても静か。
でも古墳好きにはたまらない場所でしょうね。
古墳と古墳時代のことならここ!すごく詳しいですよ!
青塚古墳ガイダンス施設「まほらの館」の基本情報
- 休館日 毎週月曜日、12月28日~1月4日
- 開館時間 午前9時~午後5時
- 入場料無料
犬山市字青塚22-3 青塚古墳・資料館
犬山市字青塚22-3 青塚古
青塚古墳は誰の墓?イベント/青塚古墳墓前祭
青塚古墳は、近くの大縣大神社の神裔で大荒田命を祀っています。
そのいわれで青塚古墳にて、毎年9月には、「青塚古墳墓前祭」が行われます。
青塚古墳墓前祭では、大荒田命の御霊を慰め、併せて神話の語り舞台が行われます。
(よっちゃん)
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コメント
犬山の事が書いてあったのを見つけて、お邪魔しました。
犬山に住んでいても、なかなか市内を見て回る事がないので、他の方のブログ等で、再発見・新発見をしています。
まだ見所は、沢山あります。春は、桜と祭とお城、秋は紅葉とお城と寂光院(お城推しではないですが)、是非またおこしください。
ちなみに、今の長浜城の屋根のフォルムは、犬山城と丸亀城がモデルなんだそうですよ。
追伸
すみません。気になったんですが、小牧・長久手の戦いは、天正12年。西暦だと1584年になります。1が抜けてる気がするんですが・・・
コメントありがとうございます。
また、ご指摘感謝します、さっそく訂正いたしました。