◆志摩市のあじさい寺・大慈寺
桜とあじさいの寺と呼ばれる「大慈寺(だいじじ)」のあじさいの見ごろにおじゃましました。
2022年の「あじさい祭り」は6月11日・12日に開催されます。
ただ境内での飲食やコンサートはないそうです。
(2022年6月1日現在HPで確認・大慈寺近くの大王崎観光駐車場近辺であじさい祭りに協賛して一般社団法人じゃまテラス主催のあじさいマルシェが開催される・雨天中止)
例年5月末から6月20日ごろが見頃に。
大慈寺はあじさい園の高台に上がると、志摩の海が一望できる絶景。
それだけ海の気候に影響を受け、お花や建物の管理は大変のようです。
庭のお手入れ中のご住職ともお話できました。
☆☆☆☆☆
おととし2019年6月に訪問したときは、大輪のあじさいがそれは見事でした!
祭りの二日間だけでなく、境内の瑞々しく華やかなあじさいや、海の見える丘の紫陽花が観賞できますよ。
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- 大慈寺の咲き誇るあじさい
- 親しまれているお寺の庭園の様子
- 三重第一号の河津桜
- 駐車場・拝観料は無料
志摩のあじさい寺・大慈寺のあじさい
大慈寺のあじさい・見ごろ
あじさいの見ごろは例年6月上旬からですが、2021年は5月28日現在満開を迎え、6月中旬までが見ごろでした。
私が訪問したのは6月下旬でしたが、日当たりの良い場所以外は十分見ごろでした。
お寺の周辺の斜面にこんもりと
◆大慈寺・志摩のあじさい寺の周りのあじさい
傾斜が急な海岸に近い位置にある大慈寺。
お寺の横の道の周りの絶壁(斜面)にあじさいの株が植わっています。
祠や石像などもあり、その上方にあじさいが咲きそろっています。
色とりどり、まるで花束を並べたよう。
上の写真は右側が大慈寺の境内です。
◆大慈寺の境内に
大慈寺の境内におじゃまします。
境内には濃く深い色合いのあじさいが
◆大慈寺の境内であじさいと河津桜の木
河津桜の大木の青葉が美しく、あじさいが周囲を囲みます。
境内をふくめ1,500株も咲いています。
◆大慈寺の境内のあじさい
境内のあじさいは、葉の色も濃く瑞々しい。
色も鮮やかで、木漏れ日の中で咲く姿がうれしそう。
◆大慈寺境内のあじさい
6月26日の訪問ですが、まだ十分満開の見ごろです。
日陰ができちょうどよい日当たり具合なのだと思います。
ユリ・キキョウも見ごろ
◆大慈寺の境内のあじさいとゆり
あじさいだけでなく、ゆりも見頃を迎えていました。
ゆりも色数が多く、華やかに咲いています。
木漏れ日をうけて、境内のあじさいはどれもきれいです。
◆大慈寺の境内のあじさいと桔梗
ゆりだけでなく、桔梗もありますね。
みなちょうど見頃を迎えていて、一番いいときに伺ったようです。
大慈寺の屋外のあじさい園へ
◆屋外あじさい園の案内
屋外にある「あじさい園」にも行ってみます。
◆大慈寺屋外あじさい園
急な階段を少しあがると「あじさい園」です。
のぼる道なりにもあじさいは咲いていますし、あじさい園のものも玉の大きな背の低いあじさいが足元を飾ります。
ここは日当たりがよいためか、境内のものよりやや色の鮮やかさが。。。
天候の良い日が続いたので、あじさいには辛かったかもしれません。
「あじさい園」は広くはなく、気をとられて観ているとすぐそこが海。
入り組んだ絶壁の海、打ち寄せる波の音が聞こえてきます。
◆大慈寺の横の道に立派な株
お寺の横の道すがらにも、立派な株があります。
年季がはいっていそうで、生育がよく私の頭より大きな球。
「志摩のあじさい寺」といわれるようになるまでは、和尚さんや先代のご苦労もあったそうです。
志摩のあじさい寺への経緯を伺う
境内で庭の手入れをされている人にお話を聞いていたら、なんとご住職!
あじさいを育て始めたのは昭和62年頃からで、すべて和尚さんが中心になさってきたそう。
◆常に優しい笑顔のご住職
作業の手を休めて、お話をしてくださいました。
新しい品種のあじさいを植えているそうです。
以前は屋外のものもすべてご住職が自ら手入れをされていたそうです。
今は周辺のものだけ職人に任せているとのこと。
暑い中の作業を、にこやかにされていたのが印象的。
◆大慈寺の屋根と塀
屋根が沖縄風なので聞いてみると、伊勢湾台風で被害を受けたため、その後頑丈な作りのものに変えたそうです。
塩害で瓦が傷むので、より強い瓦に。
◆大慈寺の塀
塀も石垣を高く積み上げた、琉球っぽい(という表現でいいのかな)もの。
海風が強く吹き付けるところだからこその、守りの塀と建造物なのです。
河津桜(かわづざくら)は三重県の第一号!
大慈寺には三重県で一番先に河津桜を植え、咲かせた大木があります。
平成の初めに先代のご住職が、静岡県河津町の親戚の方に譲ってもらおうとしたところ、「門外不出」ということで断られたそう。
枝ならいいだろうということで枝を一本もらって植え、それが花極楽の第一歩に。
約30年の間に、三重県第一号の河津桜が大きく育ち、庭に移植した桜も大きくなって2月中旬からいち早く咲くそうです。
それはきれいだということです、和尚さん目を細めてお話してくださいました。
◆コンサートも開かれるお堂の中、遊具もある
大慈寺の「あじさい祭」は毎年6月第1土曜・日曜の両日開かれています。
野点のお茶、人形展、イラストレーション展、コンサートや踊りなどの催しものでにぎわいます。
※2022年は6月11日(土)12日(日)に開催
大慈寺駐車場・拝観料
駐車場
◆大慈寺の駐車場
駐車場は二か所あって、合わせて20台分くらい(無料)です。
「大王岬」をナビに入れるか目指してくると、大慈寺さんの案内板を見つけやすいです。
(私たちはグーグルナビで来たら、海側の細い狭い道を通ることになり、有料の駐車場に行きついてしまいました!)
拝観料
- 無料
大慈寺(志摩のあじさい寺)花極楽の紫陽花の見ごろと祭り/河津桜2月(三重県)まとめ
※2月中旬には、先代典嶺和尚が丹精して育てた「てんれい桜(河津桜)」がいち早く春の訪れをつげ、花極楽に!
志摩国七福神(弁財天・布袋尊)・四天王(がん封じ・足腰弱り止め)霊場として広く信仰を集めている大慈寺。
「本堂からの眺めは天上から降り注ぐ散華の如く、それはあたかも花極楽です」ということなので、
本堂に上がらせていただき、極楽の様を拝見してきました。
ぜひ見頃の6月下旬までにおでかけくださいね。
当日は貴重なお話を伺うことができ、ありがとうございました。
近くの大王崎灯台へも徒歩で行けます、近くのランチのことも⇒「大王埼灯台の駐車場料金・ランチ/本真珠の穴場かも(三重県志摩半島の東南端)」
◆三重県のあじさい名所をランキング形式で紹介しています⇒「三重県のあじさい名所!をランキングで・見頃に訪問紹介します」
法雨山大慈寺 所在地:三重県志摩市大王町波切409 下の行のワンクリックでコピーできます。
三重県志摩市大王町波切409
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