滋賀県東部にある「金剛輪寺」は紅葉とともにあじさいの名所です。
あじさいは名勝庭園の付近に多く咲き、しっとり鮮やかな青で山を彩っています。
6月中旬に訪問したときは、まだ三部咲きで例年よりやや遅めのよう。
金剛輪寺は見どころ一杯の巨刹で、素晴らしい庭園を拝見できるのも魅力。
あじさいの見ごろやみどころ、所要時間などを報告しますね!
金剛輪寺のあじさい・見頃と見どころ
◆金剛輪寺 本堂とあじさい
金剛輪寺の境内はとても広いです。
階段が300段ほど、徒歩で上がれない人は、本堂そばまで車で上ることも可能です。
歩いてあがれば、道すがらのお堂や清水の流れ、ひっそり咲くあじさいを観ることができます。
金剛輪寺のあじさいの見頃はいつからいつまで?
金剛輪寺であじさいが見頃になるのは、例年6月下旬から7月上旬です。
滋賀県のほかのあじさい名所よりやや遅い見頃となります。
あじさいが多く咲いているところ
金剛輪寺であじさいが多く咲いているところは、
- 名勝庭園の入り口付近
- 名勝庭園の奥
- 本堂への石段脇
- 本堂の左手の一円
例年は名勝庭園の中のあじさいが、もっとたくさん花をつけるそうです(受付の人の言)。
金剛輪寺のあじさい見どころ
◆金剛輪寺 名勝庭園入り口のあじさい
のぼりはじめてしばらく行くと、赤門そして白門をくぐり名勝庭園へ。
庭園の手前のところに、いきいきとした葉を茂らせた青いあじさいが咲きます。
6月12日のこの日は、3~4部咲きといったところでまだ色づいていないものも。
ベンチがあるので、ここはゆっくり鑑賞できます。
◆金剛輪寺 名勝庭園入り口のあじさい
白やピンクのこんなかわいらしい色のあじさいも。
◆金剛輪寺 名勝庭園の奥のあじさい
名勝庭園の奥まったところにも、あじさいの株が多くあります。
ここはまだ咲き始めたばかりの1部咲きくらい。
背丈の大きい、自然のままの姿が多いです。
◆金剛輪寺 二天門の手前の石段とあじさい
本堂の手前にある石段の脇にあるあじさいも、咲き始めています。
紅葉の大木がいたるところにあるので、その青葉の陰であじさいが見頃になるのは6月下旬のようです。
◆金剛輪寺 本堂とあじさい
本堂そばの円形の花園のあじさいは、今年は雨がすくないためか、元気がいまひとつ。
やはり木漏れ日のあるところのあじさいが、勢いよく咲いています。
◆金剛輪寺 地蔵堂とあじさい
地蔵堂の周りにも、自然な姿であじさいを多く見られます。
金剛輪寺でのあじさい鑑賞の所要時間
あじさい鑑賞だけというわけにいかないのが金剛輪寺。
素晴らしい庭園ははずせないので、1.5時間ほどは欲しいです。
私たちはお昼の食事もして、2時間10分ほどかかりました。
金剛輪寺・境内の名所見どころ
◆金剛輪寺 参拝順路の案内図
金剛輪寺は「血染めの紅葉」といわれるほどの鮮やかな紅葉が知られるとおり、本堂付近には紅葉の木々が林立。
参道のいたるところにも、また名勝庭園の中にも、多くの紅葉が植わっています。
ただそれ以外にも、金剛輪寺の見どころはいろいろとあります。
名勝庭園と睡蓮
◆金剛輪寺 名勝庭園の南庭 桃山期
◆金剛輪寺 名勝庭園の東庭 江戸初期
江戸末期のお庭北庭へと続きます。
◆金剛輪寺 名勝庭園の池に咲く睡蓮
あじさいの今、モリアオガエルの白い泡状の卵を、木の上に見つけることができました。
受付でこのことも説明してくださったのです。
◆金剛輪寺 名勝庭園を見る
録音された和尚さんの解説をお聞きしながら、お庭をゆっくり拝見できました。
千体地蔵の参道
◆金剛輪寺 千体地蔵と石段
庭園を見たあとは、石段が続きます。
両脇には千体ものお地蔵さんが見守り、風車がかざられています。
