◆一乗谷朝倉氏遺跡 唐門のある風景
一乗谷の朝倉氏遺跡をモデルコースで巡ってきました。
初めて訪問するのでおすすめのコースがいいなと思い、「モデルコース(標準見学コース)」に資料館を加えて。
※資料館は博物館としてオープン予定(2022年10月1日にオープン)
- モデルコースのみは約1時間
- 資料館の見学を入れると約2時間(資料館への移動時間は含まず)
「モデルコースの詳細」と「朝倉氏遺跡資料館」についてお伝えします。
※2022年10月1日から「博物館」、開館時間・入館料なども紹介しています。
一乗谷朝倉氏遺跡・モデルコース(標準見学コース)
一乗谷朝倉氏遺跡をめぐる「モデルコース(標準見学コース)」の行程からお話します。
ここがメインという、一乗谷の歴史や城下町のことが一番わかりやすいコース設定です。
行程は
- 駐車場(休憩所・WC)
- 復原町並
- 朝倉館
- 湯殿跡庭園
- 中の御殿
- 諏訪館跡庭園
駐車場は無料、復原町並は入場料220円必要、ほかは無料です。
すべて徒歩で移動でき、所要時間は約1時間。
次に料館は徒歩でもいけますが、2キロほど離れるので歩くと30分近くかかります。
資料館にも駐車場はあるので、車なら3~4分でつきます。
では具体的にモデルコースを歩いていきます。
1・駐車場(休憩所・WC)
◆一乗谷朝倉氏遺跡 復原町並と領主の館群
まず復原町並の南にある駐車場にとめます(地図で現在地となっているところ)。
ここには休憩所、トイレがあり、広い平面駐車場です。
◆一乗谷朝倉氏遺跡の復原町並の南側の駐車場
復原町並南の駐車場、向こうに休憩所、トイレが見えています。
2・復原町並
◆復原町並の様子
復原町並へは入場料220円、資料館とセットなら250円です。
開場時間9時から5時、年末年始休みです。
復原町並を見学した詳細はこちらのページに書きましたので参考にしてください⇒「【一乗谷の観光】復原町並を歩く/所要時間/450年前の町人に(福井県福井市)」
3・朝倉館
◆朝倉氏遺跡の領主の館群のある「唐門」
復原町並と通りを挟んで建てられていた朝倉氏の館へは、「唐門」をくぐっていきます。
そこに最初にあるのが「朝倉館」で、
◆「唐門」をくぐると「朝倉館」
◆一乗谷朝倉氏遺跡「朝倉館跡」
朝倉市の5代当主朝倉義景が暮らした館。
館の跡は広々とした土地になっていますが、平坦な土地の部分には十数棟の建物が立ち並んでいたとあります。
◆「朝倉館跡」解説
四方を堀で囲み西側の山辺を除く三方に土塁をめぐらせた造り。
「南陽寺跡」と「湯殿跡庭園」との位置関係の表示があります。
◆朝倉氏5代の方々の法名と法要について
館の痕跡など数分かけて歩いてきました。
4・湯殿跡庭園
◆一乗谷朝倉氏遺跡「湯殿跡庭園」
「湯殿跡庭園」は当主館の背後の高台に位置した庭園の跡。
縦長の石が多く用いられて、ごつごつとした庭石が入り組んだ配置になっています。
◆「湯殿跡庭園」解説
解説によると「庭石組からは戦国大名の庭らしく豪壮で力強い印象の感じられる庭です。
現在は枯池ですが山際で道水路が発掘され、戦国期には池に水がたたえられていたのが分かりました。」
5・中の御殿
◆一乗谷朝倉氏遺跡「中の御殿跡」
「中の御殿」の跡は朝倉義景の実母光徳院の屋敷跡と伝えられています。
◆「中の御殿」の解説
解説を見ると、この屋敷は南の道路に対して門を構え、この道路に面する南辺と東辺に土塁、さらに東辺土塁の外側と北辺に空堀をめぐらしているとあります。
「中の御殿」の推定全体図が書かれているので、お屋敷を想像してみました。
6・諏訪館跡庭園
◆諏訪館跡の石碑
「中の庭園」の奥となりにあるのが「諏訪館」。
「 諏訪館」は朝倉義景の妻である小少将(こしょうしょう)が居住した館であったと伝えられています。
そして諏訪館のお庭「諏訪館跡庭園」が最後の見学地です。
◆「諏訪館跡庭園」
諏訪館跡庭園は一乗谷で最も規模が大きい庭園で、上下二段の構成です
今見ている下段の滝石組の一番大きな岩は、4m13cmもあるそうです。
この石には江戸時代末期に彫り込まれた、3代貞景、4代孝景らの法名が記されています。
横にある山もみじは樹齢100年ほどの大木で、パンフレットにはこの紅葉の美しく映える様子がのっています。
以上で朝倉氏館群の見学は終了。
◆「諏訪館跡庭園」から復原町並を見下ろしたところ
このあと資料館へ向かいますが、約2キロほどです。
一乗谷朝倉氏遺跡資料館について(現在博物館になり新規オープン)
2022年10月1日博物館としてオープン
2022年10月1日からは、敷地の向かいに「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」として生まれ変わっています。
入館は要予約
