愛知県田原市、伊良湖岬にある「日出の石門(ひいのせきもん)」は2億年前の地層が隆起したもの。
巨大なゴワゴワっとした岩に大きな穴が空いて、砂浜との対比が不思議な光景です。
「日出の石門」の穴は太平洋の荒波が削ったもので、穴の向こうの世界がのぞけますが、恐怖で足がすくみます。
岩場には海の生き物も観察でき、伊良湖岬から続く海岸が見渡せる素晴らしい景色です。
駐車場は二カ所あって、伊良湖岬から車で5分ほどです。
「日出の石門」へは海岸沿いの駐車場にとめると歩きやすい
「日出の石門」は伊良湖岬から車で5分ほどのところに「日出の石門」の案内表示と無料駐車場があります。
そこにとめると、急な階段をくだっていかなくてはなりません。
手すりはあるもののとても急階段で、くだりはまだしも帰りに上るときは、息がきれます。
階段をおりてしばらくいくと、「椰子の実」の石碑があり、景色が開けてきます。
見渡すと、岸壁で、巨大な岩があちこちに見えます。
岩場もありますが、伊良湖岬から続く長い美しい浜は、「片浜十三里」もあるそうです。
伊良湖から浜名湖までの約50キロを、太平洋側に一直線に続く海岸で「片浜十三里」と呼ばれています。
波が打ち寄せる砂浜の砂や礫(れき)は、遠く天竜川の河口から沿岸流によって運ばれてきたものだそうです。
階段を下り進むと、浜にでて巨大な「日出の石門」が眼前に現れます。
上から降りてきましたが、海岸沿いを東方向に見ると、駐車場があり、そこからならなだらかな海岸を歩いて「日出の石門」に来ることができます。
下の写真が、「日出の石門」から東側の駐車場へ続く整備された海岸沿いの道。
伊良湖岬から車で来ても、標識のある道路沿いの駐車場にとめると、こうして階段の上下をしなくてはならないので、もう少しだけ走って海岸沿いの駐車場がでてきてからとめるといいですよ。
「日出の石門」圧倒的な巨大岩と巨大穴
日出の石門は、チャートという硬い堆積岩で、約2億年前に南方の海底にできたものだそう。(岩の成分が書いてあるのですが意味が難しい)
その後太平洋プレートの移動によって、現在の地に運ばれてきたそうです。
空いている穴は、堆積岩の弱い部分が海の波に削られたものとのこと。
あまりに長い年月と、大がかりな地殻変動によって、今私たちの目の前にあるのですね。
あまりの大きさに「うわ!」と声がでてしまいました。写真の中心にあるのが穴で、その前に男性が立っていますが、これだけの大きさ!
動画の方が大きさがわかりやすいかな?「日出の石門」の右側の岩場もおさめてあります。
「日出の石門」の岩場の様子です。ゴツゴツですが少しだけ登れます。
「日出の石門」西側の岩場、小魚ややどかりなどが波の弱いたまり場にいます。
太平洋の荒波が目の前です。
勇壮というか怖いというか、行きかう連絡船が見えるものの、大自然の強大な底力を見せつけられました。
渥美半島へ行ったら、ぜひ行ってみてくださいね。
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