◆金剛輪寺 千体地蔵と石段
ゆるやかなところもありますが、長いのぼり坂です。
◆金剛輪寺 二天門と奉納された大草履
階段をのぼりつめると、二天門(重要文化財)と奉納された2.5mもある大草履。
そして本堂へ。
国宝の本堂と三重塔
◆金剛輪寺 本堂 国宝
本堂の周りには紅葉の大木がそびえています。
本堂へあがることができ、重要文化財の仏像を拝見できます。
撮影は禁止でした。
◆金剛輪寺 三重塔 重要文化財
本堂のそばには、寛元四年(1246年)建立の重要文化財の三重塔が。
また、寛元2年(1303年)建てられた銅鐘をつかせてもらうことも。
◆金剛輪寺 銅鐘
低い豊かな音色が一面に響き渡り、煩悩があらわれるようです(といいな)。
あじさいで有名な「金剛輪寺」のあじさいの見頃は、6月下旬から7月上旬。
杉や紅葉の木々におおわれ、境内はひんやりと涼しかったです。
近江一といわれるお庭のすばらしさに見とれ、本堂のお宝も拝見でき、ゆったりと時間がすぎていきました。
金剛輪寺の拝観料と時間
◆金剛輪寺 参拝受付
- 拝観料(入山料):高校生以上800円・中学生300円・小学生200円(令和5年4月から)
- 拝観時間:8時30分~17時
- 定休日:お寺なのでないみたいです
◆金剛輪寺 拝観順路を説明してくださる
参拝者ごとに、3分ほどかけて順路やあじさいの咲いているところ、御朱印の場所などを説明してくださいます。(あじさいの6月に)
石階段が多いです
金剛輪寺は奥まった本堂まで、多くの石階段が続きます。
千体のお地蔵さんが見守る中を上りますが、舗装されてはいないので歩きやすい履き物で。
金剛輪寺の駐車場・アクセス方法
駐車場
◆金剛輪寺 駐車場
広い無料の駐車場があります。
手前が大型バス用(20台)、むこうが乗用車用(約200台)。
アクセス方法・行き方
<JRでの行き方>
- JR稲枝(いなえ)駅よりタクシーで15分
<車での行き方>
- (ETC車)湖東三山スマートインターチェンジを出て信号右折1分
- (ETC車以外)京阪神方面からは名神八日市インターを出て信号直進、東近江大橋を越え国道307号線を彦根方面へ12分
- 中京方面からは名神彦根インターを出てすぐの信号を左折、国道307号線を直進20分
金剛輪寺でランチはできる?
お食事処「華楽坊」
境内にお食事処「華楽坊」があり、美しいお庭やお花を眺めながらの食事ができます。
- 利用人数:5名から
- 予約:必要
- 料理:お箱精進 2,200円
豆の木茶屋でランチ
◆金剛輪寺 豆の木茶屋(食事処)
境内にある食事処の「豆の木茶屋」であじさいの季節にランチができました。
メニューはうどんとそばで、10品目ほど。
ざるそば・大盛りでした
◆金剛輪寺 豆の木茶屋(食事処)
ざるそば(810円)をいただきました。
つゆは自然なおいしさで甘すぎず、蕎麦は長くこしがありました。
本格そばと豆腐の専門店「一休庵」さんのおそばみたいです。
通常の量の1.5倍はあり、シソの葉の天ぷらまでついて、とても満足!
金剛輪寺の雨の日は?穴場?服装は?
金剛輪寺の雨の日は、これまた幻想的!で穴場ではないでしょうか!
雨の日はお出かけする人も少なく、金剛輪寺のあじさいと紅葉の青葉、そして雨の風景を楽しむことができます。
大雨でない限りあじさいや楽しむには、むしろおすすめしたいほど。
雨の日は気温も下がりますから、服装や足もとの準備を整えてください。
金剛輪寺の雨の日に準備したいもの/注意事項
駐車場、受付、石階段あたりは小雨でも歩きやすいですが、お庭や境内は土の地面です。
- 雨にぬれてもいいレインブーツや靴
- 大き目のビニール傘(金剛輪寺の風景が見やすい!)
