◆熱田神宮西門の鳥居
名古屋に夏を告げる祭りとして知られる「熱田まつり」は、花火や屋台が出ることで魅力あるお祭りです。
熱田まつりは正式には、熱田神宮の例祭尚武祭(しょうぶさい)のことで、
天皇陛下のおつかいである勅使が参向される、熱田神宮で最も重要で荘厳な祭りです。
境内では普段は見られない武道や芸能が奉納され、宮中行事を見ているかのようです。
熱田まつり2024・開催日時
- 熱田まつり2024年の日程:6月5日(水)
- 熱田まつり2024年の時間:午前10時より
- 開催場所:本宮(奉納行事・境内、花火・神宮公園)
- 花火は19:40~20:30(雨天の場合、花火は6月6日(木)打上げ)
熱田まつりの行事の内容
◆熱田神宮 熱田まつり例祭(熱田神宮より)
<例祭>
神宮の恒例祭典・特殊神事のうち、最も重要かつ荘厳な祭典が例祭とされています。
この祭典では、宮司が祝詞を奏上し、勅使による御幣物(ごへいもつ)の奉納、御祭文(ごさいもん)の奏上が行われ、皇室の弥栄・国の平安が祈られます。
熱田まつり当日の熱田神宮の境内では、様々な武道の奉納が行われます。
武道の他にも、民謡やダンスなどの演芸や、俳句、茶道、華道、神楽など、たくさんの奉納行事があります。
中でも、笛や尾張新次郎太鼓による伝統的な舞の「熱田神楽」は、約1,800年踊り受け継がれてきたもので、この地方特有の舞としてぜひ一度見ておきたいものです。
飾りや彫りで装飾された神輿が熱田の森の中を担がれていき、鉢巻きを締めた伝統的なはっぴ姿の大人や子供たち、
そしてお祭りの参加者がその後を追います。
日が暮れると、樹齢1,000年の楠の森が「献灯まきわら」の提灯の明かりで輝きを増します。
約25万人が訪れる親しみやすいお祭りです。
地元の人は毎年この祭りから浴衣を着ることになるのですが、この祭りは扇子を手に屋台を覗き込むなど、まさに季節感満載の祭りです。
献灯まきわらを奉飾点灯
◆熱田まつり 献灯まきわら(熱田神宮より)
夕刻から各門で、献灯まきわらを奉飾点灯されます。
「献灯まきわら」とは、東、西、南の各門に365個の提灯が竿を使って組み立てられたドーム状の構造物。
1年間の無病息災を祈願して行われるものです。
熱田神宮では、熱田祭りの日に毎年浴衣を着るという慣習があるため、浴衣を身にまとった多くの人々がつどいます。
独特な形状を持つ献灯まきわらに、一斉に火が灯される光景は非常に幻想的です。
熱田まつり2024年の花火大会・日程・打ち上げ数
熱田まつりの夕方にはまきわらに献灯され、花火が1,000発も上がります。
- 花火大会の場所:神宮公園からの打ち上げ
- 花火の時間:19:40~20:30頃
- 雨天時は翌日の6月6日(月)に順延予定
神宮公園内は立入禁止となり、境内からは花火が良く見えません。
熱田神宮からは、樹木が邪魔をして見え辛いというのがちょっと残念。
そのため白鳥公園等からの観覧がすすめられています。
熱田祭りの花火が見える場所・穴場
熱田まつりの花火を見られる場所は、周辺の高台や公園で見ることができます。
熱田神宮周辺には、花火を見るのに適した高台や公園がいくつかあり、
近所の人の口コミなどから、いくつか紹介します。
<熱田まつり花火の穴場スポット・おすすめは白鳥公園>
◆白鳥公園:最寄り駅地下鉄名城線「熱田神宮西駅」下車4番出口より徒歩14分
花火の打ち上げ場所である熱田神宮公園が橋を挟んで対岸にあるため、良い場所を確保できれば、白鳥公園は素晴らしい観覧スポットになります。
地元の人は、この公園で熱田祭りの花火を観覧することが多いです。
熱田祭りの際に白鳥公園で観覧する場合は、早めに場所取りを行い、混雑を避けることをおすすめします。
◆名古屋国際会議場
◆堀川沿い遊歩道・旗屋橋など
◆イオンモール熱田
◆神宮東公園
こちらの場所からは、花火と夜景を一度に楽しむことができます。
熱田祭りの花火を楽しむ際は、混雑を避けるために早めの場所取りや周辺の交通情報を確認することも大切になります。
熱田祭りの交通規制図
※令和5年のものです。参考までに。
◆令和5年 熱田まつり 交通規制(愛知県警より)
令和5年の熱田まつりの交通規制は6月5日(月)、雨天は翌日に順延です。
