成人式当日に毎年寒中水泳を行っているという熱海市、海岸には老若男女70数名の健康に自信のある方たちが集まって、水着姿で水泳を待っていました。
今年平成28年1月10日(日)は、晴天に恵まれ風もほとんどない穏やかな日でしたので、主催者さんの挨拶も長く、水着姿の皆さんも寒さに震えることなく冬の日差しを浴びて気持ちよさそうでした。
寒中水泳に参加の一番小さい子供さんは7歳の女の子、最高齢は73歳の男性です。
新成人を祝う記念の寒中水泳なので、新成人さんはというと、マイクを向けられて報道陣に囲まれた若者3名がいました。
成人式記念寒中水泳に集まったみなさん
熱海の海水浴場サンビーチは、砂浜が緩やかに続き、手入れされたサラサラの砂が特徴のきれいな浜辺です。
ここで今年70回めとなる成人を祝う寒中水泳大会が行われています。
右手に見えるのは張り出したデッキでここから左方向に砂浜が広がりますが、お昼近くになって参加される方たちが、水着姿で集まってきます。
海水パンツの男性の中に、ふんどし姿の方たちもまじり、素肌をあらわにしていますが、寒そうなお顔をしている方はありません。
開会式の最中も水着姿のままで、みなさんにこやか。
男性の中に混じって子供さんが何人かいます。主催者発表では女性が7名とのことでしたが、みな女の子のようです。
水温13度の海水に向かって奇声をあげる
主催者さんの挨拶のあと、歩いて海に向かっていきます。
一度まとまってから気合を入れる奇声をあげて、海に入っていきました。
さすがに初めてと思われる新成人さんや、子どもたちは体をこわばらせて冷たい海水に入って行きましたが、常連さんらしき男性たちは、勢いよく体を浸し潜ったり泳いだりしていました。
初めて間近で見た寒中水泳で、こちらはヒヤヒヤ寒々してきます。
でもみなさん、この日を待っていたっていう感じです。楽しそう。
新成人おめでとうございます
成人になられた皆さん、おめでとうございます。
新成人の方3名を中心にして記念撮影。報道関係者が新成人さんを取り囲んでいます。
きっと寒中水泳は初めてなのでしょうが、にこやかな笑顔をふりまいていた新成人さん、スゴイ。
まとまってバンザイしながら元気を見せてくれるみなさん。
寒中水泳ですが、泳いでもいいし海水に入るだけでもいいそうですよ(熱海市の開催要項によると水泳開始とは言え、「水につかる程度」でよいとなっています)。
寒中水泳に参加すると、一年間風邪をひかず健康に過ごせるそうです。
このあとしばらく海に入っていた皆さんですが、温泉に入って体を温めることができます。
海から上がったあとは、温泉宿の方へ向かわれていました。
新成人の3名さんは、長いことインタビューに受けて答えしていたので、体が冷えきってしまったかも。
でもきっとずーーーっといい思い出になるはず、そしてテレビに写って地元の有名人になれるはず。
寒中水泳前のどんど焼きとアタミザクラ
熱海市成人式記念の寒中水泳大会の前には、恒例の「どんど焼き」が行われていました。
長い棒の先にアルミ箔に包んだ丸い団子が二個、積み上がった正月の松飾りやしめ縄などに火がつけられ、その火の中で焼いています。
このお団子は町内で用意するそうで、地元の人たちだけのものですが、観光客が周りを取り囲んで見物していました。
消防の人が大勢いて、火の管理をしてくれています。
焼けたお団子を食べると、風邪を引かず一年健康で過ごせると言い伝えられています。
寒中水泳のこの日はとても穏やかな晴天で、気温もかなりあがっていました。
寒さが厳しくないためか「アタミザクラ」がチラホラ咲いていて、例年より早い開花だそうです。
1月だというのに、愛らしいピンクの花を見ることができ、春になったような気分でした。
これから一気に開花しそうな「アタミザクラ」。
近くの梅園も有名で開花し始めていますが、同時期に咲く早咲きの桜「アタミザクラ」も市内のあちこちで見られます。
成人式は連休になるため、温泉に入るだけでなく「寒中水泳」「アタミザクラ」「熱海梅園」など、サンビーチから徒歩圏内で行ける場所を巡って「春一番」を体感するのもいいですよ。
(よっちゃん)
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