◆志摩市のあじさい寺・大慈寺
桜とあじさいの寺と呼ばれる「大慈寺(だいじじ)」のあじさいの見ごろにおじゃましました。
大慈寺はあじさい園の高台に上がると、志摩の海が一望できる絶景。
それだけ海の気候に影響を受け、お花や建物の管理は大変のようです。
2024年の「あじさい祭り」は6月8日(土)、9日(日)の両日開催されます。
祭りの二日間だけでなく、境内の瑞々しく華やかなあじさいや、海の見える丘の紫陽花が観賞できますよ。
大慈寺のあじさいの見頃やまつりのこと、見どころ、アクセス方法や駐車場などを体験とともにお伝えします。
庭のお手入れ中のご住職ともお話できました。
大慈寺あじさい・開花と見頃
あじさい開花状況
大慈寺のあじさいの開花情報を、ホームページで案内されていました。
あじさい開花情報:あじさい開花しました(令和6年5月23日)
近年温暖化で開花も早くなってきました。
もうかなり色も出ていますので今月末から6月上旬に見頃を迎えそうです。
6月8日(土)、9日(日)の両日はアジサイ祭りを開催します。
「大慈寺HP」
昨年は6月20日ごろまでが見頃でした、イベント開催日は特に素晴らしい景観になりそうです。
大慈寺のあじさい・見頃はいつからいつまで?
あじさいの見ごろは例年6月上旬からですが、昨年2023年、今年と例年より早まっています。
令和6年5月17日現在。一部開花し、見頃は5月末から6月上旬で6月20日頃まできれいな花が楽しめそうです。「大慈寺あじさい祭り」
私が訪問したのは見頃の終わりごろで、日当たりの良い場所以外は、枯れているものは少なく十分見ごろでした。
大慈寺のあじさい祭り2024・いつ?
◆大慈寺 あじさい園
大慈寺のあじさい祭りの期間はいつ?
大慈寺の「あじさい祭」は毎年6月第1土曜・日曜の両日開かれています。
- あじさい祭り:2024年6月8日(土)、9日(日)の両日
あじさい祭りのイベントは何がある?
大慈寺の今年のあじさい祭のイベントは、
- 8日 13:00~ 民踊(おどり)
- 9日 13:00~ 吹奏楽コンサート
- 8,9日 小寺康子「古布作品、一閑張展」、野点(抹茶)、アジサイマルシェ(大慈寺周辺)
お出かけの予定なら、この二日間がいいですね。
地域の方も楽しみにされているあじさい祭りです。
大慈寺のあじさいの見どころと場所
大慈寺のあじさいの見どころは大きく分けて三か所です。
- お寺のとなりの道沿いの絶壁
- 境内
- あじさい園
お寺の周辺の斜面にこんもりと
◆大慈寺の周りのあじさい(右大慈寺と左絶壁のあじさい)
傾斜が急な海岸に近い位置にある大慈寺。
お寺の横の道の周りの絶壁(斜面)に、あじさいの株が多数植わっています。
祠や石像などもあり、その上方にあじさいが咲きそろっています。
色とりどり、まるで花束を並べたように。
上の写真は右側が大慈寺の境内です。
◆大慈寺の境内に
大慈寺の境内におじゃまします。
境内には濃く深い色合いのあじさいが
◆大慈寺の境内であじさいと河津桜の木
河津桜の大木の青葉が美しく、あじさいが周囲を囲みます。
境内をふくめ1,500株も咲いています。
◆大慈寺の境内のあじさい
境内のあじさいは、葉の色も濃く瑞々しい。
色も鮮やかで、木漏れ日の中で咲く姿がうれしそう。
◆大慈寺境内のあじさい
6月26日の訪問ですが、まだ十分満開の見ごろです。
日陰ができちょうどよい日当たり具合なのだと思います。
境内ではユリ・キキョウも見ごろ
◆大慈寺の境内のあじさいとユリ
あじさいだけでなく、ユリも見頃を迎えていました。
ユリも色数が多く、華やかに咲いています。
◆大慈寺境内のガクアジサイ
木漏れ日をうけて、境内のあじさいはどれもきれいです。
◆大慈寺の境内のあじさいと桔梗
ゆりだけでなく、桔梗もありますね。
みなちょうど見頃を迎えていて、一番いいときに伺ったようです。
大慈寺の屋外のあじさい園
◆屋外あじさい園の案内
屋外にある「あじさい園」にも行ってみます。
◆大慈寺屋外あじさい園
急な階段を少しあがると「あじさい園」です。
のぼる道なりにもあじさいは咲いていますし、あじさい園のものも玉の大きな背の低いあじさいが足元を飾ります。
ここは日当たりがよいためか、咲き始めがはやいようで境内のものよりややツヤが少ないようです。
天候の良い日が続いたので、あじさいには辛かったかもしれません。
「あじさい園」は広くはなく、気をとられて観ているとすぐそこが海。
入り組んだ絶壁の海、打ち寄せる波の音が聞こえてきます。
◆大慈寺の横の道に立派な株
お寺の横の道すがらにも、立派な株があります。
年季がはいっていそうで、生育がよく私の頭より大きな球。
「志摩のあじさい寺」といわれるようになるまでは、和尚さんや先代のご苦労もあったそうです。
大慈寺の拝観料と場所
- 拝観料:無料
大慈寺 所在地:三重県志摩市大王町波切409
志摩のあじさい寺とよばれるまでの経緯を伺う
境内で庭の手入れをされている人にお話を聞いていたら、なんとご住職!
