豊臣秀吉が一夜で建てたと伝わる「墨俣(すのまた)一夜城」は、金シャチを冠した「城郭天守」です。
当時は砦(とりで)的な城で、輪中の水の豊富な地域のため、砦を築くことそのものが難しい土地でした。
現在の墨俣一夜城は、資料館になっていて、秀吉の立身出世の生涯をたどり、一夜城の築城からの歴史が展示されています。
あじさいの季節に行ってきたので、駐車場のこと、観光のおすすめを報告しますね!
墨俣一夜城はこんなお城・立身出世橋
墨俣一夜城の外観です。
お堀があるように見えますが、「犀川(さいがわ)」です。
犀川に囲まれるように島のような要塞になっています。
手前の橋を渡っていきます。
橋は「太閤出世橋」。
秀吉のトレードマークのひょうたんが三個のっています。
「太閤出世橋」を渡り始めるところにも、立派なひょうたんがあります。
橋の突き当りには、秀吉様の座像が。
秀吉様にお出迎えいただいたような感じです。
墨俣一夜城の入館料・休館日とあじさい
墨俣一夜城は、歴史資料館になっています。
入館料 | 一般は200円、18才未満は無料 |
会館時間 | 午前9時から午後5時まで |
休館日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日) |
この日は、18才未満と同伴の人は無料ってなってました。
若年層に墨俣の歴史を伝えたいということですね。
アジサイが咲き始めたところで、一夜城の入り口付近には、手入れされたあじさいがこんもりと咲いていました。
秀吉様の出世にあやかって、お願いごとをすることもできます。
絵馬はお城の受付で購入。
墨俣一夜城は歴史資料館
一夜城の中は、歴史資料館になっています。
秀吉=木下藤吉郎が天下人となる出発点として、 有名な 墨俣一夜城ですが、
元々は砦として築城されたものです。
詳しい歴史的な資料が不明だったのですが、昭和52年に愛知県江南市の旧家に代々伝わる 前野家古文書で、墨俣一夜城に関する貴重な資料が紹介されたそうです。
そして墨俣一夜城の全貌が明らかになったことで、この歴史資料館が城郭のお城の形で建築されました。
展示をすべて見て回ると、30分~1時間ほどはかかります。
最上階5階に案内の方がいらして、いろいろと教えてくださいました。
一夜城からの眺望と展示物については⇒「【墨俣一夜城】360度展望の眺望と歴史展示物(岐阜県大垣市)」
墨俣一夜城の付近を整備中
太閤出世橋のそばに展示してある、水害防止のゲートの一部。
墨俣一夜城の付近は、国の事業で河川の整備が進んでいます。
一夜城へは三本の橋でつながるようになっています。
秀吉様の出世の足掛かりになった墨俣一夜城は、これからも知名度がアップ、訪問者急増まちがいなし。
これだけ秀吉様の出世話を聞いてくると、見学が終わるころには運気がアップしてくるような不思議なエネルギーがわいてきます。^^
(2018年6月現在、工事進行中でした)
墨俣一夜城の駐車場
駐車場は、一夜城のための特別の駐車場というのはありませんでした。
お城の付近は、空き地がちらほらあり、太閤出世橋の向かい側の空き地にとめることができます。
また、犀川の川沿いに駐車できます。
公営駐車場(観光客用)は無料
公営駐車場が お城をのぞむ犀川沿い、南方向数十メートル の所にあって、そこに止めました。
無料の文字に白い紙がはりつけてあって、時々有料になるのかな?
この日は無料でとめられました。
観光客専用の駐車場です。
ここにとめると、交通の要所であった「墨俣宿」のあとを見て回れます。
この公営駐車場には、「すのまたまちあるき絵図」が置いてあります。
いわゆる観光マップですが、これが丁寧な解説付き!
撮影スポットや「つりびな」が見られるところ、神社やお寺をはじめ、
商店やカフェの紹介もとても丁寧です。
トイレの場所も。
とにかくこの「すのまたまちあるき絵図」を手にいれれば安心です。
主な観光ルートを紹介した地図も、一夜城の橋付近にあるので、観光しやすいです。
一夜城の付近の観光
一夜城の付近には、美濃路の宿場のひとつ「墨俣宿」があります。
この付近には伝説も残っていて、 壬申の乱において大海人皇子を難から救ったと言われる「すのまたの女」の伝説、
源平墨俣川の合戦で勇敢に戦うも、この地で散った源義円の墓などもあります。
「すのまたあるき絵図」を見て、ゆっくり回ってみたいです。
一夜城の横の犀川の堤と周辺は、桜が4キロほどもつらなり、桜の季節は素晴らしい景観です。
また犀川の堤は、1キロ(案内人のかたの言)におよぶあじさいの名所です。
あじさいは6月下旬くらいから7月上旬が特に見ごろです。
6月13日に見てきたあじさいの様子⇒「犀川(さいがわ)堤のあじさい街道・見頃6月中旬の様子(岐阜県大垣市墨俣)」
岐阜県大垣市墨俣町墨俣1742−1 墨俣一夜城歴史資料館
岐阜県大垣市墨俣町墨俣1742−1 墨俣一夜城歴史資料館
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