◆「青岸渡寺」の三重の塔から見た「那智の滝」
滝の落差133m、幅が13m、滝つぼの深さ10mもある「那智の滝」は、日本一の名瀑。
また熊野那智大社の別宮、飛瀧(ひろう)神社のご神体として信仰と畏敬を集めてきました。
場所は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 熊野那智大社 別宮 飛龍神社 那智の滝
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 熊野那智大社 別宮 飛龍神社 那智の滝
実際に行ってみて参拝すると、その真っ白で雄大なさまが目にやきついています。
那智の滝の観光に、無料・有料駐車場やアクセス、行き方、所要時間など、
実際に観光してきた様子をまとめました。
那智の滝の無料駐車場/近い駐車場/画像あり
◆那智の滝 那智大滝
那智の滝に一番近い駐車場
「那智の滝」を目指して曲がりくねった県道46号を進むと、やがて「那智の滝」の案内版を見つけます。
現地につく少し手前に有料駐車場が出てきますがやり過ごし、「那智の滝」が見えた瞬間の左手に出てくる駐車場にとめると、一番近いです。
◆那智の滝 那智大滝 一番近い駐車場
最も近い駐車場は一回500円。
駐車場は複数あり、この付近は500円のところが何か所かあります。
またそのまま少し車で進むと、「那智の滝」から少し離れるので料金400円の駐車場も。
◆那智の滝 那智大滝 有料駐車場
400円の駐車場から那智の滝は徒歩4~5分ほど。
「那智の滝」が見たいだけ、あるいは歩くのがにがてという人、一番近い所にとめるのが得策。
那智の滝・無料駐車場・熊野交通駐車場
◆熊野那智大社ふもとの無料の駐車場(熊野交通駐車場)
那智の滝を観光するにあたり、無料の駐車場(熊野交通駐車場)もあります。
そこからは徒歩7分ほどかかるので、那智の滝だけの観光にはおすすめでないです。
ただ無料駐車場そばの「那智山参道」をあがることで「熊野那智大社」を先に観光できるという利点があります。
「熊野那智大社」の観光は後でももちろんよいですし、「那智の滝」と「熊野那智大社」を合わせての観光なら、熊野那智大社のふもとのこの無料駐車場がおすすめ。
無料の駐車場(熊野交通駐車場)は広く「那智の滝前バス停」があります。
おみやげ店、トイレもあります。
那智の滝無料駐車場・「食事した方は駐車場無料」というお店も
那智の滝に一番近い駐車場から進んでいくメインストリートには、食事処やおみやげ店が並び、「食事した方は駐車場無料」というお店も何軒かあります。
那智の滝まで徒歩数分なので、お昼時に食事を兼ねていけば無料でとめられます。
那智の滝へ・電車バスのアクセス方法
大坂から那智の滝へ・日帰り可
大坂からは、天王寺(てんのうじ)駅から、特急「くろしお」に乗車してJR紀伊勝浦駅まで行きます。
天王寺駅から紀伊勝浦駅までの所要時間は3時間半ほど。
JR紀伊勝浦駅からは、熊野交通バスの那智山行きに乗車。
「那智の滝前」または「大門坂」で下ります。
(熊野交通のバスセンターは、JR紀伊勝浦駅から出てすぐにあり、バスの間隔は一時間に1本ぐらい)
<那智勝浦駅からの片道料金>
- 那智山・那智の滝前:大人620円小児310円
- 大門坂:大人420円小児210円
帰りのバスの時刻はついたらすぐ調べておきましょう。
最終バスを逃すと歩いてJR紀伊勝浦駅まで行くことに!
那智山参拝案内・那智大社/青岸渡寺/那智の滝の関係
◆那智山表参道手前にある「那智山参拝案内図」
「那智の滝」から歩いて行ける「熊野那智大社」と「那智山青岸渡寺」との案内図です。
(※熊野那智大社に一番近い駐車場は無料ですが、有料道路を通らなければならず800円かかります)
那智の滝・飛瀧神社参拝・見どころ
◆世界遺産 那智御滝
那智の滝はそのものがご神体なので、本殿は存在しません。
拝殿もなく直接滝を拝むことになります。
那智の滝 何が日本一?