県警の案内ページには、熱田区内全体が混雑するので電車・地下鉄・バス・タクシーをご利用下さい。とあります。
熱田まつりの屋台・出店
◆まつり屋台
熱田まつりには前夜祭があり、お祭りが始まる前日から境内には多くの屋台が立ち並びます。
熱田まつりの屋台では、焼きそば、たこ焼き、お好み焼き、焼き鳥、串かつなど、さまざまな日本のおなじみ料理が提供されています。
スイーツの屋台も人気で、たい焼きやどら焼き、わたあめ、りんご飴など、子供から大人まで楽しめる甘いお菓子が多く揃っています。
また、かき氷やアイスクリームなどの冷たいデザートも、暑い季節なので楽しめます。
屋台ならではのその場で調理される様子も楽しむことができ、迫力ある炎や香ばしい匂いが立ち込めるのが、まつり屋台の楽しみですね。
熱田まつりの歴史
熱田まつりは熱田神宮の例祭であり、尚武祭とも呼ばれます。
「尚武」とは、「武道・武勇を重んじる」という意味で、現在でも熱田まつりの日には、弓道や剣道、相撲などの武道の奉納が行われています。
6月5日は、古くから熱田神宮の境内にある摂社・南神宮で行われる神事「熱田天王祭」の日でした。
熱田まつりの起源は古く、平安中期に尾張地方で疫病が流行したため、神宮の南新宮社で疫病退散を祈ったところ、疫病がおさまったとされています。
その後、地元の人が祭礼を捧げるようになったと伝えられています。
熱田神宮へのアクセス方法・駐車場
◆JR熱田駅
公共交通機関でのアクセス方法
熱田神宮へのアクセスには、いくつかの鉄道駅が利用できます。
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名古屋鉄道「神宮前駅」:下車後、徒歩約3分で熱田神宮に到着します。この駅は、熱田神宮に最も近い駅で、アクセスが非常に便利です。
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JR「熱田駅」:下車後、徒歩約10分で熱田神宮に到着します。名古屋市内や他の地域からのアクセスにも便利な駅です。
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名古屋市営地下鉄名城線「伝馬町駅」:下車後、徒歩約5分で熱田神宮に到着します。名古屋市営地下鉄を利用する場合には、こちらの駅が最寄り駅となります。
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名城線「熱田神宮西(神宮西)」駅:下車後、徒歩約7分で熱田神宮に到着します。こちらの駅も名古屋市営地下鉄名城線を利用する場合のアクセスポイントです。
これらの駅を利用して、熱田神宮へお出かけください。
ただし、熱田まつりのときは、混雑が予想されので、時間に余裕をもってお出かけください。
車でのアクセス方法と駐車場
熱田まつりの期間中は、神宮内の駐車場は利用できません。
また花火当日は交通規制がかかり、
旗屋交差点~白鳥橋東交差点は車両通行禁止になります。
神宮前歩道橋は19:00~23:00の間に限り、通行禁止です。
お正月の初詣のときと同じ状況になり、例年人であふれるほどの混雑になります。
そのため車では近くの有料駐車場にとめるしかありませんが、熱田神宮近くは交通量も増えるため早めにきて駐車場を確保してください。
熱田まつり2024はいつ?場所/花火/屋台/時間やスケジュール/駐車場交通規制・まとめ
名古屋に夏を告げる「熱田まつり」は、熱田神宮内で一日にわたり、伝統芸能など様々な奉納行事があります。
前日からの屋台を楽しみ、献灯まきわらの点灯、そして花火を楽しみましょう。
熱田神宮近くのホテルからは、花火がみえる客室もあり、一泊してゆっくり参拝するのがおすすめ。
◆熱田神宮へ地下鉄でのアクセス方法・名古屋駅栄駅
◆熱田神宮の草薙館・入園料・時間・休館日・太郎次郎太刀を体験
熱田神宮 所在地:名古屋市熱田区神宮一丁目一番一号 下の行のワンクリックでコピーできます。
問い合わせ先:TEL:(052)-671-0852(月~日 8:30~16:30受付)
名古屋市熱田区神宮一丁目一番一号
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