「御用水跡街園」は、名古屋の北区にある桜並木がすばらしいところです。
昔名古屋城のお堀の水のために、庄内川から運河を引いてできた川です。
整備された道、ベンチも設置され、散策にはもってこいのところ。
ここからは地下鉄黒川駅まで、約1.6キロの散策路が続いています。
短いけれど、まさに都会のなかのオアシス!
桜が満開になったので、その様子をまずご覧ください。
「御用水跡街園」の桜並木・満開の様子
左右から川を覆うように並ぶ、ソメイヨシノの桜並木が続きます。
この付近は5月に「名古屋友禅流し」の行事が毎年行われています。
川上から川下、黒川方面を見ています。
この付近が一番華やかでしょう。
橋からの景色は、日本100選に選ばれてもいいくらい。
「辻栄橋」の付近では、毎年「友禅流しの実演」が桜の季節に行われていますよ。
「友禅流し」は名古屋型友禅の糊(のり)を黒川の清流で落とす作業を再現したもの。
(2019年は3月30日でした)
川の左右は、歩きやすい散策路。
どの桜も、高齢の樹齢で、黒くて大きな幹をしています。
ベンチもあってゆっくりお花見もできますよ。
ただお弁当の販売や露店はないです。
お花見団子で、プチ花見が向いています。
カモもときおり見かけます。
いくつか橋を経ると、常緑樹で桜が途絶えるところもありますが、やがて志賀橋にさしかかるところです。
「御用水跡街園」の桜並木の地図
志賀橋付近にある地図で見ると、6つ目の橋になります。
このまま南に向かうと、黒川橋のある「地下鉄黒川駅」付近に出ます。
ここから先の散策路も、桜並木が続きすてきですよ。
川をきれいに、という取り組みで、今では魚もカモもいる澄んだ川になりました。
地下鉄黒川駅方向への川と、桜並木。
ここから先も歩きやすく整備されています。
地元の人のお散歩コースとして、たくさんの人が利用していますよ。
御用水跡街園のできたいきさつ
「御用水」は、その昔名古屋城を築城するときに、お堀の水を引くために名古屋市の北側を流れる庄内川から引いてきた運河です。
地図では堀川になっていますが、地元では黒川とも呼びます。
明治にはいってから改修工事を担当した黒川治愿という人の名前で呼ばれるようになったからです。
御用水跡街園の北の端、北区辻町字古新田の黒川樋門から、地下鉄黒川駅に向かって歩いていく道のりを紹介します。
黒川樋門(くろかわひもん)
あいにくの曇りで綺麗な写真ではなかったですが、黒川樋門です。
黒川樋門は、庄内川からの川の水を引っ張ってくる水門です。
このすぐ北側には、現在の大がかりな近代的な水門の設備があります。
ここは、古いものをそのまま保存してあるところです。
「都市景観重要建築物」とプレートが貼ってありました。
この黒川樋門から南に下り、地下鉄の黒川駅へ向かって1.6キロの公園になっています。
遊具はないので、「街園」と名付けられています。
歩道が整備が行き届き、気持ちのいい空間です。
春の桜の見事さは、先き紹介したとおり。
松も多く並んでいますよ。
御用水跡街園の出発点
御用水跡街園の案内版、ここからはじまります。
御用水跡街園の小道が続きます。
先ほどは桜並木になっていたところ、今は緑たけなわの季節です。
ところどころに昔の写真や案内があります。
黒川駅付近の様子
地下鉄黒川付近では、川岸に遊歩道がります。
黒川地下鉄駅付近では、名古屋高速道の黒川ジャンクションが上空を走っています。
川沿いにそって一般の道路から一段ひくく遊歩道が作られていてここも気持ちのいい空間です。
この先川は、南西に向かって名古屋城のお堀までつながり、さらに南の堀川へ。
ここで遊歩道はおしまい。
この辺から水質が少し悪くなっているようです。
それでも大きな鯉がたくさん泳いでいましたよ。
このあたりから階段を上って一般道路の国道41号線になります。
名古屋市北区役所やスポーツセンター、北警察署があります。
そのまま北に歩くと名古屋地下鉄の黒川駅です。
黒川駅から御用水跡街園を往復しても3キロ程度ですから、ちょうどいいお散歩コースです。
桜の季節は本当に華やかで気持ちがいいです!
夏は、松林やいろんな樹木の木漏れ日があり、やはり非常に気持ちのいいお散歩コースです。
名古屋友禅の「友禅流しのイベント」は、2019年は3月30日でした。 着物の反物が川に浸されすすがれる様子、とても珍しい風景が見られますよ。 |
愛知県名古屋市北区辻本通2丁目 御用水跡街園(ごようみずあとがいえん)
愛知県名古屋市北区辻本通2丁目 御用水跡街
(ゴロマル)
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