那智の滝は、華厳滝・袋田の滝と共に日本三名瀑にあげられています。
石英斑岩からなる、ほとんど垂直の断崖に沿って落下する滝で、落ち口の幅13m・滝つぼまでの落差133mにもなります。
総合落差では日本12位なのですが、一段の滝としては落差が日本で1位です。
御滝排所が見どころスポット
那智の滝を直に目の前で拝見できるところが「御滝拝所」です。
◆お瀧拝所 滝のそばまでいける(有料)
ここに入らないことには、那智の滝の全景は見ることができません。
(ペットははいれません)
お瀧拝所の料金(参入料)
- 大人300円
- 中学生以下 200円
- 団体(30人より)一人 280円
参拝可能時間
- 午前7時~午後4時30分
お瀧拝所からの那智の滝・絶景
◆那智の滝「お瀧拝所」の参入口
参入料を支払い、那智の滝が間近に見える舞台へとすすみます。
◆那智の滝と「お瀧拝所」
階段を少しあがり、那智の滝が正面に見えるお瀧拝所にあがります。
この間に「延命長寿の水」が飲めるところがあり、飲みたい人は盃を100円で。
◆那智の滝・「延命長寿の水」を飲むための盃
常時流れる「延命長寿の水」はいくら飲んでもOK。
◆那智の滝「お瀧拝所」から
御滝拝所にあがると、高さ133m、幅13m、滝壺の深さ10mもの壮大な絶景が目の前です。
いにしえから流れ落ちる水の音が、眼前で響き渡ります。
日本一の大滝がここに。
断崖絶壁を流れ落ちる様は、まさに圧巻。
滝つぼは位置を変えてみることができます。
◆那智の滝「お瀧拝所」から
ここにいるとほんのりと清々しい水しぶきがかかります。
滝の水は滝つぼから山を下り、那智川へと流れていきます。
素晴らし光景。
荒々しい岩肌を勢いよく落ちる、神々しい水しぶき。
清浄な空気がただよい、畏敬の念もわいてきます。
昔々から延々と流れが続いているのですね。
ゆっくり参拝させていただきました。
来た道とは別の道で「お瀧拝所」をおります。
この間の15分ほどは頭が空っぽになり、何かスピリチュアルなお告げがおりてきそうなとうめいな時間でした。
那智の滝のお守り・パワースポット・ご利益
◆那智の滝 境内
那智の滝は熊野那智大社の別宮で那智大社の一部になります。
熊野那智大社が関西屈指のパワースポットとして知られる理由は、全国約4,000社ある熊野神社の御本社であること、
そして隣接する那智山青岸渡寺とともに神仏習合とする熊野信仰の中心地でもあるからです。
ご利益は諸願成就や縁結び
熊野那智大社の主祭神は、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ、イザナミノミコト)です。
ご利益は、諸願成就や縁結び、開運招福とされています。
主祭神の熊野夫須美大神の夫須美(ふすみ)が、「むす」という生成発展を意味するため、「結(むすび)」という意味も併せ持ちます。
熊野那智大社には「結宮(むすびのみや)」という通称もあることから、人と人の縁を結ぶ、色々な願いをも結んでいただける、と言われています。
良縁を願う女性の参拝客も多いようです。
那智大社のお守り・おみくじ
◆那智の滝 那智大社 お守り
那智大社のお守りは、那智の滝の入り口にあり、
開運招福お守り、交通安全お守り、健康お守り、病衣平癒お守り、
八咫烏をモチーフにした勝守、那智の滝守り、からす守りなどここでしかいただけないものも。
また神々とつながりご縁をいただけるという、珍しいブレスレットも那智の滝(飛瀧神社)にありました。
◆那智の滝で日本一のおみくじをひく
日本一の滝にちなんで133センチあるという「日本一のおみくじ」をひいてみます。
年季のはいった日本一のおみくじ、重いです!(腱鞘炎なのでちょっとつらい)
夫に助けてもらい逆さにできたおみくじ(91番かとおもいきや16番でした 巫女さんに笑われる)。
努力をすればむくわれるという「中吉」でした^^
那智の滝観光の所要時間/約30分一番近い駐車場から
