◆那古野神社
那古野(なごや)神社は、名古屋城の南へ5分のところにある天王社です。
徳川家康を祀る「名古屋東照宮」の隣にあり、春は桜や藤が美しいところです。
名古屋駅からは地下鉄鶴舞線「丸の内駅」から徒歩5分。
- 由緒
- ご利益
- アクセス方法
- 駐車場
地元民でいながら初めて訪問しました、詳しくお伝えしますね。
那古野神社の由緒
◆那古野神社の拝殿と藤
ご祭神は、須佐之男命(すさのおのみこと)、奇稲田姫神(くしいなだひめのかみ)
創建は平安時代の延喜11年、当初は「亀尾天王社(かめのおてんのうしゃ)」と称されていた。
同じ愛知県の津島市にある、津島神社(津島牛頭天王社)を総本社とする天王社の一つ。
戦国時代に合戦の際社殿が焼失、織田信長の父の織田信秀により再建されている。
その後徳川家康が江戸幕府を開いた慶長の時代、名古屋城築城の際に、三の丸の郭内に取り込まれ「三之丸天王社(さんのまるてんのうしゃ)」と称されるように。
この時に、現在の「名古屋東照宮」である「三之丸東照宮」に隣接。
◆那古野神社の拝殿
明治維新時代に「須佐之男神社(すさのおじんじゃ)」に一時改称され、
明治9年東照宮と共に現在の地に遷座、明治32年に現在の那古野神社に改称されている。
那古野神社のご利益
◆那古野神社の手水舎
ご利益は
- 家内安全
- 無病息災
- 商売繁盛
- 諸願成就
また「厄除け」と「延命長寿」。
厄除け・延命長寿の大木
◆「厄除け」と「延命長寿」の公孫樹(銀杏)
境内に銀杏の大木があるのですが、まっすぐに伸び、天高くそびえています。
昭和20年3月19日の空襲で焼失したそうですが、その後2、3年でまた新しい芽を出して、立派な大木に成長したということで、延命長寿の縁起の良い樹だそうです。
中心にまっすぐな樹を囲むように立ち上がる不思議な樹です。
◆那古野神社境内延命長寿の「公孫樹」
上の方を仰ぎ見ると、新芽が出始めてまばゆいばかりの緑がかすんでいます(4月下旬)。
桜と藤が美しい神社
◆那古野神社の藤棚
由緒記のそばに、咲き始めたきれいな藤がありました。
藤棚は小さいですが、すがすがしい境内に静かに映えます。
◆那古野神社の藤
拝殿前には桜の並木があり、今は青葉が出始めていますが、4月上旬はさぞきれいだったでしょう。
御朱印帳について
御朱印は拝殿のとなりの社務所で。
宮司さんがいらっしゃらいこともあるようなので、事前に電話で確認されるといよいようです。
那古野神社・アクセスと駐車場
アクセスは地下鉄で
<市営地下鉄>
- 鶴舞線 「丸の内」駅(1番出口)徒歩5分
- 名城線 「市役所」駅(5番出口)徒歩10分
神社の駐車場について
駐車場はありません。
おわりに・名前の読み方について
那古野神社は『愛知縣神社名鑑』に「ナゴノ」とフリガナが振ってあり、それが正式のようですが、境内の名古屋市教育委員会が書いた説明板には「ナゴヤ」とフリガナがあります。
地名やお店の名前に「那古野」とあるときは「ナゴノ」と読むことが多いはずです。
境内から道続きで「名古屋東照宮」があるので、合わせてお詣りしてきました⇒「名古屋東照宮へご利益/アクセス方法と駐車場について(名古屋市中区)
愛知県名古屋市中区丸の内2-3-17 那古野神社
愛知県名古屋市中区丸の内2-3-17 那古野神社
名古屋城南側の外堀周辺のお散歩動画です。
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