井伊家菩提寺龍潭寺(りょうたんじ)の大駐車場、観光バスもひっきりなしに入ってきます。
自家用車は無料でした。
龍潭寺の庭は小堀遠州作の素晴らしいい庭園で有名です。
大河ドラマ「おんな城主直虎」ののぼりがいたるところにたっていて、賑わっています。
付近の東方向の通り沿いにある、龍潭寺東駐車場。
ここから左方向に行くと大駐車場。
大駐車場から龍潭寺の山門へ
龍潭寺の無料の大駐車場には、日曜日だったこともあり観光バスがずらりと並んでいます。
自家用車は無料で、ここには観光案内所とお土産物店があります。
付近にはお土産物店らしきものはないですから、まだならここで。
大駐車場からは、龍潭寺はすぐ。案内表示にしたがっていけば山門にたどりつきます。
ここはそんなに坂もなく、歩きやすい道です。龍潭寺の境内も坂はほとんどありません。
龍潭寺の隣の「井伊谷宮」・井伊家とのつながり「宗良親王御墓」
龍潭寺の隣にある「井伊谷宮」にも立ち寄ってきました。徒歩2分ほどのお隣さんです。
井伊谷宮では、神職の方たちが掃き清めていらっしゃって、観光客に気軽に挨拶をしてくれます。
井伊谷宮の右手にも広い無料駐車場があるので、ここに停めて井伊谷宮を参拝してから、そのまま龍潭寺へ抜ける道も整備されています。
井伊谷宮の奥には「宗良(むねなが)親王御墓」がありますし、龍潭寺への道がつながっています。
井伊谷宮にある宗良親王御墓
宗良(むねなが)親王御墓
後醍醐天皇の皇子の宗良親王がお亡くなりになって約500年の間弔ってきた井伊家が、親王を御祭神として井伊谷宮を創建してお墓の修繕を願い出て、特別な由緒をもって許可されました。
いずれもほぼ井伊家の負担にてなされました。
ここから龍潭寺へ続く道に、井伊家代々のお墓があります。
龍潭寺へと井伊谷宮は深いつながりがあって、どちらからでも行き来できるよう道がつながっています。
井伊谷宮境内にある御歌と御言葉
井伊谷宮の境内にはいくつか御歌が残されています。
印象的だったものを残しておきます。
「我が齢 共にかたぶく月なれば 身をかくすべき山のはもなし」宗良親王御歌
裏を見ると解説が書かれています。
「自分の年はだんだん老境に入り、人生の峠は越したと思われるこの頃である。
ふと暁方に西に傾いた月を見れば、もう山にかかっているが、お月さんよ私もお前も同じように峠は越した、 お互い様だな。
しかしお月さんよあなたは仕事を終えればしばし休息を持つ山があるが、 私などは一生一つの仕事に全身全霊を打ち込んで、わきめもふらずに働いてきたが、 今老境に入ってもあなたのように身を隠すところもない有様である。」
このような親王の気持ちを推し量ってください。 何のために誰のために親王は働いたのでしょうか。
今日私どもが平和な生活を送れる影には、 このような人々の働きがあったことを忘れないで欲しいと思います。
と解説が掲げられています。
また宗良親王の御歌でもうひとつ。
「偽りの言の葉のみききなれて 人のまことぞなき世なりける」
裏の解説は、幾多の戦争を経験した親王の心情が書かれています。
600年も前に作られた和歌の、今も変わらぬ新鮮な響きを感じ取ってほしい。。。という意味合いのようです。
井伊谷宮で神妙な気持ちになりました。
井伊谷宮の市
井伊谷宮の前には市がたっていました。
地元のお母さんが作った野菜、果物、五平餅など。
柑橘類が多いし、あく抜き済のタケノコ、新玉ねぎなど4月ならではの畑のものがたくさんならんでいます。
炭焼きのゆで卵、春ネギ、はっさくなどを買いました。すごくお値打ちでした!