一番近い駐車場にとめて「那智の滝」に参拝し、また車に戻るまでの所要時間は、約30分。
滝までの距離が短いので、こんな短時間で観光が可能ですが、
せっかく日本一の素晴らしいパワースポットに来たのですから、境内で滝の音を感じながらゆっくりと。
近くに食事処がありますし、那智大社への参拝も徒歩で行けます。
那智の滝の観光・世界遺産と観光コース
那智の滝は世界遺産
那智の滝は1972年7月11日に国が指定する名勝となり、正式名称「那智大滝(なちのおおたき)」。
2004年年7月7日、世界遺産に指定され、「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとなりました。
那智の滝は「日光の華厳の滝」「奥久慈の袋田の滝」とともに日本三名瀑の一つです。
那智の滝のバス観光コース/大門坂、熊野那智大社、那智の滝
初めて那智の滝を訪れる人向けの短い観光コースを紹介します。
石畳が美しい「大門坂」を上り、熊野那智大社、那智の滝を観光するコースです。
熊野古道の参詣道の一部を歩くことで、平安時代からの歴史をも感じることができるかと思います。
- 距離:約2.7km
- 標準歩行時間:約1時間(※歩行時間に休憩時間は含まず)
<バス停とルート>
「大門坂バス停」⇒熊野那智大社・那智の滝を観光⇒「那智の滝前バス停」
大門坂へ・バスと駐車場
大門坂へはJR紀伊勝浦駅から、熊野交通バスの那智山行きに乗車。
大門坂まで大人片道420円。
大門坂の駐車場は無料で、車をとめて観光後に滝前バス停からバスで戻るのもよい方法です。
※毎年7月9日と12月27日には、古来からの神事にのっとり、神社(飛瀧神社)の御神体としてこの滝を崇め、「御滝注連縄張替行事」が行われる。
※大晦日から元旦にかけて那智の滝ではライトアップが行われる。
那智の滝の観光・駐車場とアクセス/所要時間/世界遺産のパワースポット【動画あり】まとめ
古くから人々の畏敬を集めてきた那智の滝は「一の滝」とも呼ばれ日本三大名瀑の一つ。
真っ白で勢いよく落ちるさまは潔く、心が洗われます。
車ですぐ近くまで行けるので、滝を観るだけならわずかな距離を歩くだけで行けます(坂・階段あります)。
私たちは「熊野那智大社」のふもとの無料駐車場(熊野交通駐車場)にとめ(ここは那智の滝前バス停です!)、那智山参道をあがり、
熊野那智大社へ、そして那智の滝へと行きました。
駐車場にもどるまで、約1時間50分の行程で、坂道・階段あり軽いトレッキングのようでした。
山上から「那智の滝」の姿の遠景が見え、素晴らしい景色でした。
那智の滝・お土産
◆那智の滝・那智大社のお土産 那智黒
昔から有名なお土産は黒い飴の「那智黒」ですね、子供の頃テレビでよくCMを見ました。
◆那智黒石(なちぐろいし)の硯・文鎮・置物などのお土産品
那智黒石でつくられた製品のお土産も多数あります。
昔は金の品位を鑑定するために、こすってその条痕を見るための石そのものを試金石といっていて、その試金石として那智黒石は最良のものだったそうです。
◆「熊野那智大社」の観光・駐車場ランチ・所要時間(和歌山県那智山)動画あり
※2020年11月16日(月)訪問観光・2022年10月12日更新
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 那智の滝
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 那智の滝
【動画】那智の滝・熊野那智大社・車中泊還暦夫婦温泉旅【紀伊半島一周2020その11最終回】
「道の駅ウミガメ公園」が観光に利用しやすいので、車中泊可能かどうか見てきました。
◆道の駅 紀宝町ウミガメ公園・車中泊は?現地を確認・食事メニュー
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