レトロ電車館(名古屋市市電地下鉄保存館)に展示してある地下鉄100型(107号車)です。
建物の一番左側に展示してあり、動きませんが乗車して見学できます。
昭和32年の地下鉄開業時に、名古屋駅から栄を走った車両で、当時の技術の粋を集めて製造されています。
ボディーの濃い黄色はとても目をひく色で、画家の杉本健吉さんが暗い地下を菜種色(ウィンザーイエロー)で走り抜けるようにと選ばれた色なんだそうです。(そうだったんですか・・・)
昭和60年に引退するまで、地下鉄東山線といえばこの黄色い車体の地下鉄がずっと走っていました。
若いころに通学通勤でお世話になった懐かしい車両です。
名古屋の地下鉄電車「黄電」の車両をじっくり見学
地下鉄の車両は、乗車する経験しかありませんので、こうして電車の脚というかどうやって動いているかを見ることはなかったです。
どうも複雑な仕組みになっていそうです。
実際動いていた当時のままの再現なので、大きさも質感も目の前で実感できます。
鋼鉄の素材が、地下を駆け抜けはじめたのが、昭和32年なんですね。
停止する装置の解説もあります。
レトロ電車館展示の地下鉄100型(107号車)の車内に乗り込むと、懐かしい座席です。
「これに座って通学したり通勤したなあ・・・」
これが見ていただけの運転席の計器やハンドルです。
当時は決して入ることのできなかった運転席にも入れるので、ハンドル触って動かしてみました。
乗務員席に座って前方確認!?
これは東山線の黄色い電車、通称「黄電」と呼ばれて親しまれていたこと、そして昭和32年初めて名古屋に地下鉄が通った当時の改札口の様子の写真。
昭和42年に東山公園から星が丘の一区が開通した記念の写真
昭和44年には東山線が延伸して、一社から星が丘間、亀島から中村公園まで延伸したというお祝いの写真。
黄電の中には、歴史的な場面が写真にしていくつも保存されています。
若い人にはちょっと理解できないかな、乗ったことのある人には、懐かしくてしかたない名古屋の「黄電」です。(‘ω’)ノ
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愛知県日進市浅田町笹原30 名古屋市交通局日進工場北側 名古屋市のレトロ電車館
愛知県日進市浅田町笹原30 レトロ電車館
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