平日・休日を問わず、必ず予約を。
ただし、JR越美北線に乗車しての来館は予約不要。
「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」料金時間
- 基本展示観覧料:700円、高校生400円、小中学生200円、70歳以上350円(特別展示は別途)
- 開館時間:9時から17時まで(入館は16時30分まで)
- 休館日:毎週月曜日、年末年始
※復原町並とのお得な共通観覧券もあります
「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」駐車場
- 駐車台数:普通自動車140台、大型バス10台、駐輪場10台
レンタサイクルあり、無料のコインロッカーあります。
詳細はホームページを⇒「一乗谷朝倉氏遺跡博物館HP」
「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」 所在地:福井県福井市安波賀中島町8-10
福井県福井市安波賀中島町8-10
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
以下は資料館として訪問したときのものです。
一乗谷朝倉氏遺跡資料館
◆一乗谷朝倉氏遺跡 中心付近の地図
上の写真の地図で、一番下にあるPが車をとめたところで、復原町並の南にある駐車場。
写真の一番上のPが「資料館」の駐車場です。
資料館・料金時間
「一乗谷朝倉氏遺跡 資料館」
- 開館時間:午前9時から午後5時(入館は午後4時半まで)
- 休館日:年末年始(12月29日から翌年1月2日。臨時休館する場合あり)
- 入館料:100円(復原町並220円とセットなら250円になります)
資料館展示品など
戦国時代に反映した城下町の姿を鮮明に伝える出土品の展示、発掘調査で明らかになった学術成果が公開されています。
国指定重要文化財を多数含む約500点の出土資料は見ごたえがあります。
歴史資料や一乗谷の地形模型・朝倉館復原模型等の展示、遺跡と朝倉氏の歴史などの紹介。
遺跡を見た後に行きましたが、先に資料館で知識を得てからの方がより理解が深くなるかもしれません。
2020年NHK大河ドラマの関連の資料、明智光秀のゆかりの地などの紹介もありました。
<大河ドラマのイベント>
大河ドラマ「麒麟がくる」の衣装や小道具、出演者の等身大パネルなどを展示。
<会期>
- 令和2年6月18日(木)~11月30日(月)
- 開催時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 会期中休館日:7月2日~10日、7月29日、9月16日、10月21日、11月11日~11月13日
<主な展示物>
- 番組紹介パネル
- 衣装(明智光秀・熙子)
- 等身大パネル(明智光秀、熙子、織田信長、藤吉郎(豊臣秀吉)
- 小道具(細川藤孝が朝倉義景に宛てた書状、明智光秀の数珠等)
<会場>
一乗谷朝倉氏遺跡資料館 エントランスホール
アクセス
- 車:北陸自動車道福井IC 国道158号線で8分
- JR:越美北線 JR 福井駅 15分
JR福井駅よりバスもあります。
一乗谷 朝倉氏遺跡をめぐる/博物館とモデルコースで約2時間(福井県福井市)【動画あり】・まとめ
一乗谷朝倉氏遺跡を見学するモデルコース(標準見学コース)は見学のみで約1時間。
資料館は見学時間 20分~50分。
資料館までの道は平たんなので、周辺の遺跡の数々(平面復原地区など)を見学しながら歩けるとよいかと思います。
もっと深く知りたいという方は、歴史探訪コースという案内がパンフレットにあったので紹介します。
所要時間は、城下町探訪:3時間、石仏探訪:2時間、山城探訪:2時間半となっています。
現地で地図は手に入りますし、余裕があれば一泊での旅の計画で歴史に浸りたいところです。
大河ドラマのイベントは11月末までなのでぜひ行ってみてくださいね。
2020年10月11日「資料館」訪問ここまで
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
※2020年10月11日(日)訪問見学・内容更新2022年10月7日
先に復原町並を見学してきました
一乗谷の観光・復原町並を歩く/所要時間/450年前の町人に(福井県福井市)
◆日帰り温泉、坂井市の「霞の郷温泉」がよかった!
霞の郷温泉・時間料金/食事(レストラン)を口コミ(福井県坂井市)
◆「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」 所在地:福井県福井市安波賀中島町8-10
福井県福井市安波賀中島町8-10
スポンサーリンク
コメント