犬山市の名所のひとつ「木ノ下城跡」は、犬山城の前身だった!
そうとは知らず見過ごしてきたものの、名鉄犬山駅のすぐ西にある名所を今回は素通りするわけにもいきません。
犬山駅から徒歩数分にあり、現在は「愛宕神社」になっていますが、当時のお城の名残りはちゃーんと残っているのです。
犬山城下町マップにも、吹き出し入りでしっかり書いてあるのです、いったいどんなところでしょう?
犬山城の前身「木ノ下城跡」は応仁の乱のころ
犬山城の前身のお城である「木ノ城跡」は戦国時代の始まり「応仁の乱(1467年~)」の二年後の1469(文明元年)年に建てられたお城。
当時尾張の国を治めていた織田広近という人が、美濃国との国境近くのこの場所に「木ノ下城」を築きました。
その後戦乱が激しくなるにつれて、平城の木ノ下城では防御面での不安もあるということで、1537年、織田信康が城主の時に三光寺山にお城を移すことに。
その三光寺山というのが、現在の犬山城がある山です。
犬山城の歴史の前には、「木ノ下城」を抜きには語れない歴史があるのですね。
木ノ下城跡は今は「愛宕神社」になっているので、鳥居があり、境内には社務所や駐車場もあります。
左に見えるのは遊具、子供たちの遊び場にもなっています。
「木ノ下城跡」愛宕神社の境内・秀吉も飲んだ?金明水
「木ノ下城跡」愛宕神社の境内の奥に進むと本殿があります。
愛宕神社の本殿が石垣の上に建っていますが、ここが木ノ下城の主殿の跡といわれています。
そして本殿の手前左に、井戸があります。
金明水と名付けられた井戸は、木ノ下城の時代に掘られたもの。
木ノ下城はなくなっても、当時のお城の形跡は残っていて、この井戸もそのひとつ。
犬山城の築城の後に秀吉が生まれていますが、この地域での争いや、木ノ下(秀吉の苗字)という地名からか、金明水は秀吉も飲んだかも?と犬山城下町マップには記されています。
詳しい事実は専門かにお任せするとして、犬山城の前身のお城を知ることができ、戦国時代の始まり今から550年前に、ふっと想いが飛んでいきます。
金明水があるのであれば、銀明水もある?
と調べてみたら、ここ愛宕神社の南西約100mにある井戸、「銀明水」も当時に掘られた井戸と伝えられていますよ。
名鉄犬山駅はこんな駅です、愛知の観光の拠点に⇒「名鉄犬山駅の周辺・駐車場とランチ(愛知県犬山市)」
木ノ下城跡・愛宕神社 愛知県犬山市
木ノ下城跡 愛宕神社
金明水・銀明水は、近くの尾張富士でも見られます・ハイキングで行ってね⇒「尾張富士からの下り道はサイクリングもできる・金銀明水の湧き水もあり(愛知県犬山市)」
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