浜名湖の弁天島海浜公園では、一定の時期に壮大な自然の光景が観察できます。
特に、冬至の頃、2023年では12月22日を中心とした前後約1ヶ月間、この地で独特の夕日の光景を見ることができます。
2024年1月8日(月祝)に実際に現地で、黄金色からオレンジ色に光り輝く光景をこの目に焼き付けてきました。
この期間中には、夕日は弁天島の象徴的な赤い鳥居に沈んでいきます。
この日も多くの人が、その瞬間を見逃さないようにと訪れていましたよ。
浜名湖弁天島海浜公園車中泊/鳥居に沈む真っ赤な夕陽【動画】
弁天島海浜公園の赤い鳥居に沈む夕日はいつみられる?
◆弁天島海浜公園
弁天島海浜公園の赤い鳥居に、真っ赤な夕陽が沈んでいく様は、冬至の頃の前後約1か月の間です。
日没の時間は、2023年11月21日頃には16時41分頃、1月21日頃には17時6分頃となります。
見にいった2024年1月8日は、16時55分の日没でした。
日没の時間は日々刻々と変わるため、日没直前の最も素晴らしい光景はほんの数分間。
自然が創り出す絶景を楽しむためにも、日没の時間をチェックしてからでかけましょう。
鳥居に沈む夕陽の撮影ポイントはどこ
◆弁天島海浜公園 鳥居に沈む夕陽
こんな絶景を見逃したいくない、そんな絶景ポイントを紹介します。
◆うなぎや鳥居のペイントがあるトイレ
鳥居に沈みゆく夕陽がもっときれいにみられるところは、四方にうなぎや鳥居のペイントがあるトイレ付近です。
◆弁天島海浜公園 海水浴シーズンには休憩所になる
また海水浴場シーズンに休憩所になる広い台のあたりです。
だいたい海浜公園の中央あたりになります。
日没後もしばらく続く幻想的風景
◆弁天島海浜公園 夕陽が沈むところ
夕日が沈んだ後も、その美しい瞬間はまだ続きます。
日が沈んだ後の空に広がる「非日常的なグラデーション」には見とれてしまいました。
日が沈むと同時に帰ってしまう人がほとんどでしたが、これはもったいない。
急いで帰るのではなく、この素敵な空をゆっくりと楽しむ時間を作ってみることをおすすめします。
ただし風が強い時は非常に寒く感じるので、防寒をしっかりしてください。
(現地の人によると、冬至近くの夕日が沈む時期は、ほとんどの日が風が強そうです)
遠江八景(Totoumi)弁天夕陽
◆遠江八景 弁天夕照 解説 弁天島海浜公園
浜名湖は、年間を通じてその美しい水辺の景色が変わることで知られています。
この湖岸には数多くの歴史ある神社や寺院があり、多くの文人や画家たちがその景色を詩や俳句、絵画で表現してきました。
これにより、浜名湖は大きな文化的価値を持つとされています。
この背景を踏まえ、浜名湖周辺の歴史的、文学的、芸術的な景観を集めた「遠江八景」を編纂。
このプロジェクトは、2014年の浜名湖花博の開催に合わせて、広く一般に知られるようになり、浜名湖の魅力をさらに広めることに貢献しました。
この八景には以下の景観が含まれます。
- 舘山秋月(たてやまのしゅうげつ):秋の月が映える舘山
- 弁天夕照(べんてんのせきしょう):夕日に照らされる弁天島
- 浜名暮雪(はまなのぼせつ):冬の浜名湖に降る雪
- 潮見晴嵐(しおみのせいらん):晴れた日の潮見での嵐
- 瀬戸夜雨(せとのやう):瀬戸で降る夜の雨
- 五山晩鐘(ござんのばんしょう):五つの山から鳴り響く夕方の鐘
- 寸座落雁(すんざのらくがん):寸座で見る落ちる雁
- 細江帰帆(ほそえのきはん):細江で見る帰る帆船
これらの景観は浜名湖の自然美と文化的豊かさを象徴しています。
昔の旅人のように、歴史や文化を感じながら、名所を訪れてみる旅もよいでしょうね。
