子どもの誕生・成長を祝う行事で、神社にお参りをする「岩田帯」「初宮参り」「七五三」は、昔から連綿と続いています。
日本の伝統的なお祝い事なので、赤ちゃんが生まれたら、知っておきたいことのひとつですね。
お参り先は「氏神様」が本来ですが、その地域で有名な由緒ある神社へ行かれる家庭もあります。
ここでは、
- 「岩田帯」
- 「初宮参り」
- 「七五三」
のお参りにいつ行くかをテーマにお伝えします。
妊娠がわかったら「岩田帯」の習慣について
妊娠がわかったら、お祝いの帯を巻く習慣があります。
そのお祝いの帯は「岩田帯」といい、妊娠して5か月めの戌(いぬ)の日に巻く習慣があります。
◆いぬ神社(伊奴神社)の平成30年の戌の日安産祈祷の日程
戌の日にというのは、犬は一度に多くの子を産み、生むときもあまり苦しまない、安産であるために、安産の祈願としての意味が込められています。
◆岩田帯(いわたおび)安産祈願のいわれについて
「岩のように丈夫で健康な赤ちゃんが生まれますように」との願いが込められています。
岩田帯は長い白い木綿の布で、今でいうガードルの働きもするもので、岩田帯を巻いてお腹の安定を保つものです。
神社によっては「岩田帯」を授与しているところもあります(初穂料必要)。
岩田帯にかわるガードルで代用
現代では岩田帯の授与は受けるものの、使用しない人がほとんどでしょう。
岩田帯にかわるゆるいガードル・腹巻などがあり、さっと身につけられるものを利用する人が多いです。
「初宮参り」の意味
赤ちゃんが生まれて最初のお参り(詣り)が「初宮参り」です。
人生の一番最初の儀式である「初宮参り」は、神様に赤ちゃんの誕生を報告して、赤ちゃんのすこやかな成長を祈るものです。
「初宮参り」はいつ?
男の子は32日目、女の子は33日目にお参りするとされています。
里帰りして出産したなど事情があれば、この日より遅くなっても大丈夫です。
また出産100日祝いにと、お宮参りする人もあります。
生後30日ちょっとなので、首もすわっていません。
お母さんの体調がようやくもどった、という時期で、初宮参りをするにあたっては細心の注意も必要です。
◆初宮参りと安産祈願の案内(伊奴・いぬ神社)
寒さ・暑さの気温や天候も考慮して、日取りを決めるのがよいです。
「初宮参り」はいつ誰といく?
「初宮参り」は、父母と赤ちゃん、そして祖父母での参拝が一般的です。
祖父母が遠方なら親子三人になりますが、母親の負担が増えすぎないように配慮してあげてください。
参拝のあと、記念撮影や会食をして、赤ちゃんの健やかな成長をお祝いしましょう。
七五三のお参り・由来
「七五三のお参り」は、今まで見守ってくださった神様に感謝し、子供の幾久しい健やかな成長をお祈りする儀式です。
いわれは、
- 三歳は男女とも髪をのばす「髪置(かみおき)祝い」
- 五歳は男子の「袴着(はかまぎ)祝い」
- 七歳は女子の「帯解(おびとき)祝い」です。
七五三の対象年齢
2019年に満年齢でお祝いするとするとした場合の生年は、
満7歳(女の子) | 2012年生まれ(平成24年生まれ) |
満5歳(男の子) | 2014年生まれ(平成26年生まれ) |
満3歳(女の子・男の子) | 2016年生まれ平成28年生まれ |
(※数え年でお祝いする場合は1年マイナス)
七五三のお参りはいつ行く?
七五三の日は11月15日ですが、その日だけというわけではありません。
その前一か月くらいの間に参拝する方が多いです。
11月中まで用意がある神社も増えているので、10月中旬から11月末までと考えてよいでしょう。
お父さんがお休みの日にという家庭も多く、土日祝に参拝が集中します。
そのためもう少し幅をもたせて、9月から12月中くらいと長期間設けている神社も見かけるようになりました。
子どもと両親・近くにいれば祖父母も参加するご家庭が多いでしょう。
安産祈願でいぬ神社(伊奴神社)に参拝する人も
◆名古屋市西区のいぬ神社(伊奴神社)
名古屋市西区にある「いぬ神社・伊奴神社」は主祭神の一柱が、伊奴姫神(いぬひめのかみ)で、大年神のお妃様です。
子授けや安産、夫婦円満そして家内安全などに大きな御神徳を授けてくださる神様として、神社名の由来にもなっています。
安産祈願に訪れる人も多いそうですよ。
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