あじさいを育て始めたのは昭和62年頃からで、すべて和尚さんが中心になさってきたそうです。
◆常に優しい笑顔のご住職
作業の手を休めて、お話をしてくださいました。
新しい品種のあじさいを植えているそうです。
以前は屋外のものもすべてご住職が自ら手入れをされていたそうです。
今は周辺のものだけ職人に任せているとのこと。
暑い中の作業を、にこやかにされていたのが印象的。
◆大慈寺の屋根と塀
屋根が沖縄風なので聞いてみると、伊勢湾台風で被害を受けたため、その後頑丈な作りのものに変えたそうです。
塩害で瓦が傷むので、より強い瓦に。
◆大慈寺の塀
塀も石垣を高く積み上げた、琉球っぽい(という表現でいいのかな)もの。
海風が強く吹き付けるところだからこその、守りの塀と建造物なのです。
河津桜(かわづざくら)は三重県の第一号!
◆大慈寺 河津桜
大慈寺には三重県で一番先に河津桜を植え、咲かせた大木があります。
平成の初めに先代のご住職が、静岡県河津町の親戚の方に譲ってもらおうとしたところ、「門外不出」ということで断られたそう。
枝ならいいだろうということで枝を一本もらって植え、それが花極楽の第一歩に。
約30年の間に、三重県第一号の河津桜が大きく育ち、庭に移植した桜も大きくなって2月中旬からいち早く咲くそうです。
それはきれいだということです、和尚さん目を細めてお話してくださいました。
大慈寺の駐車場・アクセス方法
大慈寺の駐車場
◆大慈寺の駐車場
駐車場は二か所あり、合わせて20台分くらい(無料)です。
「大王岬」をナビに入れるか目指してくると、大慈寺さんの案内板を見つけやすいです。
(私たちはグーグルナビで来たら、海側の細い狭い道を通ることになり、有料の駐車場に行きついてしまいました!)
大慈寺へのアクセス方法・行き方
車で行くときのおよその時間
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名古屋からの所要時間:約2時間20分
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京都からの所要時間:約2時間30分
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大阪からの所要時間:約3時間20分
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伊勢からの所要時間:約50分
電車とバスでの行き方
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名古屋からの所要時間:約2時間15分
- 名古屋駅から近鉄名古屋線に乗り、鵜方駅まで約1時間55分です。
- 鵜方駅から御座方面行きバスに乗り換え、大王崎灯台で下車します。バスの所要時間は約20分です。
-
京都からの所要時間:約3時間7分
- 京都駅から近鉄京都線に乗り、伊勢市駅で近鉄名古屋線に乗り換え、鵜方駅まで約2時間47分です。
- 鵜方駅からのバスのルートと所要時間は名古屋からのものと同じです。
-
大阪からの所要時間:約2時間45分
- 大阪難波駅から近鉄南大阪線に乗り、鵜方駅まで約2時間25分です。
- 鵜方駅からのバスのルートと所要時間は名古屋からのものと同じです。
大慈寺/三重志摩のあじさい寺/見頃と祭り2024/花極楽/駐車場/河津桜2月(三重県)・まとめ
「本堂からの眺めは天上から降り注ぐ散華の如く、それはあたかも花極楽です」ということなので、
本堂に上がらせていただき、花極楽の様を拝見してきました。
志摩国七福神(弁財天・布袋尊)・四天王(がん封じ・足腰弱り止め)霊場として広く信仰を集めている大慈寺。
ぜひ見頃の期間におでかけください。
当日は貴重なお話を伺うことができ、ありがとうございました。
2月中旬には、先代典嶺和尚が丹精して育てた「てんれい桜(河津桜)」がいち早く春の訪れをつげ、花極楽に!
近くの大王崎灯台へも徒歩で行けます、近くのランチのことも。
◆三重県のあじさい名所をランキング形式で紹介しています
法雨山大慈寺 所在地:三重県志摩市大王町波切409 下の行のワンクリックでコピーできます。
三重県志摩市大王町波切409
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