「のぼり」ですが、よく見ると、「いい!直虎」虎の字に点々がふってあるので、「いい!なおドラ」と読み仮名が。
後で気づいた、オモシロい。
「井伊谷宮」から龍潭寺へは徒歩でいけるので、井伊谷宮の駐車場にとめてそこから徒歩で、龍潭寺の駐車場にとめたら、そこから徒歩で2分ほどです。
井伊家菩提寺龍潭寺(りょうたんじ)・おんな城主直虎の寺小堀遠州作
井伊家の菩提寺である龍潭寺(りょうたんじ)の素晴らしい庭を観賞してきました。(大河ドラマおんな城主直虎の舞台)
龍潭寺の庭は大河ドラマ直虎でも出てきていますが、この庭は小堀遠州作です。
江戸時代初期に作られた「池泉鑑賞式庭園」で、国の名勝記念物に指定されている素晴らしい名園です。
写真はつつじが咲く少し前の4月下旬の様子です。
一番素晴らしいのは5月~6月のつつじが咲き乱れる季節とのこと。
龍潭寺の庭園鑑賞
広い庭をじっくり鑑賞できるように椅子まで設置されていて、庭園の案内解説が随時流れていて、観賞のしどころを教えてくれます。
案内は5分ほどで、石が表現する禅寺の庭の特徴を知ることができます。
私のように知識がなくても、その解説を聞きながら順を追ってみていくと、なるほど~っとそのすばらしさがわかります。
解説がないと、良さをわからないままでしたね。
庭園には座布団と低い椅子が置かれていて、ゆったりとくつろぎながら鑑賞できます。
龍潭寺(りょうたんじ)建物の中を見学
龍潭寺は一般500円、大河ドラマ館とセットで1100円(100円お得)で見学できます。
この日は4月の下旬の日曜日、暖かい日差しに恵まれて、観光客がたくさん 訪れていました。
龍潭寺の中は 連絡すべき お宝、重要なものがたくさんあります。
井伊谷「龍潭寺」の見どころはたくさんあるので、入場すると「龍潭寺の見どころ」というマップをもらえるので参考にしつつ堪能してくださいね。
宗良親王のお位牌や貴重品を安置した部屋。
一つ一つはゆっくり鑑賞して行くとして、大河ドラマに登場する俳優さんの配役なども展示されています。
本殿の横にある井伊家霊殿へも廊下でつながっていて、おまいりできます。
ここからは→出川にさきほどの小堀遠州作の庭園が見えます。
龍潭寺の入り口付近方面の庭園
龍潭寺の入り口にほど近い方にある庭園も素晴らしいですよ。
こちらは枯山水庭園で、落ち着いた風情です。
見る角度を少し変えると、趣がまた変わって見えます。こちらにも意味があるのでしょうね。
庭園を造った小堀遠州について
小堀遠州は滋賀・長浜の出身で、「遠州流」の茶道を興した人です。
二条城の二の丸庭園の作庭などをした、当代一の文化人として知られています。
また駿府城の作事奉行を勤め、同じ作事奉行を勤め25代直孝とは親しく、その依頼によって庭園が造られたと言われています。
静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989 龍潭寺
静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989 龍潭寺
井伊谷城跡へは急坂・歴代の足跡とたどって・駐車場(静岡県浜松市)
井伊直虎・大河ドラマ館を見学ついでに、周辺の名所も行ってきました。
ここは大河ドラマ館から4キロほど離れた浜松市「井伊谷城跡」です。
「直虎」ののぼりがそこかしこに立てかけてあり、分かりやすかったのですが、「井伊谷城跡」は山の上。
別名「城山公園」というようで、小高い山で標高115メートルの高さをのぼります。
駐車場がすぐそばにはないので、少しはなれたところにとめなければなりません。
浜松市「井伊谷城跡」へは急な登山道
最初の登り口には、「直虎ちゃんのつえ」が備え付けられ、自由に使うこ
たった115メートルの高さの山ですから、たいしたことないとは思うものの、直虎ちゃんの心使いなので、杖をひとつ拝借します。
頂上まで310メートルか・・・
その下の直虎ちゃんの看板を見ると、「この先急坂が続きます。 昇り降りには十分注意してください」とあります。
写真で見るとたいしたことないような坂ですが、かなりの急坂です。
杖が合ってよかった~。
心臓が破
大河ドラマ関連名所なので、見渡すと訪問者は年齢が高い人が多い。なので杖の配慮があるわけですね。
頂上まで15分ほどですが、途中2カ所お休み処として、ベンチが用意されていますので安心です。
山道もきれいに舗装されてますし、手
「井伊谷城跡」頂上展望台付近の様子
もうじき井伊谷城跡に到着です。
井伊谷城跡です。歴史、指標などがあるのでじっくり見てくださいね。
そして展望台が設置されていて、小高い山ですが、これだけの眺望は素晴らしいです。
4月下旬なので、つつじがきれいでした。
山道にもつつじがチラホラと咲き、わらびが道端に顔をにょきにょきと覗かせていました。
展望台の反対側に行くと、「山岳山」の眺望が一番よいところが記されています。
頂上に皆さんが石を
足元は歩きやすいように砂利がしきつめてありました。
さすが大河ドラマの関連地ですね、井伊谷城跡にはトイレもとてもきれいに整
のどかで見晴らしのよいところです。さすが井伊谷城跡。
井伊谷城跡の駐車場
自家用車できて地図をまだ手にしてなかったので、「ここからは車通行止め」と看板のあったすぐ手前に図書館の駐車場を見つけました。
ほんとは遠慮した方がいいのですが、図書館がまだ開館していない時間だったので、おかせてもらいました。
(看板には図書館の駐車場を使わないで下さい
井伊谷城跡へ行くには、ここより少し南西の「地域遺産センター」という井伊氏や戦国時代の井伊谷に関する展示がなされている施設の、付近の駐車場にとめることになります。
あとで地図を見ると、徒歩でムリのない距離のようです。
井伊谷の歴史散策には、「井伊氏の歴代の足跡をたどるコース」、大河ドラマ館付近の「江戸の宿場の面影をめぐる気賀コース」が地図には紹介されています。
両方のコースをめぐるとしても、お互いの距離は3キロほどなので、 徒歩で移動しても一日で十分散策できる素晴らしい観光コースだと思います。
大河ドラマファンならぜひ行ってみてね。
静岡県浜松市北区 井伊谷城跡
静岡県浜松市 井伊谷城跡
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