- 朝晩は気温が下がりますので、薄手の羽織ものを
- 足元が滑りやすいのでご注意ください。
- 透明の大き目の傘で相合傘!カップルにはむしろおすすめの雨
金剛輪寺あじさい2024見頃と見どころ/拝観料/ランチ/雨では【動画あり】まとめ
東近江市の金剛輪寺を訪れ、おおくのあじさいが咲き誇る様子は、暑さを忘れる絶景でした。
金剛輪寺の歴史と風格ある建築が印象的で、新緑の葉とのコントラストは、まるで絵画のような美しさ。
寺院の静けさと自然の美しさが絶妙に調和し、穏やかな気持ちですごすことができました。
初夏に訪れるにふさわしい金剛輪寺、紅葉もいいですがあじさいもいいですよ。
近くのあじさい観光名所
近くにあじさいの名所があり、行ってきました。
◆滋賀県一かもしれない、守山市のあじさい園
◆東近江市のあじさい名所
◆滋賀県のあじさい名所をランキング形式で紹介しています
【動画】金剛輪寺のあじさい見ごろ/ ランチ/駐車場(滋賀県愛知郡)【2021年6月琵琶湖あじさい旅14】
以下は紅葉の見頃の様子です。
↓↓↓
◆金剛輪寺 紅葉
滋賀県湖東にある「金剛輪寺(こんごうりんじ)」は、「血染めのもみじ」として知られる紅葉の名所です。
日本の紅葉名所百選に認定されています。
特に11月の中旬から下旬にかけて、ヤマモミジやイロハカエデが全山を彩り、その美しさは「血染めの紅葉」と称されるほどの絶景となります。
本堂の周囲や庭園内の紅葉の風景も見逃せません。
昨年は紅葉の見頃に合わせてライトアップもあり、
灯りに浮かぶ夜のみやびやかな風情が楽しめました。
また日本最古の大黒天が特別公開され、拝観のチャンスです。
金剛輪寺の紅葉の見頃と見どころ、ライトアップの時間や期間、拝観料などをまとめました。
金剛輪寺・血染めのもみじの由来
◆金剛輪寺 紅葉
この「血染めの紅葉」という呼び名には、金剛輪寺の歴史が深く関わっています。
寺の本尊である観音像は、行基によって彫られました。
彫刻の途中で、観音さまから一筋の血が流れ落ちる奇跡が起こったと伝えられています。
この出来事から、観音さまに魂が宿ったと信じられ、その観音像はあら彫りのままで安置されています。
この歴史的背景が、金剛輪寺の紅葉を「血染めの紅葉」と称する由縁となっているのです。
金剛輪寺の紅葉・見頃/見どころ
◆金剛輪寺 紅葉
金剛輪寺の「血染めのモミジ」の由来は、本尊の観音様が流された血で染めたような鮮やかな紅葉からだそうです。
まさに真っ赤に染まる色鮮やかさが格別です。
金剛輪寺の紅葉の種類
ヤマモミジやトウカエデ、大モミジなどが中心に赤く色づきます。
金剛輪寺の紅葉の見頃はいつ?
紅葉の見頃は、例年と同じく11月上旬~12月上旬です。
年により11月中旬から下旬が見頃になることもあり、気象状況により少々変わります。
金剛輪寺・紅葉の見どころ
◆三重塔周辺紅葉
紅葉は参道の途中からも彩りよく見られますが、素晴らしい見どころスポットはここ。
- 本堂を仰ぎ見る紅葉
- 三重の塔の周辺の紅葉
- 名勝庭園でみる紅葉
名勝庭園では、赤くそまる紅葉を縁側に腰かけてゆっくりと観賞できます。
日本最古の大黒天・特別公開
日本最古の大黒天(秘仏)が金剛輪寺にあり、特別に紅葉の時期に合わせて公開されます。
2023年令和5年の特別公開の日程は、
- 秘仏日本最古の大黒天公開日:令和5年11月1日(水)~12月10日(日)
大黒天様は金運の神様で、疫病退散・景気回復祈願の願いを込めての公開です。
本堂内には別にもう一体、打ちでの小槌を手にした大きくふくよかなお姿の大黒天をお祀りしているそうで、
両方の大黒様が沢山のご利益を授けて下さる、またとない機会です。
紅葉のライトアップの期間や時間
◆金剛輪寺 お地蔵様と紅葉
金剛輪寺ではライトアップでより一層赤々と映える紅葉が観賞できます。
※2023年のライトアップについて調べてみましたが、11月12日現在公表がありません。
※2022年は令和4年11月12日(土)から23日まで、日没より20時までライトアップが名勝庭園にてありました。
金剛輪寺の紅葉を空から
◆金剛輪寺公式・紅葉の空撮
金剛輪寺 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874
◆玄宮園(彦根城)の紅葉のライトアップも素晴らしい
金剛輪寺の紅葉 見頃はいつ2023/時間や種類/ライトアップ/観料/ランチ/雨では【動画あり】まとめ
金剛輪寺さんは、石階段を歩き上ります。
千体のお地蔵様に見守られつつですが、数えていませんが200段ほどでしょうか。
ですから歩きやすい履き物でどうぞ。
金剛輪寺の豆知識
今から1270年前、大仏さまを建立された聖武天皇と行基菩薩により天平13年(741年)に開山された天台宗の巨刹。
国宝の本堂内には秘仏本尊聖観音さま、重要文化財の阿弥陀如来坐像、不動明王、毘沙門天像などを目の前で拝むことができる。
春はさつき、しゃくなげが咲き、あじさい・睡蓮の今、秋は紅葉、そして雪景色と美しい自然を堪能できる。
※2021年6月12日あじさい訪問 2024年5月25日更新 20230930追記紅葉
金剛輪寺 所在地:滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874 下の行のワンクリックでコピーできます。
滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874
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