弁天島海浜公園の所在地・時間
◆弁天島海浜公園 駐車場入り口
■弁天島海浜公園(べんてんじまかいひんこうえん)
- 住所:静岡県浜松市西区舞阪町弁天島3775-2
- TEL:053-592-0757 (舞阪町観光協会)
- 時間:入園自由
弁天島海浜公園へのアクセスと駐車場
弁天島海浜公園のアクセス方法
弁天島海浜公園の最寄駅はJR弁天島駅。
弁天島駅からは歩いて5分ほどで弁天島海浜公園につきます。
- JR豊橋駅 → JR弁天島駅(410円)
名古屋駅からいくなら、名鉄のほうがJRより運賃が安く、1,110円です。
弁天島公園の駐車場・料金時間
◆浜松市弁天島海浜公園駐車場 利用規定
公共の駐車場の「浜松市弁天島海浜公園駐車場」があり入り口は2か所あります。
料金は1回410円で、営業時間は通年、24時間出入りが可能です。
出る時に精算する方式で、オートバイは無料です。
領収書は発行されます。
レンタサイクルと渡し船
弁天島海浜公園にはレンタサイクルと渡し船が利用できます。
◆レンタサイクルの受付所
◆レンタサイクル利用料
- 大人520円(保証料1000円)
- 小学生以下310円(保証料1000円)
- ※保証料は自転車を返却すると返金されます
◆レンタサイクル利用時間
- 9:00~16:30(4~9月)
- 9:00〜15:30(10~3月)
また渡し舟も出ています。
◆渡し船受付
渡し船は、大人1500円、小人750円。
◆弁天島海浜公園 渡し船
渡し船にのれば、プライベートな特別な時間をもてそうですね。
海浜公園内にある辨天神社
弁天島海浜公園の中央あたりにある通路を駅方向(道路側)へぬけると、すぐに「辨天神社(べんてんじんじゃ)」があります。
建立は1709年、境内には浜名湖弁天島を詠んだ正岡子規の歌碑があります。
◆正岡子規の歌碑
◆茅原崋山の文学碑
茅原崋山の文学碑もあります。
弁天島には天女伝説が残り、昔は天橋立のような白砂青松(はくさせいしょう)の風景が広がっていたそうです。
そんな風景をみて天女が下りてきたそうですが、懇願するも留まってはくれず、駿河の三保の松原へと去っていったそうです。
大きな災害にあったことで弁天は湖(うみ)に残され、島となったということです。
ご利益は、海上・交通・家内安全・商売繫盛など諸願成就の神様として、多くの人に信仰されています。
御朱印は書置きが本殿にありました。
浜名湖で夕陽が絶景なスポット、ほか6ヶ所
浜名湖で夕日が絶景と言われるスポットを探してみました。
次回は弁天島海浜公園以外にも以下のところにも、訪れてみたいと思います。
- 浜名湖大橋駐車場
- 大草山山頂(ロープウェイが便利)
- 舞阪港
- 遠州鉄道高架上
- 浜名湖SA
- 天竜川河川敷
ここも景色がよく、夕日の人気スポットです。
鳥居に沈む真っ赤な夕陽/冬限定の感動!弁天島海浜公園/時間/駐車場/浜名湖・まとめ
浜名湖の弁天島海浜公園には、夕暮れ時から黄昏時へと、圧倒されるような絶景が、私たちを待っていました。
赤い鳥居の中に沈むのは冬の一定期間のみなので、その素晴らしさを写真におさめようと、この日も100人近くの人が訪れていました。
冬のみならず夕陽が沈む様子は、自然が作り出す景観の中では一番ステキな光景かもしれません。
<関連ページ紹介>
◆中田島砂丘・駐車場と風景・強風注意です。
◆浜松まつり2023・屋台と屋台引き回し・歴史・松潤パレード
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